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Carpenters Carpenters [CD]


カーペンターズ

カーペンターズ

  • アーティスト: カーペンターズ
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD


カーペンターズが71年に発表したサード・アルバム「Carpenters」。シングル・カットされた「Rainy Days And Mondays」「Superstar」「For All We Know」の3曲すべて全米トップ3に入り、巨匠ヘンリー・マンシーニより直々に送られた「Sometimes」はカレンがリチャードのピアノ伴奏のみで歌う美しいナンバーや、先日94歳で亡くなったバート・バカラックの作曲したヒット曲をカヴァーした「バカラック・メドレー」はカレンの歌とドラム、リチャードのキーボード、二人のコーラス多重録音だけでバート・バカラックの創造性を表現している。ポップス性と高度な音楽実験のバランスが絶妙で、カレンの切なさが自然と心にしみる魔法がかかっているアルト・ヴォイスも素晴らしく、カーペンターズが独自の音楽スタイルを完成したアルバムだと言える、この後の名作アルバム「A Song For You」「Now & Then」につながる作品である。今年2月4日でカレン・カーペンターが32歳の若さで亡くなって40年がたった。

「Rainy Days And Mondays」作:ロジャー・ニコルズ、ポール・ウィリアムズ

「Superstar」作:レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット

「Bacharach Medley:Knowing When to Leave~Make It Easy on Yourself~(There's) Always Something There to Remind me~I'll Never Fall in Love Again~Walk On By~Do You Know The Way to San Jose」

「Sometimes」作:フェリス・マンシーニ、ヘンリー・マンシーニ

おまけで「Bacharach Medley」のライブ・ヴァージョン

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Suzi Quatro [CD]


サディスティック・ロックの女王

サディスティック・ロックの女王

  • アーティスト: スージー・クアトロ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/12/24
  • メディア: CD


スージー・クワトロはアメリカ・デトロイト生まれ、姉パティらとガールズバンド「ザ・プレジャー・シーカーズ」を結成(後にもう一人の姉アーリーンと妹のナンシーも加入)地元デトロイトを拠点にジェファーソン・エアプレインらとアメリカ各地をツアーで回った、この頃にまだ駆け出しのテッド・ニュージェントやボブ・シーガーといった、同郷のロックミュージシャンとも交流を深めている。鳴かず飛ばずの数年を経て、73年に入ってからハードロック路線へのイメージチェンジのため、作曲チームにニッキー・チンとマイク・チャップマンを迎え、セカンドシングルの「キャン・ザ・キャン」は、イギリスを含むヨーロッパ及びオーストラリアでナンバーワン・ヒットを記録した、本アルバムもオースラリア、日本を含む世界諸国でヒット、続いてリリースされた「48クラッシュ」も大ヒットする。ベースを弾きながら全身全霊でシャウトする姿はこの時代のロックのアイコンとなった。エルビス・プレスリーのカヴァー「オール・シュック・アップ」はエルビスのお墨付きだと彼女は主張している。

「Can The Can」

「48 Crash」

「All Shook Up」

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Electric Light Orchestra Eldorado [CD]


Eldorado

Eldorado

  • アーティスト: Electric Light Orchestra
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2001/06/12
  • メディア: CD


エレクトリック・ライト・オーケストラは、イングランド出身のロックバンド、通称「ELO」。ロックバンドにストリングス楽器担当(チェロ2名、バイオリン1名)がメンバーとして在籍するユニークな編成で、クラシックの弦楽三重奏の要素を取り入れた独特のサウンドが特徴だった。「エルドラド」は、74年に発表されたエレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)のスタジオ・アルバムで、夢の国「エルドラド」を夢みてさすらいの旅を続ける夢想家の話を歌ったコンセプト・アルバム。ビートルズがロックにクラシック取り入れた事を思い起こさせるほどのサウンドで、初期ELOを代表する作品である。ストリングスアレンジに指揮者のルイス・クラークを迎え、ストリングスサウンドが洗練され、彼の指揮する本物のオーケストラが取り入れられることになった。発売一週間でミリオンセラーとなり、ELOにとってアメリカで初のゴールドディスクとなった。商業的な面においての成功のみならず、内容においてもジェフ・リンの才能が完全に開花しており、ELOサウンドはここに確立する。
ジャケットは「オズの魔法使い」のワンシーンを使っている。

