Wayne Shorter Quartet With A Net [CD]
ウエイン・ショーターのリーダー・アルバム「With A Net」がブルーノートよりリリースされた、ブルーノートからは43年ぶりのアルバムで、全曲ウエイン・ショーターの作曲。主に2011年のウエイン・ショーター・カルテットによるヨーロッパ・ツアーのステージを録音したもので、メンバーはダニーロ・ペレス(p)ジョン・パティトゥッチ(b)ブライアン・ブレイド(dr)で彼らとはもう10年以上に渡って一緒にやっているミュージシャン達、メンバー間のコラボレイションが限りなく密度を増して濃密なものになっていて、ウエイン・ショーター自身の内面をさらけ出し、ウエイン・ショーターの本質が姿を表し、そのプレイにメンバーが敏感に応え、ライブらしいこれ以上はない即興演奏とコラボレイションの限界へと繰り広げられるアルバムである。ウエイン・ショーターは、マイルス・デイヴィスのバンドからウエザー・リポートへといつもジャズの最前線を走り抜け、このアルバムをリリースした2013年には、まもなく80歳を迎えるこの年齢でこの音楽的野心とエモーショナル、パワーとエネルギーのあるウエイン・ショーターらしいプレイはジャズ・サックス奏者の最高峰といえる、やはり素直に感動をしてしまう。
「Orbits」ウエイン・ショーターがマイルスのバンドに参加した頃に書いた曲で66年のアルバム「マイルス・スマイルズ」に入っている、新しいアレンジと共にウエイン・ショーターの斬新でスリリングなソプラノ・サックスが聴ける。
「S.S.Golden Mean」ウエイン・ショーターのスピーディーなソプラノ・サックスが聴ける。
「Plaza Real」前回取り上げたウェザー・リポートの「プロセッション」に収められていた曲。
「Pegasus」23分を超える曲で、イマニ・ウィンズという木管アンサンブルのチームが参加、天空をかけるペガサスをモチーフにしたウエイン・ショーターの自在なプレイが聴ける。
Weather Report Procession [CD]
ウェザー・リポートの12枚目のオリジナル・アルバム、83年にリリースされた「プロセッション」前作でジャコ・パストリアスとピーター・アースキンとロバート・トーマスr.がグループを脱退(3人とも新たな活動を本格的にしたいための脱退)代わってオマー・ハキム(dr)が初めに決定し、ベーシストとパーカッション奏者をオマー・ハキムに選ばせ、ヴィクター・ベイリー(b)とホセ・ロッシー(per)が決定した、3人とものマイケル・ウルバニアクの紹介よるもので、特にオマー・ハキムを強く推奨していたのが大きかった、マイケル・ウルバニアクはポーランドのジャズ・ミュージシャンでヴァイオリン、リリコン、サクソフォーンを演奏する超個性的なミュージシャン、彼の事はどこかで紹介したいと思います。アルバム・タイトル「Procession」とは、直訳すると「行進」「行列」という意味がコンセプトとなり、新生ウェザー・リポートの重要な意味を持つアルバムである。特にゲストとして参加したマンハッタン・トランスファーの「Where The Moon Goe」は世界を行進しながら平和を祈願するストリー性はウェザー・リポートらしい物語性が強く感じられた。この方向性は続く3枚のアルバムにも引き継がれ、ボーカルをフィーチャーした楽曲を収録していくこととなる。やはりジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターの2人がいて ウェザー・リポートが成り立っているのを再確認したアルバムでもある。
「Where The Moon Goe」Live Under The Sky ’83からの映像、マンハッタン・トランスファーの代わりにジョー・ザヴィヌルとオマー・ハキムがボコーダーによるヴォーカルをとり、また2人のソロやり取りがコミカルですが、物凄い演奏をしています。
「Two Lines」シンプルはモチーフの繰り返しによってヴォルテージを上げていくナンバー、ウェザー・リポートらしさが出ている、オマー・ハキムとヴィクター・ベイリーによるビートが炸裂している。
「Molasses Run」オマー・ハキムの作曲、彼はドラム以外にも作曲とヴォーカルも出来るマルチなミュージシャンでポップでファンキーなソロ・アルバムも出している。
Sonny Rollins Live In Montreal 1982 [DVD]
ソニー・ロリンズは豪快で艶のある音色はテナーサックスの特徴を究極まで引き出し,独特の大らかなフレーズやメロディアスなアドリブを繰り出す音楽センスを持ち合わせ、若くして多くのジャズミュージシャンに神格化されてきました。豪快な見た目と演奏とは裏腹にとても繊細な方だったようですが。彼はそれこそ1950年代から2010年代まで長く現役で活躍されているのですが、その間、3度引退してます。1度目の引退はどうもドラッグ絡みのようです、2度目と3度目は音楽性にいきづまってのこと。特に2度目はオーネット・コールマンのフリージャズに衝撃を受けたことが大きいみたいですね。晩年の演奏も素晴らしいですし、長年、第一線で活躍されているのは3度も引退しながらも自身の音楽を追求し努力した結果だと思います。
