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憂歌団 BLUE’S [CD]


BLUE’S

BLUE’S

  • アーティスト: 憂歌団
  • 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
  • 発売日: 1994/11/18
  • メディア: CD


75年、憂歌団はトリオレコードのショーボートレーベルからシングル「おそうじオバチャン」でデビュー(同曲は彼らの代表曲として知られているが、一週間後に「掃除婦に対して差別的な歌である」との理由により、放送禁止処分を受けた)、それは日本語によるブルースを確立する事となる、 その後スリーピー・ジョン・エスティスやマディ・ウォーターズやRCサクセションと共演し、ブルース・バンドとして活躍。88年にリリースされた「BLUE'S」はスタジオ・アルバムとしては9作目、プロデューサーに康珍化を迎えレコード会社も強力に憂歌団を全国区に売り出そうとしていたころの代表作、結成以来のヒット・アルバムとなる。憂歌団の中でも一番聴きやすいアレンジの曲が多く憂歌団を最初に入門するならこのアルバムです。大阪のブルースのアクの強さは無く、このアルバムだけで憂歌団を良さを語る事は出来ません。「大阪ビッグ・リバー・ブルース」は上田正樹の「悲しい色やね」のような歌謡曲テイストを加えたイメージですが、他の曲は今聴き直すと内田 勘太郎のギター・プレイにより洗練されたサウンドで聴きやすくなっていたことが解かります、ブルース好き以外の人達も聴ける最初の作品で知名度は確かに拡大したアルバムでした。

「大阪ビッグ・リバー・ブルース」

「とどかぬ想い ~I Say Love You, Only~」

「オンリー・ロンリー・ジャマイカ」

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Nelson Super Project Nelson Motown+ [CD]


Nelson Motown +

Nelson Motown +

  • アーティスト: Nelson Super Project
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD


ネルソン・スーパー・プロジェクト (Nelson Super Project) は、1998年に山下達郎のライブツアー「Performance '98-'99」のバックバンドとして集まった9人のミュージシャンが意気投合し、結成されたバンド。ライブ中心に活動していたが、ついに2002年にはファースト・アルバム「Nelson Magic」を製作、そして今回紹介するのは、6年ぶりに制作された「Nelson Motown+」は珠玉のモータウン・ヒット11曲とオリジナル2曲を加えたアルバムとなっている。メンバーは青山純(ドラムス) 伊藤広規(ベース)佐橋佳幸(エレキギター&アコースティックギター)難波弘之(キーボード)重実徹(キーボード)土岐英史(アルトサックス&ソプラノサックス) 佐々木久美(リードヴォーカル、バックグラウンドヴォーカル、ハモンドオルガン) 国分友里恵(リードヴォーカル&バックグラウンドヴォーカル) 三谷泰弘(リードヴォーカル、バックグラウンドヴォーカル、パーカッション)、セッションから始まったバンドらしく、カヴァーとメンバー各個人のオリジナルを持ち寄ってライブを行っていたが、メンバーの半数が作曲・編曲が出来るという極めて特殊なバンドだった。今回のアルバムは日本で作れる最高のモータウンのカヴァー・アルバムを作ろうと、この最高のメンバー全員が知恵を絞り持てる力を総動員して作り上げたアルバムである。あまり知名度は無かったので2枚のアルバムで終わってしまったのが残念、個人的には2枚とも大好きなアルバムです。2001年に行なわれた竹内まりやの18年ぶりのコンサートにも全員が参加しており(その時バンドマスターである山下達郎)山下・竹内夫妻との縁は深い。今回の紹介は、 アルバム「Nelson Motown+」からの「Ain't No Mountain High Enough」とファースト・アルバム「Nelson Magic」から「We Are Nelson(A Cappella)~Our Music」と、前にも紹介したライブの映像「THANK YOU 」です。

「Ain't No Mountain High Enough」作詞・作曲は、アシュフォード&シンプソン、最初のヒットはマーヴィン・ゲイとタミー・テレルよるもの、その後にダイアナ・ロスがドラマティックなアレンジで再ヒットし、カヴァーも無数にある超名曲。ゴスペル的コーラスがフィーチャーされたナンバー、竹内まりやも参加している。