「Can't Get it Out Of My Head 」

「Boy Blue」

「Poor Boy (The Greenwood)」

「Illusions In G Major」

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Spinners [CD]


Spinners

Spinners

  • アーティスト: Spinners
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1995/03/23
  • メディア: CD


ザ・スピナーズはアメリカのデトロイト出身のヴォーカル・グループ。50年代から活動を続け、73年ににリリースされた「Spinners(フィラディルフィアより愛をこめて)」はグループとしてのバランスや、楽曲の完成度からすれば、最も脂の乗った作品といえる、モータウンからアトランティックに移籍した第一作で、プロデュースはトム・ベルが担当し、ベルのソウルフルなオーケストラアレンジは、彼らの和声の強さを完璧に発揮しました。さらにMFSBがいるシグマ・スタジオで完成度の高いレコーディングをし、新加入のフィリッペ・ウィンをはじめリード・ヴォカルの高めの声の相性は絶妙で、洗練されたフィリー・サウンドを生み出し、70年代のソウル・シーンで突出したサウンドとなり、R&Bチャートだけでなく全米ポップ・チャートにものぼる人気を獲得しました。

「Just Can't Get You Out of My Mind」

「Ghetto Child」

「Could It Be I'm Falling In Love」

「I'll Be Around」

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B.J.Thomas Billy Joe Thomas [CD]


Billy Joe Thomas

Billy Joe Thomas

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: LP Record


ゆうのすけさんのブログでひさしぶりにB.J.トーマスの歌声を聴いて思い出したのが、72年にリリースされたアルバム「BILLY JOE THOMAS」。プロデュースはギタリストとしても参加している アル・ゴルゴーニと スティーヴ・タイレル。キャロル・キング、バリー・マン、ジミー・ウェッブ、スティーヴィー・ワンダー、ポール・ウィリアムズらが楽曲を提供し、バリー・マン(Key)スティビー・ワンダー(Harmonica)キャロル・キング(Pf)ジミー・ウェブ(Pf)ジョン・セバスチャン(G)の作者たち自らがゲスト・ミュージシャンとして参加、デュアン・エディの他チャールズ・ラーキー、ロン・タット、ダーレン・ラヴを含むブロッサムズ、メンフィス・ホーンズといった豪華な面々が参加している。セプターレコードでの最後の作品で、B.J.トーマスをエルトン・ジョンのようなシンガーソングライターのように見せるように設計されたアルバムと言われていますが、このアイディアはB.J.トーマス本人によるものでした。70年代のバリー・マンの曲を聴くならB.J.トーマスという時代でしたが、いかんせんB.J.トーマスは割と内省的な歌い方をするし、悲しい声をしていたので、日本ではイマイチ受けませんでした。派手さは無かったですか、B.J.トーマスの傑作アルバムと言われています。

「Happier Than The Morning Sun」作曲:スティビー・ワンダー

「Rock And Roll Lullaby」作曲:バリー・マン/シンシア・ワイル

「Are We Losing Touch」作曲:マーク・ジェイムス

「A Fine Way To Go」作曲:キャロル・キング

「A Song For My Brother」作曲:ジミー・ウェブ。6年後にアート・ガーファンクルがカバーしている。

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Monty Alexander Love Notes [CD]


Love Notes

Love Notes

  • アーティスト: Monty Alexander
  • 出版社/メーカー: Monty Alexander
  • 発売日: 2022/08/19
  • メディア: CD


