SSブログ

荒井由実 14番目の月 [CD]


14番目の月

14番目の月

  • アーティスト: 荒井由実
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD


76年にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム「14番目の月」独身時代最後のオリジナル・アルバムで荒井由実としては最後のアルバム、この作品から松任谷正隆がプロデュースを担当するようになる。前作の「コバルト・アワー」を最後にティンパン・アレイとのレコーディングを離れた最初の作品で、ここから本格的に今の松任谷由実へと変わるアルバムと言える。バックのメンバーはベースにリーランド・スクラー、ドラムにマイク・ベアードのリズム隊、キーボード に松任谷正隆、コーラス に山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子、尾崎亜美、タイム・ファイブ、パーカッション に斎藤ノブ、ギター に松原正樹と鈴木茂などになり、シンプルなアコースティック・サウンドは余り無くなり、サウンド的にもかなり豪華になり、松任谷正隆のアレンジによる洗練されたサウンドはその後のポップス・シーンの方向性を明確に表している。シティ・ポップ初期の代表する名作アルバムである。


PRIVATE LIVE IN L.A.~The 14th Moon to acacia~2001.6.24から、アルバム「14番目の月」のレコーディングメンバーと25年ぶりに再会、アルバム「14番目の月」のナンバー6曲を演奏、あまりの素晴らし内容のセッションなので全曲を取り上げてみました。
「さざ波」

「14番目の月」

「天気雨」

「何もなかったように」

「中央フリーウェイ」

「晩夏(ひとりの季節)」

nice!(25)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Hi-Fi SET Love Collection [CD]


ラブ・コレクション

ラブ・コレクション

  • アーティスト: ハイ・ファイ・セット
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: CD


ハイ・ファイ・セットが77年に発表した3枚目のスタジオ・アルバム「Love Collection」。このアルバムは、オリコンのアルバム・チャートで11週にわたり首位を守り、1977年の年間チャートでも首位となる大ヒット作となった。 これだけのヒットとなった一つは荒井由実の楽曲提供した「雨のステイション」「中央フリーウェイ」のシティ・ポップを代表する名曲がアルバムに入っていた事とモーリス・アルバート のヒット曲のカヴァー「フィーリング」が先行シングルとしてヒットしたことが考えられる。また他の曲も「気絶するほど悩ましい」の作曲者梅垣達志や佐藤博などの作曲陣をそろえていて、どの曲も佳作揃いでクオリティの高さがある事、メンバーの山本俊彦も随所で優れた曲を書いている事、それに加えて山本潤子のソプラノ、山本俊彦のテナー、大川茂のバス・ヴォイスによる抜群のコーラスワークと都会的で洗練されたアレンジにより、さらにアルバムのクオリティを高めていて好内容な作品となっている。

「雨のステイション」今は亡き村上秀一のバラードのドラムが光ります。

「クリスタル・ナイト」山本俊彦の作曲、バックバンドのガルボジン(G.松原正樹 B.宮下恵補 P.新川博 D.重田真人)+Sax.淵野繁男によるライブ演奏、若き松原正樹のギターソロが光ります。

「中央フリーウェイ」こちらも村上秀一のノリのあるドラムが良いです。

「フィーリング」モーリス・アルバート のカヴァー、なかにし礼が日本語の歌詞を書いている。

nice!(26)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

山下達郎 IT'S A POPPIN' TIME [CD]


IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

IT'S A POPPIN' TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

  • アーティスト: 山下達郎
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD


78年3月、東京は六本木Pit Inにて収録されたライブ・アルバム「IT'S A POPPIN' TIME」。山下達郎のようなポップスのシンガーがこの場所で録音するのは初めてで珍しいと事でした、六本木Pit Inはジャズ・フュージョンのライブが中心の場所でしたが、山下はジャズ・フュージョン畑に多くの知り合いがいて、よくセッションなどで出入りしていていました、そして何よりも同じビルの上にあったCBSソニー・スタジオと回線がつながっていて、いつでもライブ・レコーディングが可能など色々なメリットからライブをここでおこなわれました。77年にはドラム:村上秀一、ベース:岡沢章、ギター:松木恒秀、キーボード:坂本龍一に山下自身のギターと歌のライン・アップで固定し、ライブを行い続けているうちにライブ・レコーディングをしてアルバムを作る話が出たそうです、こんな凄いメンバーなら当然の事です。このリズム・セクションに加えて、サックス:土岐英史、コーラス:吉田美奈子、伊集加代子、尾形道子が加わり最強のメンバーとなり、山下のイメージとしてはダニー・ハサウェイの名作「ライブ」のような歌物だけではなくインプロビゼーションをメインに据えたものに考え、また未発表曲や新曲、ブレッド&バターや洋楽のカヴァーまで加え、単なるライブ・アルバムにはしたくないという意図がはたらいている、濃密な空気が充満しているライブ・アルバムです。

