角松敏生 Weekend Fly To The Sun [CD]
角松敏生のセカンド・アルバム「Weekend Fly To The Sun」は、ロサンゼルスでの録音で、前作は、アレンジなど全てが他の人によるものだったが、今回からは、サウンド・コーディネート的な部分で全てにたずさわれた最初のアルバム、角松敏生の音楽性が出てきている作品、Tokyoのビジネス・ライフを表現するチョット面白いアルバムである。メンバーもジョン・ロビンソン、エブラハム・ラボリエル、カルロス・リオス、ルイス・ジョンソン、アル・マッケイなどで、特にアース・ウィンド&ファイア、ジャクソンズ、ジェネシスなどの作品で粋なアレンジをしたTOM TOM 84がわざわざシカゴから来て全曲をアレンジしている、アースにいたギタリストのアル・マッケイが連れて来てくれたらしい。最初から最後までAOR感覚で聴ける上品かつ洗練されたアルバムとなっている。
「Office Lady」エブラハム・ラボリエルのシャッフルのベースラインが日本人には出せないノリで、素晴らしい、エブラハム・ラボリエルは角松敏生に、これがシカゴ・サウンドだよと言っている。
「Rush Hour」角松敏生は、シティ・ミュージックと呼ばないで、踊れる社会派ミュージックと呼んでくださいと。