「We Are Nelson(A Cappella)~Our Music」ファースト・アルバム「Nelson Magic」からのナンバーで「We Are Nelson(A Cappella)」は作詞:青山純、作曲:佐々木久美「Our Music」は作詞、作曲:元スターダスト・レビューの三谷泰弘。Nelson Super Projectらしさが一番伝わる曲。

「THANK YOU 」作詞、作曲:三谷泰弘、ターダスト・レビュー時代のナンバーを三谷のリード・ヴォーカルで、Nelson Super Projectが活動を始めた当初から演奏をしていたので、素晴らしいノリの演奏です、今年亡くなった土岐さんのサックスが良いです。

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Return to Forever Live at Montreux 2008 [DVD]


《Blu-rayスーパー・プライス2500》(期間生産限定)復活! リターン・トゥ・フォーエヴァー~ライヴ・アット・モントルー2008

《Blu-rayスーパー・プライス2500》(期間生産限定)復活! リターン・トゥ・フォーエヴァー~ライヴ・アット・モントルー2008

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
  • 発売日: 2013/03/20
  • メディア: Blu-ray


2008年、25年ぶりに復活したリターン・トゥ・フォーエヴァーがヨーロッパを代表するイヴェントであるモントルー・ジャズ・フェスティヴァルに出演したステージの映像を収めたものです。
リターン・トゥ・フォーエヴァーはチック・コリアが60年代末にマイルス・デイヴィスのグループで活躍し、アンソニー・プラクストンらとのカルテット「サークル」を経て71年に結成、チック・コリア、ジョー・ファレル(sax)スタンリー・クラーク(b)アイアート・モレイラ(per)フローラ・プリム(vo,per)のメンバーでデビューし旋風を巻き起こした。その後はチック・コリア、スタンリー・クラーク(b)ビル・コナーズ(g)レニー・ホワイト(dr)のメンバーで再スタート、ギターとキーボードを全面に出すロック色の濃いエレクトリック・サウンドが主体のバンドとなり、人気を獲得、その後ギターがアル・ディメオラに交代し、人気を不動の物にした。チック・コリアは語っている「再結成はスケジュールの問題だけだったこと、音楽的な友情のスピリットは全く変わっておらず、むしろ深まった事、そして再び一緒に音楽を創造するために再結成した、音楽的には全てが新しいし、友情という点に関しては以前よりもさらに絆が深まっている」と、チック・コリア、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイト、アル・ディメオラによる第二期リターン・トゥ・フォーエヴァーの黄金期の4人によるこのライブは各自のソロ・パートも絶妙な構成で盛り込まれ、超絶テクニックも含め、迫力ある演奏を展開している。エレクトリック・サウンドも好きなのですが、特に良かったアコースティック・サウンドの映像をピックアップしてみました。

「No Mystery」

「Al's Solo」

「Chick's Solo 」

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Carly Simon Boys In The Trees [CD]


Boys in Trees

Boys in Trees

  • アーティスト: Simon, Carly
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1988/05/09
  • メディア: CD


カーリー・サイモンが78年に発表した7作目のスタジオ・アルバム「Boys In The Trees」。アリフ・マーディンのプロデュースで、バック・ミュージシャンにはスタッフのメンバーを中心に、マイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーン等が参加、AOR的な都会的なサウンドと当時カーリー・サイモンの夫だったジェームス・テイラーの透明度の高いアコースティックなギターのアレンジが美しくフィットしている。キャロル・キングやジョニ・ミッチェルとも違う、色っぽさを加えた独自の個性を確立し、成熟したカーリー・サイモンの魅力を感じられるアルバムである。またヴォーカリストとしての成長を更に印象付ける一枚に仕上がっており、ソウル調からカリプソ、フォークのニュアンスまでといった音楽性の幅や洗練された味わいを聴かせている。マイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーンの素晴らしいサックス・ソロも聴きものだ。「You Belong to Me」と「Devoted to You」がシングル・ヒットしている。