このDVDは82年のモントリオール・ジャズフェスティバル物なのですが、好きなギタリストの増尾好秋が共演しているので購入、彼は73年から76年にかけてソニー・ロリンズのバンドに参加していたので驚く事はなかったのですが、もう少し増尾さんをフューチャーしてくれると嬉しかったです、もう一人のギタリストのボビー・ブルームをフューチャーしていて、彼は当時若手のギタリストで注目されていて80年のGRPオールスターズのメンバーとして来日した時に生で見たギタリストでした、80年代にロリンズのバンドに長期に在籍し、87年頃にはマイルスのバンドに参加していたという輝かしい実績があるのにその後はほとんど話題にのぼることはありませんでした。話がそれましたが80年代に入ってもソニー・ロリンズが健在であることを感じられる映像でした。
「Don't Stop the Carnival」ロリンズのカリプソ趣味と、以前南米で仕事をした時にボサノヴァを吸収したジム・ホールの素養により、ラテン音楽からの影響が強い作品。スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの大ヒット作『ゲッツ/ジルベルト』よりも早い時期に、ブラジリアン・ジャズ的な音楽を披露していた。
おまけで「Jack In The Box」LIVE UNDER THE SKY '83のソニー・ロリンズのライブからメンバーはパット・メセニー(g)ジャック・ディジョネット(dr)アルフォンス・ジョンソン(b)のスーパー・セッション。
Monty Alexander - Herb Ellis - Ray Brown Triple Scoop [CD]
このアルバム「トリプル・スクープ」はレイ・ブラウン、ハーブ・エリス、モンティ・アレキサンダーの3人がトリオを組み、「トリプル・トリート」(82年)「トリプル・トリートⅡ」(87年)「トリプル・トリートⅢ」(87年)の3枚のアルバムを全部あわせて2枚組した物です。
モンティ・アレキサンダーはジャマイカ出身でカリプソやレゲエに親しんで育つも、ピアノ・スタイル形成の時にオスカー・ピターソンから絶大な影響うけたピアニスト。大ベテランのハーブ・エリスはチャーリー・クリスチャン直径のダイナミズムに白人特有のブルース・フィーリングが加わるサウンドが魅力のギタリスト。同じく大ベテランのレイ・ブラウンはディジー・ガレスピー、ソニー・ロリンズ、ビル・エバンスとの共演などや、オスカー・ピーターソン・トリオでの活躍した、スーパー・ベーシスト、このアルバムでももうこれ以上なないバランス感覚でステディで洒落たバッキングとソロを繰り広げている。トリプル・トリート名義での3作品は、ナット・キング・コールからオスカー・ピーターソンの流れを汲むドラムレスのコンセプトを最大限に引き出し、彼らのアイデアを活かした思いもよらぬアレンジで聴かせ、ドラマーがいないことを忘れさせるスイング感覚やスピード感は、西海岸のジャズ・クラブを拠点に顔を合わせるたびにセッションを興じてアンサンブルに磨きをかけたたまもので、肩ひじ張らないコンボ・ジャズの魅力、あるいはドラムレス・トリオが漂わせる大人の音楽と言っていい落ち着きは、トリプル・トリートのセールス・ポイントとなっている。もう一つの焦点はゲストで参加したベテラン・バイオリン奏者ジョン・フリーゴの優雅な雰囲気を演出しているのを最後に加えなくてはならない。
「When Lights Are Low」
「(Meet The) Flintstones」
「Sweet Lady 」
「Small Fry」
Stéphane Grappelli Young Django [CD]
(。・_・。)2k さんのブログを見ていて思い出したのが、このアルバム「Young Django」。ジャンゴ・ラインハルトとの共演で知られるヴァイオリン奏者、ステファン・グラッペリの円熟期の1枚で、ラリー・コリエル(g)やフィリップ・カテリーン(g)と共に、ジャンゴに縁のある曲を鮮やかに再演、かつての盟友ジャンゴ・ラインハルトのメモリアル・アルバムです。80年にリリースされ、収録曲もQuintette du Hot Club de France時代の代表曲が中心で、その時代の音を再現するようなノスタルジックなアルバムではなく、とてもモダンなスウィング・ジャズといった感じでした。ジャズ・ヴァイオリンの至宝と言われ、ステファン・グラッペリのユーロ・ジャズ特有の哀愁を華麗にスウィングするヴァイオリンに対し、ラリー・コリエルとフィリップ・カテリーンのプレイはタイトル「ヤング・ジャンゴ」らしいジャンゴ・ラインハルト風のプレイと彼ららしい若い感覚のプレイも加わり素晴らしい演奏でした。デンマーク出身のベーシスト、ニールス・ヘニング・ペデルセンのプレイも縁の下の力持ち風に支えるビート感とソロも素晴らしく、個人的には傑作アルバムだと思います。全曲素晴らしいので、選曲に困り、7曲も選んでしまいました。