オスカー・ピーターソンの流れを汲む正統派ジャズ・ピアニストとして地位を確立する一方、アーネスト・ラングリンやスライ&ロビーとのプロジェクトも行い、ジャズのスウィングとレゲエのグルーヴを併せ持つスーパー・ピアニストとしてジャマイカが世界に誇るレジェンド・ピアニスト、モンティ・アレキサンダーの最新アルバム「 Love Notes」は2022年11月29日にリリースされた。ヴォーカリストとして全11曲を歌うというもので、86年に「To Nat With Love」でもヴォーカルを披露していたが、全曲歌うのは初めての事、「As Time Goes By」「Moon River」「Straighten up and Fly Right」などのスタンダードを中心に、タイトルの自作曲も含め、自らをジャメリカンと言っているようにレゲエのリズムに乗って歌っている。この雰囲気がたまらなく、最近のアルバムでは一番のお気に入りで、良く聴いている。ジョージ・ベンソン(g)、ラムゼイ・ルイス(p)、ジョー・サンプル(key)、ロイ・ハーグローブ(tp)が参加した「These Love Notes」や84年と04年のライブからも2曲を収録していて、その1曲「Straighten up and Fly Right (Live)」ではナット・キング・コールばりの歌声を聴かせてくれる。

「These Love Notes」

「As Time Goes By」

「Moon River」

「Straighten up and Fly Right (Live)」


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Jimmy Coply & Char Slap My Hand Special Session [CD]


スラップ・マイ・ハンド・スペシャルセッション [DVD]

スラップ・マイ・ハンド・スペシャルセッション [DVD]

  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: DVD


ジミー・コープリーはイギリスのロック・ドラマーで主にセッション・ミュージシャンとして活動し、ジェフ・ベック、グレアム・パーカー、UPP、ポール・ヤング、マグナム、ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーやイアン・ギランやグレン・ヒューズ、ポール・ロジャースと仕事をしてきた。日本では、アン・ルイスのサポート・バンドにてドラマーを務めたほか、矢沢永吉、今井美樹などのアルバムに参加している。特筆すべきはCharとの交流で、88年、一緒に結成したバンド、PSYCHEDELIXでの活動を皮切りに、Charのソロ活動においても欠かせない存在となっていった。ジェフ・ベックも参加したジミー・コープリー初のアルバム「Slap My Hand」が2008年にリリースされ、その記念として行われたツアーの様子を収録したCDとDVDが「Slap My Hand Special Session」で、2008年6月に彼とその盟友Char(g)を中心に、ポール・ジャクソン(b)(元ハービー・ハンコック&ヘッドハンターズ)、小島良喜(key)、ミッキー・ムーディー(g)(元ホワイトスネイク)の5人のロック・レジェンド達が共演したベスト・テイクをセレクションしている作品である。

「Everyday I have the blues」B.B.キングの名演奏で知られるブルース・ナンバー。ポール・ジャクソンのヴォーカルがソウルフルだ。「Slap My Hand」のスタジオ・ヴァージョンではジェフ・ベックがエキセントリックなプレイをしている。

「Red beans and rice」ブッカー・T.&MG'sのナンバー、ミッキー・ムーディーとCharのキター・バトルが聴ける。

「Skank it」ポール・ジャクソンが在籍していたヘッド・ハンターズのナンバー、ジミー・コープリーのセンスとテクニックが凝縮されたドラム・ソロが聴ける。

「Smoky」アンコールとして演奏された、圧巻のナンバー。

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Flower Travellin' Band  Made in Japan [CD]


Made In Japan<2017リマスター>

Made In Japan<2017リマスター>

  • アーティスト: FLOWER TRAVELLIN’BAND
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: CD


和田ジョージ、石間秀樹、上月ジュン、ジョー山中といった実力派GSの残党が集められ結成したフラワー・トラベリン・バンドのサード・アルバム「Made in Japan」は72年にリリースされた。70年の大阪万国博覧会にてカナダのジャズ・ロック・バンド「ライト・ハウス」に出会い、その後に彼らからカナダへ招待されカナダで成功を収め、彼らは海外進出の先駆的な存在となった。カナダにいる間に「ライト・ハウス」のキーボーディストポール・ホファートのプロデュースの手助けもあり、ニール・ヤングなどが使ったカナダのスタジオで録音され、もちろん内田裕也もプロデュースに参加し、日本のロック黎明期に世界を相手にしたアルバムとなった。しかし当時の日本ではフォークソングが全盛を極めており高い演奏力と独自の音楽性を持つ彼らをもってしても大きな成功を収めることはできなかった。収録曲の「ヒロシマ」はファースト・アルバム収録曲の「Satori Part III」のアイデアを再考し制作したとされている。名曲「ヒロシマ」「カミカゼ」など前作2作に劣らない名曲を収録。「Made in Japan」は可能性を追求し、バンドの魅力を存分に詰め込んだ傑作となる。ジョー山中の突き抜けるハイトーン・ヴォーカルも素晴らしい。