「You Belong to Me」当時ドゥービー・ブラザーズに在籍していたマイケル・マクドナルドとの共作、ドゥービー・ブラザーズのアルバム『運命の掟』(1977年)にも収録されている。デヴィッド・サンボーンのサックス・ソロが素晴らしい。

「Devoted to You」エヴァリー・ブラザースが1958年にヒットさせた曲のカヴァーで、当時の夫のジェームス・テイラーがボーカルアレンジをしデュエットをしている。

「One Man Woman」ジェームス・テイラーが作曲、ソウル調の曲でマイケル・ブレッカーのサックスが聴ける。

「De Bat (Fly in Me Face)」カリプソ調のナンバーで、新しいカーリー・サイモンを聴かせてくれる楽しいナンバー。。

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Anita Baker Rapture [CD]


Rapture

Rapture

  • アーティスト: Baker, Anita
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1994/06/17
  • メディア: CD


ソウル・グループ「チャプター 8」の初期メンバーとして知られるアニタ・ベイカー。彼女が86年にリリースしたセカンド・アルバム「Rapture」、本作は前作以上のヒットとなり、彼女は完全に大スターの地位を手に入れた。この作品で彼女は、クリエイティブに関する責任も担当するようになり、アニタ自身がエグゼクティヴ・プロデューサーとなり、チャプター8からの旧知のマイケル・J・パウエルをプロデューサに迎え、さらにソングライターとしてもオリジナル作品を披露している。このアルバムを聴いて思ったことはこの頃に出て来たシャーデーらしいジャズ・フレイヴァーの曲もあるが、シャーデーよりポップでソウルフルである事、色々なジャンルを変幻自在に歌うアニタ・ベイカーのヴォーカルと曲が聴ける事、ソングライターとしての非凡な才能がある事、代表曲「Sweet Love」を筆頭に、このアルバムからは「Caught Up in the Rapture」、「Same Ole Love」、「No One in the World」、「Watch Your Step」の5曲がシングル・ヒットしている事で、その音楽に対する彼女の幅の広さを痛感したアルバムでした。87年のグラミー賞ではアルバムが最優秀女性R&Bヴォーカル・パフォーマンス、「Sweet Love」が最優秀R&Bソングを受賞している。 シングル・カットされた中から4曲を選んでみました、「Sweet Love」「Watch Your Step」は彼女の作曲です。

「Sweet Love」

「Caught Up in the Rapture」

「No One in the World」

「Watch Your Step」

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Rick James Street Songs [CD]


ストリート・ソングス

ストリート・ソングス

  • アーティスト: リック・ジェームス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: CD


リック・ジェームス、彼がその名を馳せる前には10年以上の下積み期間があり、そんな中でも彼はボビー・テイラー、デイビット・ラフィン、ザ・スピナーズらに楽曲を提供、スティーヴィー・ワンダーとの出会いでは大きな成功を生むことはなかったものの、ストーン・シティ・バンドとの1978年のシングル「You And I」は大ヒットを記録し、彼のシンプルながら軽快なファンク・サウンドは幅広い聴衆を魅了した。81年にはデビューから3年目にして5枚目のアルバムとなる彼の代表作「Street Songs」は、ヴォーカルだけでなく有能なベーシストらしいベースラインのグルーヴとで構成される「Super Freak」と「Give It To Me Baby」の2曲が大ヒットを記録しプラチナ・ディスクを獲得している、またスティーヴィー・ワンダー、テンプテーションズ、ナラダ・マイケル・ウォルデンなどのゲストを迎え一段と豪華に仕上がっている。彼の創り出した素晴らしいPファンク・グルーヴは、あのプリンスも彼から影響を受けている。この後作曲家、音楽プロデューサーとしてもプリンスやナイル・ロジャースとともに80年代のソウル、ファンク・シーンを牽引した。



「Give It To Me Baby」アルバムの一曲目、気持ちいいベースラインに乗ってスピード感あるPファンクが始まる。

「Make Love To Me」ナラダ・マイケル・ウォルデンがドラムを担当。

「Mr. Policeman」スティーヴィー・ワンダーを完全に意識して作った曲、スティーヴィー・ワンダーもハーモニカで参加。

「Super Freak」M.C.ハマーの「U Can't Touch This」の元歌のオリジナル・ソング。キャッチーなベースラインはリック・ジェームスらしい、テンプテーションズがコーラスで参加。

