Chris Rea On the Beach [CD]
10代後半に姉達の影響でジョー・ウォルシュ、ライ・クーダー、サーチャーズ、ボブ・ディラン、ローリング・ストーンズらの音楽に出会い影響を受け、スライドギターの名手となり、独自のハスキーボイスで80年代後半から人気が出た英国のシンガーソングライターのクリス・レア。アルバム「オン・ザ・ビーチ」は、86年にリリースされた8枚目のスタジオ・アルバム。前作のアルバム「シャムロック・ダイアリーズ」とシングル「スティンズビー・ガールズ」「ジョセフィーン」からようやく本国イギリスでも注目されるようになった。日本でも本作に収録された「オン・ザ・ビーチ」がマツダ・エチュードのCMでバックの曲に使用されたことから、人気が出た。アルバム全体から醸し出す気だるい雰囲気は、甘美な脱力感とハスキーな歌声が絶妙にマッチし、アルバムを独自の色に染め上げている。彼が弾くブルージーなフィーリングのギターも好印象である。
「On the Beach」
「Lucky Day」
「Just Passing Through」
「Hello Friend」