「Rain Queen」このアルバムのために書き下ろした新曲。

「Solid Slider」アルバム「スペイシー」からの曲、もとからライブでの効果やインプロビゼーションを考慮した曲。

「Hey There Lonely Girl」ルビー&ザ・ロマンティックスの63年のヒット曲、こういうタイプのカヴァーを歌い始めた最初の作品。

「LOVE SPACE ~ WINDY LADY」このライブの出だしの曲だった「LOVE SPACE」、アルバム「サーカス・タウン」からの「WINDY LADY」はジャジーなアレンジで。

nice!(28)  コメント(4) 
共通テーマ:音楽

浜口茂外也 DIN DON [CD]


Din Don

Din Don

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2000/10/21
  • メディア: CD


70年代から現在に至るまで、細野晴臣、鈴木茂、吉田美奈子、高中正義、松任谷由美、山下達郎、SPEED、ウルフルズなどをはじめとする、膨大な数に及ぶトップ・アーティストのセッションに参加してきた名パーカッション・フルート奏者でもある浜口茂外也の10年ぶりのリーダー作「DIN DON」は2000年にリリースされた。父親は、音楽家の浜口庫之助。10代より、近所に住む細野晴臣と親交があり、75年に細野晴臣に誘われティン・パン・アレーのツアーにパーカッションとフルートで参加する。早稲田大学在学中にニューヨークに渡り、フルーティストのジェレミー・スタイグに師事する腕前で、チョット前に紹介した四人囃子の名曲「レディー・ヴァイオレッタ」のアルバム・バージョンでもフルートを吹いている。このアルバムの一番のききどころは浜口自身によるヴォーカルで、甘く、優しく大人の魅力を放つその声はマンボ、ボサノバ、ラテンなどを題材にしたシンプルなサウンドとマッチし独特の癒し系の味を全編に渡り醸し出している。このアルバムで浜口茂外也はパーカッション、フルート、ギター、キーボード、ボーカルと演奏者としてマルチな所を存分に発揮してます、吉川忠英のウクレレ、新川博のキーボード&アコーディオン、細野晴臣と小原礼と高水健二が一曲ずつベースで参加し、その最小限のユニットから出る音は、さりげないセンスから成るもので、今まで長年に渡り日本のミュージックシーンを支えていたのを感じられる素晴らしい演奏です。

「I Believe I Can Fly」

「Silencio」

「Din Don」

おまけで忌野清志郎と浜口茂外也の2人組ユニットのトーサンズ から「パパの歌」作詞:糸井重里、作曲:忌野清志郎。

nice!(26)  コメント(1) 
共通テーマ:音楽

佐藤竹善 Alive And Kickin' [CD]


ALIVE and KICKIN’

ALIVE and KICKIN’

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2000/11/01
  • メディア: CD


SING LIKE TALKINGのヴォーカリスト、佐藤竹善の初のソロ・ツアーの模様を収録した完全限定ライブ盤「Alive And Kickin'」は2000年にリリースされた。彼のカヴァー・アルバム「Corner Stone」と初のオリジナル・ソロ・アルバム「Fact Of Life」からの選曲で、ライブの内容はオリジナル・ナンバーとA.O.R.のカヴァー・ナンバーが半々で、このブログでも紹介しているエリック・タッグ、ボビー・コールドエル、ネッド・ドヒニー、ペイジズなどのカバーの選曲も思わずニヤリとさせてくれるものです。バック・バンドのメンバーもアメリカではレコーディングやツアーに引っ張りダコの“First Call”と呼ばれるミュージシャン達と随分前に紹介した13キャッツのキャットグレイが音楽監督をつとめています、その関係で13キャッツのドラマーだった沼澤 尚も参加しています、沼澤はTOTOのドラマーだったジェフ・ポーカロの父ジョー・ポーカロに師事していて、ジェフ・ポーカロとの縁も深いです。そのメンバー達の生み出すサウンドは基本的にシンプルで、またアコースティックなサウンドも採り入れ、だからこそ佐藤竹善の軽やかさと艶やかさとパッションのあるヴォーカルが際立つライブとなっています。佐藤竹善のヴォーカルの力量が浮き彫りとなるライブ・アルバムだと思います。


「僕が希むしあわせの形」

「You Need A Hero」ペイジズのカヴァー。

「What More Can I Tell You」

「Whatcha' Gonna Do For Me?」チャカ・カーンのカヴァー。

「What You Won't Do For Love」ボビー・コールドウェルのカヴァー。

「The Wings Of Time」今は亡きTOTOのドラマー、ジェフ・ポルカロに捧げられたナンバーで素晴らしい曲です。

nice!(28)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

松原正樹 35th Anniversary Live at STB139 [DVD]


