Syreeta One To One [CD]
シリータはモータウンに秘書として入社し、その後60年代半ばからバックシンガーに起用され、60年代後半には 前回のチャカ・カーン「I'm Every Woman」を作曲したアッシュフォード&シンプソン制作によるシングルでソロ・デビューを飾っている。その後スティーー・ワンダーと出会い、72年~74年の短い間結婚をしソングライティングの才能を開花させた。このアルバム「One To One」のプロデューサー、レオン・ウエアはフリー・ソウル・シーンで人気のあるアーティストで、元々はモータウンのお抱えの作曲家、このアルバムの前年の76年にマーヴィン・ゲイのアルバム「I Want To」のタイトル曲「I Want To」はリオン・ウェアの作曲で自身の為に書いたのだが、モータウンのベリー・ゴディの策略によりマーヴィン・ゲイが歌うことになりマーヴィン・ゲイそのまま譲り受け歌い、彼の代表曲となっている。メロウな作品を得意とするリオン・ウェアのプロデュースと作曲力、同じくフリー・ソウル・シーンで人気のシリータのハイトーンでキュートなヴォーカルと作曲力が融合したアルバム「One To One」は当時流行っていたメロウ・サウンドの傑作作品です。
「One To One」アルバムの一曲目、シリータの作曲、心地良いグルーヴが最高です。
「I Don't Know」フリーソウル・クラシック、レオン・ウエアの作曲。メロウ・グルーヴが最高です。
「Rest Yourself」シリータの作曲、シリータらしさが良く出ている、デヴィッドTウォーカーのギターが良いです。
「Harmour Love」スティーヴィー・ワンダーの作曲、この曲だけ彼がプロデュースしている。