「Minor Swing」
「Djangology」
「Swing Guitars」
「Oriental Shuffle」
「Are You in the Mood?」
「Sweet Chorus」
「Gallerie St. Hubert」
渡辺 貞夫 MORNING ISLAND [CD]
77年の「マイ・ディア・ライフ」で新しい渡辺貞夫を打ち出し、78年の「カリフォルニア・シャワー」で画期的な成功を納めた渡辺貞夫、79年にリリースした「モーニング・アイランド」は前作の「カリフォルニア・シャワー」の以上の出来で、常に満足することなく旺盛な探求心で新たな作品を作るあげる渡辺貞夫のミュージシャンとしての貪欲さは凄いものがある。「マイ・ディア・ライフ」と「カリフォルニア・シャワー」はリー・リトナー(g) デイヴ・グルーシン(p, el-p) チャック・レイニー(el-b) ハーヴィー・メイソン(ds)などの西海岸の一流ミュージシャン達を起用していたが、今回はニュー・ヨークにおける録音、アレンジ&コンダクとキーボードを担当したデイブ・グルージン以外はニュー・ヨークの精鋭のミュージシャン達が起用されている、西海岸のサウンドと渡辺貞夫の相性は良いと思っていたが、ニュー・ヨークのサウンドとの相性は更に上回るものだった。参加メンバーもデイヴ・グルーシン(p, el-p) エリック・ゲイル(g)ジェフ・ミロノフ(g)フラシスコ・センティーノ(b)スティーブ・ガット(dr)などだから当たり前なのかもしれない。デイヴ・グルーシンのストリングスとホーン・アンサンブルのアレンジも素晴らしい出来栄えでこの作品の聴きどころの一つ。「カリフォルニア・シャワー」の方が有名だと思うが、内容としてはこの「モーニング・アイランド」の方が数段上だと思っています。
「Morning Island」スティーブ・ガットのパーカッシブなドラムに乗って渡辺貞夫のフルートが美しく歌っています。
「Down East」ホットなリズムに乗って、渡辺貞夫のソプラノ・サックスが冴えわたります、エリック・ゲイルのソロも秀逸。
「Serenade」ジェフ・ミロノフのギターと渡辺貞夫のアルト・サックスと デイヴ・グルーシンのピアノ・ソロが光ります。
「We Are The One」ストリングスとホーン・アンサンブルよって盛り上がっていくデイヴ・グルーシンのアンサンブルのアレンジが光る曲。
Raydio [CD]
ハイティーン時にスティーヴィー・ワンダーのギタリストに選抜され、早熟にした幸運なスタートを切ったレイ・パーカーJr.、その後はチャカ・カーン&ルーファス、アレサ・フランクリン、テンプテーションズ、ザ・ベンチャーズ、スピナーズ、デニース・ウィリアムズ、ハーヴィー・ハンコックなどセッションに参加してギタリストとしてを腕を磨いた。 セッション・マンとして超一流だったレイ・パーカーJr.がジェリー・ナイト(b)らと新しいバンド「レイディオ」を結成、後にレイ・パーカーJr.&レイディオとバンド名を変え、1981年に「ウーマン・ニーズ・ラブ」が全米R&Bチャート1位のヒットを記録、1984年、映画『ゴーストバスターズ』の同名主題歌が全米1位(日本のオリコン洋楽チャートでも1位)の大ヒットとなる。78年にリリースされたデビュー・アルバムが「Raydio 」である。(チョット前に紹介したシェリル・リンのデビュー・アルバムも同じ78年で作曲とギターで参加している、彼がいかに忙しく一流だったかが解かる。)自ら歌い、曲を書き、プロデュースをし、セールス的にも成功したアルバムで、コマーシャル的な作品を作れる才能を持ち、コマーシャル的なプロデューサーの才能を証明されたアルバムで、有能なスタジオ・ミュージシャンが自分のアルバムを売り出し成功した数少ない例である。
「Jack and Jill」
「Honey I'm Rich」
「Lets Go All the Way」
「Get Down 」
Steely Dan Royal Scam [CD]