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BRUNO MARS, ANDERSON .PAAK, SILK SONIC  An Evening with Silk Sonic [CD]


AN EVENING WITH SILK SONIC

AN EVENING WITH SILK SONIC

  • アーティスト: BRUNO MARS, ANDERSON .PAAK, SILK SONIC
  • 出版社/メーカー: ATLANTIC
  • 発売日: 2021/11/12
  • メディア: CD


グラミー賞を数多く受賞している音楽界の至宝とも呼ばれているブルーノ・マーズとアンダーソン・パークとのスーパープロジェクト、シルク・ソニック待望のデビューアルバム「An Evening with Silk Sonic」。2016年ブルーノ・マーズのサード・アルバム「24K・マジック」のワールド・ツアーのオープニング・アクトを務めたのがアンダーソン・パークだったことからこのプロジェクトは始まっていく、デルフォニクスやスタイリスティックスといった70年代のスウィート・ソウルをそのまま再現したかのようなサウンドは2021年に生まれたものなのかと全世界が驚愕した。70年代のスウィートなソウル・ミュージックへのオマージュを感じさせるサウンドに21世紀のグッド・ヴァイブスを融合させた最高のアルバムに仕上がっている。今年の3月にリリースされた先行シングル「Leave the Door Open」は全米 No.1となった、7月にリリースしたセカンド・シングル「Skate」もヒット、「Smokin Out The Window」はデルフォニクスやスタイリスティックスを彷彿させるもの、しかもアルバムの幕開けを飾るイントロにはあのブーツィ・コリンズも登場していたり、D・マイル、ジェイムス・フォントルロイ、ベイビー・フェイス、ザ・ステレオタイプス、ラリー・ゴールドなどがこのアルバムのサウンドを支えている。3月にリリースされたシングル「Leave the Door Open」から8ヶ月、待ちに待ったアルバムが今月の12日にリリースされた、懐かしさと新しさを共にした最高の洗練されたソウル・サウンドを純粋に楽しめる1枚となっている。


「Leave the Door Open」

「Skate」

「Smokin Out The Window」

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Sting Duets [CD]


デュエッツ (SHM-CD)

デュエッツ (SHM-CD)

  • アーティスト: スティング
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2021/03/19
  • メディア: CD


アルバム「Duets」今年の3月にリリースされ、スティングの名デュエットやコラボレーションから選曲して一枚のアルバムにまとめたもの。ライ・ミュージックのシンガー シェブ・マミとの「デザート・ローズ」、エリック・クラプトンとの「イッツ・プロバブリー・ミー」(デヴィッド・サンボーンもチョットだけ参加)、一緒に制作したアルバム『44/876』がグラミー賞を受賞したシャギーとの「ドント・メイク・ミー・ウェイト」、日本の映画『阿修羅城の瞳』に提供されたハービー・ハンコックとの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、そしてズッケロ、メアリー・J.ブライジ、アニー・レノックス、シャルル・アズナヴール、ミレーヌ・ファルメール、メロディ・ガルドー、ガシらとの曲など、ジャンルも言語も超えた幅広い音楽性と先進性を示してきた印象的なコラボレーションを、あらためて堪能できる。そして、スティングによる全曲解説も掲載されている。
特にベナン共和国出身のシェラージーとのイングリッシュマン・イン・ニューヨークをアフリカン・イン・ニューヨークに変えてアレンジをし直し二人でデュエットしたのは秀逸の出来、実はこの曲は隠し味としてイギリス国家ゴッド・セイブ・ア・クイーンをマイナーのキーにしているメロディが入っているとスティングが言っている。


「Englishman / African In New York(feat.Shirazee)」

「Desert Rose(feat.Cheb Mami)」

「It's Probably Me (feat. Eric Clapton)」

「My Funny Valentine (feat. Herbie Hancock)」

「Don't Make Me Wait (feat.Shaggy)」

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Rory Gallagher " Live At Montreux " The Definitive Montreux Collection [DVD]


