Stéphane Grappelli Young Django [CD]
(。・_・。)2k さんのブログを見ていて思い出したのが、このアルバム「Young Django」。ジャンゴ・ラインハルトとの共演で知られるヴァイオリン奏者、ステファン・グラッペリの円熟期の1枚で、ラリー・コリエル(g)やフィリップ・カテリーン(g)と共に、ジャンゴに縁のある曲を鮮やかに再演、かつての盟友ジャンゴ・ラインハルトのメモリアル・アルバムです。80年にリリースされ、収録曲もQuintette du Hot Club de France時代の代表曲が中心で、その時代の音を再現するようなノスタルジックなアルバムではなく、とてもモダンなスウィング・ジャズといった感じでした。ジャズ・ヴァイオリンの至宝と言われ、ステファン・グラッペリのユーロ・ジャズ特有の哀愁を華麗にスウィングするヴァイオリンに対し、ラリー・コリエルとフィリップ・カテリーンのプレイはタイトル「ヤング・ジャンゴ」らしいジャンゴ・ラインハルト風のプレイと彼ららしい若い感覚のプレイも加わり素晴らしい演奏でした。デンマーク出身のベーシスト、ニールス・ヘニング・ペデルセンのプレイも縁の下の力持ち風に支えるビート感とソロも素晴らしく、個人的には傑作アルバムだと思います。全曲素晴らしいので、選曲に困り、7曲も選んでしまいました。
「Minor Swing」
「Djangology」
「Swing Guitars」
「Oriental Shuffle」
「Are You in the Mood?」
「Sweet Chorus」
「Gallerie St. Hubert」