松原正樹 35th Anniversary Live at STB139 / 21 NOV 2013 [DVD]

松原正樹 35th Anniversary Live at STB139 / 21 NOV 2013 [DVD]

  • 出版社/メーカー: Office Rocking Chair
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: DVD

今は亡き日本を代表するセッション・ギタリストである松原正樹のソロデビュー35周年、プロ生活40年を迎え、2013年11月21日に六本木STB139にて行われたライブ全楽曲を収録したスペシャルライブの映像を収めたDVD「松原正樹 35th Anniversary Live at STB139 」。メンバーはGuitar : 松原正樹 Guitar : 西村智彦 Bass : 松原秀樹 Drums : 渡嘉敷祐一 Sax & Flute & Percussion : 春名正治 Keyboards : エルトン永田 Keyboards : 南部昌江(松原正樹の奥さん) Vocal : 佐藤竹善 Vocal : 森下亜希子の豪華メンバーで 松原正樹最高傑作といえる感動的なライブです。特に幻とも言える「松原WORKSメドレー」では、愚か者~北ウィング~カナダからの手紙~中央フリーウェイ~渚のバルコニー~長い夜~微笑み返し~六本木純情派~真珠のピアス~案山子~さよならの向こう側~冷たい雨~瞳はダイアモンド~ANNIVERSARY~恋人がサタクロースのメドレーで、これまで松原正樹がレコーディングに携わって来た名曲たちのオンパレード。 音楽シーンそのものに影響を与え続けてきた数々の名ギターフレーズが、常に楽曲への寄り添い方を大切にする松原正樹という存在の大きさを再認識させてくれます。


「OverLap」作曲: 南部 昌江

「Across The Century」作曲: 南部 昌江

「松原 正樹 WORKS メドレー」



nice!(31)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

泉谷しげる 吠えるバラッド [CD]


吠えるバラッド

吠えるバラッド

  • アーティスト: 泉谷しげる イズミヤシゲル
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


泉谷しげるの12枚目のオリジナル・アルバム「吠えるバラッド」は88年にリリースされた。前作「ELEVATOR」から4年ぶりとなるアルバムで、全作詞・作曲・編曲:泉谷しげるとなっている。レコーディングでは吉田建、村上ポンタ秀一、RCサクセションの仲井戸麗市、ルースターズの下山淳らが参加し、後にLOSERというバンド名が付けられた。また、忌野清志郎や桑田佳祐(本作には「JOHN PAUL MacLENNON」という名義でクレジットされている)らがゲストとして参加。78年にリリースした加藤和彦プロデュースの名作アルバム「'80のバラッド」以降フォーライフ・レコードでの吉田拓郎と見解の相違が生まれこれがきっかけで「フォークの裏切り者」のレッテルを貼られ、客足が遠のく事となる、同時期に向田邦子からオファーがあった事をきっかけに俳優業を初め、役者としては成功し俳優業が忙しくなり音楽に集中できずに本業のミュージシャンとしては迷走していた泉谷しげる、一念発起をし本腰を入れて音楽を作るために、泉谷は自らライヴ会場に出向いて様々なバンドのライブを物色しメンバーを集め、クセの強いメンバーによる最強のバンドLOSERを結成し、LOSERとして3枚のオリジナル・アルバムを製作し、70年代の泉谷の名作を超えるような成功と評価を得ることになります。その最初の作品が「吠えるバラッド」です。


「長い友との始まりに」

「野性のバラッド」

「果てしなき欲望」

おまけで泉谷しげる with LOSERのライブから「国旗はためく下に」。

nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

小原礼 PICARESQUE [CD]


PICARESQUE(紙ジャケット仕様)

PICARESQUE(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 小原礼
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2011/10/26
  • メディア: CD


元サディスティックス・ミカ・バンドのベーシスト小原礼のファースト・ソロ・アルバム「PICARESQUE(ピカレスク)」は88年にリリースされた。ミカ・バンド脱退後の彼が10年間L.A.で暮らし、元フェイセズのイアン・マクレガン率いるバンプ・バンド、ボニー・レイットのレコーディングやツアーをなどを経験し86年に帰国、その経験を活かし作られソロ作というよりは、バンド感覚を重視し、自らがプロデュースをしたアルバムでした。作詞・作曲、ヴォーカルと、全面的に小原のパートナーとなったのは、ビーチ・ボーイズやローリング・ストーンズのサポートで活躍したブロンディ・チャップリン、もちろん小原のヴォーカルもいい味を出している。ドラムも高橋幸宏が2曲叩いた以外は、セッションマンのバーナード・デイヴィスを起用。当時は気鋭の若手だった小林武史がほとんどの曲に参加、また帰国を祝うように集まった昔からの仲間の大村憲司、加藤和彦、坂本龍一、矢野顕子、高中正義、鈴木茂、佐藤博などの豪華ゲスト陣が参加、あまり話題にはならなかったが、小原らしいしっかりとしたアルバムで、彼のスピリットが感じられる作品。全曲英語の歌詞で歌っているのと、長年の海外での音楽生活により日本人離れした内容の作品となっている、この時は長年日本を離れていたために日本の音楽事情がどうなっているのか解からなくて浦島太郎のような感じだったとも語っている。最初のサディスティックス・ミカ・バンド再結成(89年)のきっかけとなった作品でもある。
97年に尾崎亜美と結婚、高橋幸宏は尾崎亜美に物凄く感謝した逸話がある。


