Tom Browne Love Approach [CD]
ジャズ・トランぺッター、トム・ブラウンが80年に発表したセカンド・アルバム「Love Approach」80年にリリース。全米R&Bシングル1位となった歌ものファンク・チューン「ファンキン・フォー・ジャマイカ」を収録したアルバム。
トム・ブラウンは映画「FAME」のモデル校となった、ニューヨークのミュージック&アート・ハイ・スクールで学び(ノエル・ポインターやデイブ・ヴァレンタインらと一緒に学んでいたらしい)75年の頃にはセッション・ワークをこなすようになりジョージ・ベンソンに見い出され、その後デイブ・グルーシン&ラリー・ローゼンのプロデュースにより79年にデビュー、このセカンド・アルバム「Love Approach」も二人のプロデュースです。
このアルバムはジャマイカ・クイーンズ出身のトム・ブラウンが、ニューヨークのジャマイカ・クイーンズ地区を表現した音楽的ステートメントであるとトム・ブラウンが言っている作品で、この頃はこの地区には若くて実力のあるプレイヤーがゴロゴロいて、この小さな一角から実に多くのミュージシャン達を輩出している、このアルバムに参加したミュージシャンも、同じジャマイカ・クイーンズ地区出身のマーカス・ミラー(b)ボビー・ブルーム(g)セコウ・バンチ(b)オマー・ハキム(dr)バーナード・ライト(key)らで脇を固めていた、当時の彼らはまだほとんどがティーンエージャーで、バーナード・ライトは15歳だったというからジャマイカ・クイーンズ地区の水準の高さが分かると思う。そしてこの地区の若者達の音楽性をハッキリ示していて、ジャズもファンクもR&Bもみんな彼らのルーツで、こんなにも若くて自由なスピリッツと勢いがあるサウンドなっているのである。
「Funkin' For Jamaica」トム・ブラウン:作曲 トニー・スミス:作詞
「Nocturne」トム・ブラウン:作曲
「Dreams of Loving You 」オマー・ハキム:作曲
「Weak In The Knees」ビクター・シルバ:作曲