「Kamikaze」

「Hiroshima」

「Heaven And Hell」

おまけでジョー山中と言えばこの曲、77年に公開された映画「人間の証明」 主演が松田優作でジョー山中とジョー山中の実の息子の山中ひかりも出演している。そのテーマ曲でジョー山中最大のヒット曲「人間の証明」作曲:大野雄二 作詞:ジョー山中。

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NOBU CAINE 2 [CD]


NOBU CAINEII

NOBU CAINEII

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1990/11/21
  • メディア: CD


角松敏生のインストゥルメンタル・ツアーに参加したメンバーが意気投合し、1988年3月24日に東京・六本木のライブハウス「PIT INN」にて『斎藤ノブセッション』を開催したことがきっかけとなり、パーカッション奏者の斎藤ノヴをリーダーとして、村上“ポンタ”秀一(dr)、青木智仁(b)を中心に結成されたのがノブ・ケインで89年にアルバム「NOBU CAINE」でデビューする。セカンド・アルバムの「NOBU CAINE 2」はセッションにゲスト参加した島村英二(dr)が加入し、難波正司(key)、小林信吾(key)、今剛(g)による、2ドラム+1パーカッションが叩き出す超強力なリズムと、2キーボード、ギター、ベースという編成によるライブ・アルバムで六本木PIt Inでライブ・レコーディングされ90年にリリースされた。角松敏生とかまやつひろしがヴォーカルとして参加し、洗練されたレゲエ・ヴァージョンのビートルズ・ナンバー「And I Love Her」など多彩なサウンドは大きな話題となった。

「近東雲 (King Tong)」

「And I Love Her」

「I Can't Ever Change Your Love For Me」角松敏生:ヴォーカル

「もうひとつのクリスマス」かまやつひろし:ヴォーカル

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Live Beautiful Songs [CD]


LIVE Beautiful Songs

LIVE Beautiful Songs

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/10/18
  • メディア: CD


2000年7月に行われた、大貫妙子、奥田民生、鈴木慶一、宮沢和史、矢野晶子によるコラボ・イベント「Beautiful Songs」のツアーの模様を収録したライヴ・アルバム「Live Beautiful Songs」。NHKのBSでも放送されたので、見た人も多いと思います。それぞれのソロのコーナーもあり、その中では、矢野晶子の曲「ラーメン食べたい」を奥田民生がうたったり、奥田民生の曲「すばらしい日々」を矢野顕子が歌ったりとなかなか面白い内容で、5人で歌った「ピーター・ラビッドとわたし」「塀の上で」「さすらい」「それだけでうれしい」はこの集合体ならではアンサンブルで感動的でもあった。糸井重里さんの詞「Beautiful Songs」に5人がそれぞれ曲を付けた企画も面白く、同じ歌詞なのに、こんなにも違う曲になっていて、こんなにも個性の違いが出るのかと、改めて音楽の面白さを感じてしまいました、それが「歌が生まれてる」「5つのうた」「この部屋を飾る 」「それは恋人の犬か?」「ラ・ラ・ラ」の5曲です。それと「ニットキャップマン」と「塀の上で」はどうしても好きで外せませんでした。バックのミュージシャンは、小原礼【bass & percussion】笹子重治【acoustic guitar】武川政寛【violin, mandolin, trumpet & chorus】沼澤尚【drums & percussion】で誰が欠けてもこんなコンサートは出来なかったと言える内容、今となっては伝説的なコンサートでした。

「歌が生まれてる」大貫妙子

「5つのうた」矢野顕子

「この部屋を飾る 」 宮沢和史

「それは恋人の犬か?」 奥田 民生

「ラ・ラ・ラ」 鈴木慶一

「ニットキャップマン」作詞:糸井重里 作詞:岡田徹 鈴木慶一 、矢野顕子

「塀の上で」作詞、作曲:鈴木慶一 鈴木慶一 、奥田民生 、大貫妙子 、宮沢和史 、矢野顕子


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