渡辺 貞夫 MORNING ISLAND [CD]


MORNING ISLAND

MORNING ISLAND

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD


77年の「マイ・ディア・ライフ」で新しい渡辺貞夫を打ち出し、78年の「カリフォルニア・シャワー」で画期的な成功を納めた渡辺貞夫、79年にリリースした「モーニング・アイランド」は前作の「カリフォルニア・シャワー」の以上の出来で、常に満足することなく旺盛な探求心で新たな作品を作るあげる渡辺貞夫のミュージシャンとしての貪欲さは凄いものがある。「マイ・ディア・ライフ」と「カリフォルニア・シャワー」はリー・リトナー(g) デイヴ・グルーシン(p, el-p) チャック・レイニー(el-b) ハーヴィー・メイソン(ds)などの西海岸の一流ミュージシャン達を起用していたが、今回はニュー・ヨークにおける録音、アレンジ&コンダクとキーボードを担当したデイブ・グルージン以外はニュー・ヨークの精鋭のミュージシャン達が起用されている、西海岸のサウンドと渡辺貞夫の相性は良いと思っていたが、ニュー・ヨークのサウンドとの相性は更に上回るものだった。参加メンバーもデイヴ・グルーシン(p, el-p) エリック・ゲイル(g)ジェフ・ミロノフ(g)フラシスコ・センティーノ(b)スティーブ・ガット(dr)などだから当たり前なのかもしれない。デイヴ・グルーシンのストリングスとホーン・アンサンブルのアレンジも素晴らしい出来栄えでこの作品の聴きどころの一つ。「カリフォルニア・シャワー」の方が有名だと思うが、内容としてはこの「モーニング・アイランド」の方が数段上だと思っています。

「Morning Island」スティーブ・ガットのパーカッシブなドラムに乗って渡辺貞夫のフルートが美しく歌っています。

「Down East」ホットなリズムに乗って、渡辺貞夫のソプラノ・サックスが冴えわたります、エリック・ゲイルのソロも秀逸。

「Serenade」ジェフ・ミロノフのギターと渡辺貞夫のアルト・サックスと デイヴ・グルーシンのピアノ・ソロが光ります。

「We Are The One」ストリングスとホーン・アンサンブルよって盛り上がっていくデイヴ・グルーシンのアンサンブルのアレンジが光る曲。

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