ライヴ・アット・モントルー アンソロジー 1975~1994 [DVD]

ライヴ・アット・モントルー アンソロジー 1975~1994 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: DVD


ロリー・ギャラガーが、75年から94年までにモントルーで行ったライブの中から選りすぐりのアクトを収めたDVD「Rory Gallagher " Live At Montreux " The Definitive Montreux Collection」。
アイルランド出身のロリー・ギャラガーは独学でギターを弾きこなすようになり、フォーク、ブルース、ロックンロールに身を捧げた生粋のロッカーだ。15歳の時に、地元の楽器屋で中古の61年製フェンダー・ストラトキャスターを購入、その塗装が剥げ落ち、年季の入ったストラトキャスターはロリー・ギャラガーのトレードマークとなる。66年に地元アイルランドでテイストを結成するが、当時はまだ地元アイルランドで知名度を得るのは大変難しく活動をロンドンに移し徐々に人気が出てくる、彼らはクリームのマネージャーでもあるロバート・スティグウッドと契約を結び、その関係でクリーム解散コンサートでは前座を務めブレイクを果たす事となる。しかし商業的なプレッシャーから解散、ソロとして活動初たロリー・ギャラガーは、ついに72年にはエリック・クラプトンを抜きメロディーメイカー紙の人気投票でトップ・ギタリストの栄冠に輝いた。このDVDの映像は75年、77年、85年、94年の計5回登場したモントルーのライブの中から40曲以上に渡って選び出したコレクションでどの時代の演奏も違った味わいがあり楽しいが、特に注目するのは70年代のステージである。同郷のアイルランドのギタリストのゲイリー・ムーアにも影響を与えたロリー・ギャラガーのライブを総括した物である。94年のモントルーでのライブの一年後、ツアー先のオランダのロッテルダムで倒れ肝臓移植手術を受けたが、その手術が原因となり合併症のため47歳の若さで残念ながら帰らぬ人となった。
70年代のライブから4曲選んでみました。


「Tattoo'd Lady 」

「Cradle Rock 」

「Pistol Slapper Blues」

「A million miles away」

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Creedence Clearwater Revival Pendulum [CD]


ペンデュラム

ペンデュラム

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: CD


クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、略してCCR。スワンプロック(60年代の終わりから70年代の前半にかけて呼ばれていたジャンル、さまざまな南部の音楽をミックスしたロック)の代表ともいえる存在だった。 ジョン・フォガティ (Vocal&G)とテュ・クック(B)、ダグ・クリフォード(DS) の3人が中学校時代に出会って結成したバンドに兄のトム・フォガティ (G) が加入して出来たバンドで全員カリフォルニア州サンフランシスコ出身だが、アメリカ南部のサザン・ロックの先駆的存在であった、68年にデビューすると当時ヒッピー文化が全盛だったサンフランシスコで人気がでる。楽曲のほとんどを作曲し、サックスからピアノまで自分で演奏するジョン・フォガティの才能に注目が集まりすぎたためにメンバー間の軋轢が生じ71年にバンドのマネージャーも兼任していた兄のトムが脱退その時に書かれた曲が「Have You Ever Seen The Rain?」でCCRの代表曲である、この曲の歌詞が「ベトナム戦争の反戦歌で、「雨」はアメリカ軍によるナパーム弾爆撃の隠喩である」という説が広く信じられているが事実は違うようである。この曲が収められているアルバム「Pendulum」は70年にリリースされCCRの代表作である。4年間余りという短い活動期間だったが、その後の西海岸の音楽に大きな影響を与えたバンドであった。

「Have You Ever Seen The Rain?」CCR結成50周年を記念して、2018年に制作された短編映像作品。

「Chameleon」この曲を聴くとドゥービー・ブラザースが影響を受けていると考えられる。

おまけで、当時のCCRの映像で「Lookin' Out My Back Door」歌詞の内容から当時はドラックでのトリップした歌と言われたがそんなことは無かったようだ、そんな事を言われる時代だった。

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