Chaka Khan Chaka [CD]
チャカ・カーンがルーファスから独立しソロ・シンガーなるという噂は何年も前からあり78年に予想通リ彼女はルーファスから独立、ソロ・シンガーとしてワーナーと契約、充実した内容のファースト・アルバム「Chaka(恋するチャカ)」を79年にリリースする、ソウル界での彼女の卓越した個性と実力を考えたワーナーはアレサ・フランクリン、ロバー・タフラック、ラスカルズ、ホール・アンド・オーツらを手掛け、アーティストの良さを極限まで引き出す手法で大成功に導いているベテラン・プロデューサーのアリフ・マーディンを起用、チャカ・カーンの新しいスタートの為に、ジョージ・ベンソン、スタッフからリチャード・ティーとコーネル・デュプリーの2人、またアヴェレージ・ホワイト・バンドからはスティーブ・フェローニ、ヘイミッシュ・スチュアートアラン・ゴーリーの3人、デイヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ウィル・リー、フィルアップ・チャーチ、リック・マロッタ、アンソニー・ジャクソンなど、他にも超絶テクニックを持ったアーティストたちが参加、マーディンはアップテンポなものからバラードまで、曲によってメンバー配置を入れ替え、各曲に最適のミュージシャンを配置するという実に緻密なサウンドプロデュースを行ない、全編を通してポップソウル的なアプローチを中心にチャカ・カーンという稀有な才能を持ったヴォーカリストの魅力が最高に引き出されている、全10曲のどれも素晴らしい出来で、ルーファスの頃より数段上の円熟したチャカ・カーンの魅力が引き出されたアルバムで、その後チャカが影響を与えた、ホイットニー・ヒューストン、ローリン・ヒル、メアリー・J・ブライジ、ビヨンセなどに、影響を与えたアルバムでもある。
「I'm Every Woman」ダンス・クラシックの超名曲。
「We Got the Love」ジョージ・ベンソンとのヴォーカル・デュエット。
「Some Love」ウィル・リーのファンキーなべースから始まる曲。
「A Woman in a Man's World」この曲も名曲です。