Carly Simon Torch [CD]
自身初のジャズのスタンダード集で、アルバム名も「Torch」タイトルの示す通り、トーチ・ソングを集めたもの、トーチ・ソングとは片思いの相手を恋い慕う歌であり、失恋の悲しみを綴った歌の事で1920年代から30年代にかけて盛んになったスタイルである。このアルバムから、ポップ・シンガー、とりわけ女性シンガー、の本格的なジャズ・アルバムのレコーディングがトレンドとなっていく、リンダ・ロンシュタット、チャカ・カーン、リタ・クーリッジ、メリサ・マンチェスターなど、本作で手応えを得たサイモンは、1990年にもスタンダード集のアルバム『マイ・ロマンス』を発表した。
前作『パーティへようこそ』(1980年)に引き続き、マイク・マイニエリが演奏だけでなくプロデュースでも貢献している。
一曲目の「Blue Of Blue」デビット・サンボーンが良い音を出してます。
映像は、1930年代の名曲「Body And Soul」マイク・マイニエリのヴィブラフォンが素晴らしい。