Working Week Working Nights [CD]
Working Nights (DELUXE EDITION)
- アーティスト: Working Week
- 出版社/メーカー: Cherry Red
- 発売日: 2012/10/29
- メディア: CD
ワーキング・ウィークはギタリストであるサイモン・ブースとサックス奏者であるラリー・スタビンスが83年に結成、翌年にデビュー・シングル「Venceremos (We Will Win)」をリリース、このボサノヴァ・タッチの曲はロバート・ワイアットとエヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンのボーカルで歌われている。デビュー・アルバムの「ワーキング・ナイツ」は、ボーカリストのジュリエット・ロバーツ(彼女の歌声はチャカ・カーンから影響を受けているのではないだろうか)がバンド・メンバーとして追加される、85年にリリースされた。アシッド・ジャズという言葉はまだなかったが、そのブームを巻き起こすきっかけとなった、ワーキング・ウィークの傑作デビュー・アルバムである。プロデューサーのロビン・ミラーが所有しマイク・ペラがエンジニアリングを手掛けるロンドンのパワー・プラント・スタジオからはこの時期に3枚もの名作が生まれた、エヴリシング・バット・ザ・ガールの「Eden」シャーデーの「Diamond Life」と本作で、どれもファースト・アルバムであり、ジャズをまとった疑惑の音楽がイギリスから押し寄せて来た時代だった。
マービン・ゲイの名曲のカヴァー「Inner City Blues」や、ボーナストラックとして、ロバート・ワイアットとエヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンのボーカルのシングル曲で、シャーデーにも似た「Venceremos (We Will Win)」も聴ける。
「Inner City Blues」
「Who’s Fooling Who」
「Autumn Boy」
「Venceremos (We Will Win)」