Hi-Fi SET Love Collection [CD]
ハイ・ファイ・セットが77年に発表した3枚目のスタジオ・アルバム「Love Collection」。このアルバムは、オリコンのアルバム・チャートで11週にわたり首位を守り、1977年の年間チャートでも首位となる大ヒット作となった。 これだけのヒットとなった一つは荒井由実の楽曲提供した「雨のステイション」「中央フリーウェイ」のシティ・ポップを代表する名曲がアルバムに入っていた事とモーリス・アルバート のヒット曲のカヴァー「フィーリング」が先行シングルとしてヒットしたことが考えられる。また他の曲も「気絶するほど悩ましい」の作曲者梅垣達志や佐藤博などの作曲陣をそろえていて、どの曲も佳作揃いでクオリティの高さがある事、メンバーの山本俊彦も随所で優れた曲を書いている事、それに加えて山本潤子のソプラノ、山本俊彦のテナー、大川茂のバス・ヴォイスによる抜群のコーラスワークと都会的で洗練されたアレンジにより、さらにアルバムのクオリティを高めていて好内容な作品となっている。
「雨のステイション」今は亡き村上秀一のバラードのドラムが光ります。
「クリスタル・ナイト」山本俊彦の作曲、バックバンドのガルボジン(G.松原正樹 B.宮下恵補 P.新川博 D.重田真人)+Sax.淵野繁男によるライブ演奏、若き松原正樹のギターソロが光ります。
「中央フリーウェイ」こちらも村上秀一のノリのあるドラムが良いです。
「フィーリング」モーリス・アルバート のカヴァー、なかにし礼が日本語の歌詞を書いている。