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The Beatles Let It Be NAKED [CD]


レット・イット・ビー・ネイキッド

レット・イット・ビー・ネイキッド

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/10/02
  • メディア: CD


2003年に発表されたビートルズのリミックス・アルバム。1969年1月のいわゆる「ゲット・バック・セッション」でレコーディングされた楽曲が、フィル・スペクターのプロデュースによりアルバム「レット・イット・ビー」としてまとめられ、1970年5月にリリースされた。しかし、アレンジがポール・マッカートニーの当初のオーヴァーダビングを極力排除してライブ録音する意向とは異なった物であり、とりわけ「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」のアレンジには強い不満を抱いていた、当時は「レット・イット・ビー」を気に入っていたジョンとジョージも、75年のジョンの「ロックンロール」のアルバムでスペクターと衝突、ジョージも2001年に発表した「All Things Must Pass」のリマスター版でスペクターのエコー処理をカット「もやが晴れた」といっている、2003年にリンゴも脱スペクター化を宣言。リミックス盤のリリースはメンバー総意の承認によりなされ、フィル・スペクターによってエコーがかけられたヴォーカルのエコーがカットされ、もやが晴れ、オーバー・ダビングされたオーケストラと合唱はすべてカットされ、本来の「自然なままの」音(=裸、すなわち「ネイキッド」)を生かすことで当時のビートルズが作ろうとしていたアルバムに近づいた。


「Get Back」アップル・コアの屋上で映画撮影のために突如行ったゲリラライヴで2回演奏された音源を融合させたもの。

「The Long And Winding Road」オリジナル版と本作で使用されたテイクが異なり、前者では1969年1月26日のテイクが採用されていたが、後者では1月31日の最終テイクをリミックスして使用している。

「Let It Be 」全く異なるテイクを融合させており、ギターソロは映画『レット・イット・ビー』で聴けるものと同じテイクとなっている。

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