「Still Running」

「Worrying Kind」

「Hungryman」

「Everything I Ever Had」

nice!(27)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

パール兄弟 BLUE KINGDOM [CD]


BLUE KINGDOM

BLUE KINGDOM

  • アーティスト: パール兄弟
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1988/02/25
  • メディア: CD


83年結成したパール兄弟、サエキけんぞう(vocals・chorus)窪田晴男(guitars・synthesizers・chorus)バカボン鈴木(bass・stick bass・chorus)松永俊弥(vocals・drums・syndrum・chorus)の最強のメンバーによる88年に発売されたサード・アルバム「BLUE KINGDOM」は初のセルフプロデュースに挑戦、それに伴いニューウェーブ風味は若干後退しソリッドなギターロック調の楽曲が目立っているアルバムでした。サエキけんぞうのシニカルでコミカルな歌詞と、窪田晴男が生み出すポップでソリッドなギターサウンドは唯一無二の物で、またフィリーソウル風の爽やかPOPS、ジャズ風味すら漂う技巧派ロックインスト、ドリーミーな打ち込みバラードと初のセルフプロデュースで、バラエティに富んで引き出しの多さを見せてくれるアルバムでした。坂本龍一が参加した「地上げ屋ストンプ」のインスト・ナンバーも抜群の出来です。メンバーも個性的で、普段は歯医者さんのサエキけんぞうは作詞家としても活躍、サディスティック・ミカ・バンドやPSY・Sやムーンライダーズやアイドル達の数々のアーティストに詞を提供しているし、また 普段は坊主なのに、日本最強のテクニックを持つベーシストのバカボン鈴木、セッションギタリストとして今でも高く評価されている窪田晴雄、80年代半ばから90年代初めの時代を映した独特の世界は、センセーショナルで他には無い物でした。


「青いキングダム」

「100度目のBye Bye」

「ZOO・ZOO・ZOO」

「地上げ屋ストンプ」

nice!(24)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

爆風スランプ よい [CD]


よい

よい

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1985/11/01
  • メディア: CD


ヤマハ音楽振興会主催のバンドコンテストである「EastWest」(1981年)にて、最優秀グランプリを受賞した『爆風銃』(バップガン)はそれまでグランプリを獲得していたバンドはほとんどメジャーデビューしていたのに対して、彼らにはそういった話がなかった為、メンバーであったファンキー末吉と江川ほーじんは優秀グループ賞を受賞した『スーパースランプ』の常識破りのパフォーマンスをしていたサンプラザ中野とパッパラー河合をもう顔見知りだったファンキー末吉が勧誘、パッパラー河合とサンプラザ中野はスーパースランプを脱退、『爆風スランプ』を4人により結成。なお『爆風銃』は当時日本では珍しかった、ファンクミュージックを演奏するバンドでファンキー末吉と江川ほーじんと別れたホッピー神山やスティーブ衛藤(現・スティーヴ エトウ)らは後にPINKを結成してメジャーデビューする、このアルバム「よい」でもホッピー神山が参加している。『爆風スランプ』の過激パフォーマンス、放送禁止用語交じりの過激かつユニークな歌詞、歌詞に合わせた着ぐるみを着る、等からコミックバンドという見方をされたが、音楽も演奏もしっかりとしたバンドでした。84年にリリースされたデビュー・アルバム「よい」はハードなロックのスタンスに、コミカルな歌詞の入れ込むスタンスの『爆風スランプ』ならではのアルバムで、「たいやきやいた 」はヘビィ・メタルをパロディにした歌だし「うわさになりたい」のポップ・センスの良さもあり「無理だ」のギャグセンスの歌詞などが入った80年代ならではの遊び心がある物でした、この後の「Runner」のような売れ線を考えずに突き進んでいた頃の『爆風スランプ』の作品です。この後、米米クラブ、有頂天、聖飢魔Ⅱなど、アプローチは違えど80年代ならではの遊び心満載のバンドが出てくるきっかけになったアルバムでもあります。


「うわさになりたい」

「狂い咲きピエロ」

「無理だ!決定盤〜YOU CAN NOT DO THAT〜 」

「たいやきやいた 」

nice!(27)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