尾崎亜美 HOT BABY [CD]
当時もうセルフ・プロデュースをしていた尾崎亜美、担当ディレクターが、「プロデュースをデビット・フォスターに委ねて、シンガー・ソングライターに徹するのも面白いんじゃない」そして本人が「芸風も広がるかもしれないから、じゃあ取り敢えずやってみよう、でもデビット・フォスターが気に入ってくれたならね」。答えはあっさりOKで、アルバム「HOT BABY」の制作は進んで行く。ギターは、ジェイ・グレイドンとスティーブ・ルカサーの豪華な二人で、ルカサーが弾くなら俺も弾くとグレイドンが仕切り出して、ツインギターのカッティングになった「Cat 's Eye」とか、二人が一緒に生ギターを弾く「セレナーデ」は、スタジオ中が騒然となり、みんなが集まって来ちゃったそうで、アチラでも凄い珍しいシーンだったそうです。みんなが良いアルバムを作るために色々考えて、特にドラムのジェフ・ポーカロもノリを出すために積極的にコミュニケーションを取ってくれて、居心地の良いレコーディングだったそうです。結果的にこのアルバムは、生バンドの白熱のスタジオ・セッションになったのです。そして、デビット・フォスターから、レコーディングが終った後に、もう一枚一緒にやりたいと言われるのでした。
「Love Is Easy」一曲目から凄い演奏、トム・スコットのサックスとジェフ・ポーカロのドラムがカッコ良すぎます。
「Prism Train in」は、ルカサーがその時に歯痛で、そのストレスをギターソロにぶつけちゃってる、曲だそうです。