前回紹介したベーシストのチャック・レイニーとスティーリー・ダンは深い関係があって、スティーリー・ダンのサード・アルバム「プレッツェル・ロジック」(74年)から「ガウチョ」(80年)までとドナルド・フェイゲンのソロ・アルバム「ナイトフライト」(82年)のすべてのアルバムにベーシストとして参加し、スティーリー・ダンの緻密なアレンジによるサウンドのリズム・セクションを支え素晴らしいグルーブを出してきた立役者です、この「Royal Scam(幻影の摩天楼)」でもアルバム9曲中の8曲をプレイし素晴らしいプレイをしています。76年にリリースした「Royal Scam(幻影の摩天楼)」はドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカー以外をセッション・ミュージシャン中心のレコーディングに本格的にシフトした最初のアルバムで、本作の立役者はラリー・カールトンのギター・プレイと言えるでしょう、ジャズとロックのフィーリングを合わせ持つプレイは素晴らしいものでした、後のラリー・カールトンのインタビューでカールトンだけがデモテープをもらい予習していたとのことでした、フェイゲンとベッカーの補佐的な役割もしていたらしく、他のミュージシャン達に色々な支持もし、また自分の弾くべきリフやフレーズ、ソロをいくつか考え持参していたらしく、他のミュージシャン達に比べて突出したプレイはその為だったのかと思い納得、カールトンはフェイゲンもベッカーも同世代で同じ方向性のミュージシャンだったからと語っていて、そのサウンドの相性の良さは素晴らしかったと語っていて、妙に納得してしまいました。前作「Katy Lied」を更に上回る出来となり、このアルバムでスティーリー・ダンのサウンドはほぼ完成し、次の傑作アルバム「エイジャ」と繋がっていきます。
「Kid Charlemagne」
「Dont Take Me Alive」
「Sign In Stranger」
「Green Earrings」
Chuck Rainey The Chuck Rainey Coalition [CD]
チャック・レイニーはモダン・エレクトリック・ベースの元祖の一人と言われる存在で、2フィンガーのピチカートから繰り出される16分音符を大胆に使ったフレーズから生まれるグルーブ感はジャコ・パストリアス、スタンリー・クラークなどをはじめとする、後のベーシストたちに多大な影響を与えている。日本でも細野晴臣がフェイバリット・ベーシストの一人として挙げている、細野晴臣のベース・プレイを聴くとその影響が良くわかる。そのチャック・レイニーが69年にスタジオ・ミュージシャンの仲間とセッションから作りあげたアルバムが「The Chuck Rainey Coalition」でスタジオ・ミュージシャンたちが自己主張した、最も初期の作品で画期的なもので、彼らのオリジナル曲を中心に全編インストゥルメンタルで聴かせるアプローチでした。コーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、リチャード・ティー、バーナード・パーディなどがクリエイティブなセッションを繰り広げている。リリース当時は評価されなかったが、時間が経つにつれて評価は高まっていった。新しい音楽を創り出そうとした熱い思いと高い音楽性を感じてほしい。
「Eloise (First Love)」10年後のリチャード・ティーのファースト・アルバムにも入っている名曲。
「How Long Will It Last」スタッフのファースト・アルバムにも入っている名曲。
「Got It Together」70年代に小林克也のラジオ番組のテーマ曲に使われていました、さすが小林克也、センス良さに脱帽です。
Allen Toussaint Southern Nights [CD]
前回に紹介したジョー・コッカーのアルバム「 Luxury You Can Afford (青い影)」のプロデューサー、アラン・トゥーサンは、1960年代から70年代にかけて数多くのアーティストのプロデュース、ピアニストとして、作曲、編曲を手がけ、ニューオーリンズのR&Bシーンを影から支えてきた。彼が関わったアーティストは、アーマ・トーマス、リー・ドーシー、アーニー・ケイドー、ミーターズ、ラベル、ポール・サイモン、ザ・バンドなど、広範囲に渡る。60年代は、自らの作品よりも他のアーティストのプロデューサーとして活躍したトゥーサンだが、70年代になると自己名義のアルバムを複数リリースし、特に75年は彼の当たり年でウイングスの「ヴィーナス・アンド・マース」にピアノで参加し 、ラベルの「レディ・マーマレード」は彼のプロデュースにより大ヒットしている、そして75年にリリースした4作目のアルバム「Southern Nights」は、ミーターズと共に作りあげた傑作、彼の代表作と言わている、アルバムに収められた「Southern Nights」は1977年にグレン・キャンベルによってカヴァーされ、キャンベルのバージョンはビルボード・トップ100で1位を獲得、「What Do You Want the Girl to Do? 」はボズ・スキャグスが名作アルバム「Silk Degrees」でカヴァーしている。ニューオーリンズらしい泥臭さをあまり感じさせない新しいスタイリッシュなアルバムで、アラン・トゥーサンのマルチな才能を感じられる、このアルバムはヒットはしなかったが、R&Bやソウルだけでなくロックにも大きな影響を与えたアルバムと言われている。
「Last Train」
「Country John」
「Southern Nights」
「What Do You Want the Girl to Do? 」