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上田知華+karyobin(3) [CD]


上田知華+KARYOBIN(3)

上田知華+KARYOBIN(3)

  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1994/04/25
  • メディア: CD


今井美樹をはじめ女性シンガーへの楽曲提供で注目された上田知華ですが、元々は東京音楽大学在学中に、自身の作詞、作曲、ピアノ、ボーカルに、弦楽四重奏団(ヴァイオリン×2、チェロ、ビオラ)を組み合わせたピアノクインテット形式のバンド、「上田知華+KARYOBIN(うえだちかプラスかりょーびん)」を結成し78年デビュー、バックメンバーには金子飛鳥、溝口肇など、後にソロとして成功を収めた著名ミュージシャンも在籍していた。80年にリリースされたサード・アルバムである本作も、そのメロディ・メイカーとしての才能を発揮し、全曲にわたって素晴らしいメロディを紡ぎ出している。代表曲の「パープル・モンスーン」をはじめ多くのヒット曲を残している。KARYOBIN解散後、ソロアルバムを製作しながら、作曲家としての活動を本格的に開始、アイドル全盛期に松田聖子、南野陽子、薬師丸ひろ子、中山美穂、渡辺満里奈などのアイドル、シンガーに数多くの作品を提供。作詞家の岩里祐穂と組んで今井美樹に提供した作品群が特に有名。彼女の音楽は心を癒してくれる何かがある。
残念ながら、膵臓癌のため2021年9月に亡くなっている。

「マジカル・ミステリー・キス」作詞:門谷憲二 作曲:上田知華 編曲:渡辺茂樹

「プールサイドで待つわ」作詞・作曲:上田知華 編曲:渡辺茂樹

「さよならレイニー・ステーション」作詞:門谷憲二 作曲・編曲:上田知華

「パープル・モンスーン」作詞・作曲:上田知華 編曲:すぎやまこういち


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一風堂 Normal [CD]


Normal +5

Normal +5

  • アーティスト: 一風堂
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


一風堂 のファースト・アルバム「Normal」は80年にリリースされた。一風堂は大橋純子&美乃家セントラルステーションを辞めたばかりだった土屋昌巳(Vo,G)をリーダーとして79年に結成されたバンドで、その他のメンバーは藤井章司(Dr)見岳アキラ(Key)平田謙吾(B)の3人で彼らはその頃、尾崎亜美のバックバンド、センセイションに所属していた、特にドラムの藤井章司はCharや金子マリがいた伝説のバンドのスモーキー・メディスンのメンバーだった。人のバックではなく、自分達のロックがやりたいと結成されたバンドだった。ニューウェイブ旋風が日本でも吹き始めた中、山本翔のバックから完全に独立し、赤尾敬文が新しいベーシストとして加入し、ファースト・アルバム「Normal」のレコーディングに入る。パンキッシュなロックを絶妙なポップ感覚で作りあげたサウンドは初期の一風堂ならではのもので、無機質なテイストが全盛の時代にシックスティーズのテイストを取り入れたり、レゲエのリズムを導入したりと、多用なスタイルとなっているが、ポップなトータル性は損なわれず、楽しく聴けるアルバムとなった。この後のアルバムはテクノ色が強くなり、ヨーロッパ寄りになったり、プログレ的になったりと色々変わっていくが、YMOと並ぶ評価を得ていくニュー・ウェイブ・バンドとなっていく、そのポップ・センスの一端が聴けるデビュー・アルバムでした。

「もっとリアルに」

「ブレイク・アウト・ジェネレイション(狂育時代)」

「ブラウン管の告白」

「チャイニーズ・レゲエ」

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安部恭弘 Slit [CD]


SLIT

SLIT

  • アーティスト: 安部恭弘
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/01/16
  • メディア: CD


安部恭弘が84年に発表したサード・アルバム「Slit」。安部恭弘は大学在学中に、杉真理のバンド「リアルマッコイズ」の活動に参加、リアルマッコイズはやがて「杉真理&レッドストライプス」としてメジャーデビューを果たし、2枚のアルバムを発表する。バンドが解散後しばらくの間はディレクターやスタジオミュージシャンとして、スタジオレコーディングを手掛けたり、他アーティストのライブにコーラスとして参加しつつ、クリスタルキング、大橋純子、竹内まりや、稲垣潤一等への作曲提供をしていた、特に小田和正のソロ初期のステージにおけるギタリストぶりは印象深い。アルバムの作曲は安部恭弘、作詞は吉田美奈子、大貫妙子等が参加、編曲は全編清水信之による構成。清水信之、村上ポンタ秀一、青山純、山木秀夫、高水健司、富倉安生、鈴木茂、土方隆行、難波弘之、松武秀樹、JAKE H.CONCEPTION等名うてのスタジオ・ミュージシャンが参加。前作「MODERATO」ではアレンジャーにチャーリー・カレロ(山下達郎のデビュー・アルバム「サーカス・タウン」のプロデューサー&アレンジャー)を起用、ドラムもビニー・カリウタを全面起用という本格派の洋楽サウンドだった。本作ではデビュー時からアレンジを一任されていた清水信之に戻り、安部恭弘のソングライティングの才能と清水信之のアレンジによりバラエティに富んだ内容の完成度の高いアルバムとなった。前にも紹介したが、この二人による最高傑作の次作「FRAME OF MIND」につながっていくアルバムとなった。日産スカイラインイメージ・ソングとして使われた「Double Imagination」や吉田美奈子作詞による優しさとメロウネス溢れる「My Dear」などが入っている。

「Irene」作詞:康 珍化/作曲:安部恭弘

「Double Imagination」作詞:松宮恭子/作曲:安部恭弘

「My Dear」作詞:吉田美奈子/作曲:安部恭弘

「君の愛がすべて」作詞・作曲:安部恭弘

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飯島真理 Rose [CD]


Rose(ロゼ)<デラックス・エディション>

Rose(ロゼ)<デラックス・エディション>

  • アーティスト: 飯島真理
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: CD


飯島真理は、82年にTV放映されたアニメ「超時空要塞マクロス」のヒロイン”リン・ミンメイ”として劇中歌手(声優)「愛・おぼえてますか」デビューし、「スプーンおばさん」の主題歌でもある「夢色のスプーン」とエンディング・テーマの「リンゴの森の子猫たち」をシングルとして発売、実質的にはこれが歌手としてのデビュー曲。83年にリリースされたデビュー・アルバム「ロゼ」は坂本龍一がプロデュースしたアルバムでした。全曲の作曲・作詞が飯島真理、編曲が坂本龍一というアルバムでしたが、その可憐な容姿から当時はアイドル寄りのシンガーソング・ライターと認識されていました、坂本龍一のプロデュースのもとで作られたデビュー作は彼の緻密に作られた音に、応える優れた才能を彼女は聴かせてくれました、それはまるでキラキラのおもちゃ箱をひっくりかえしたような輝きを放つアルバムでした。

「Blueberry Jam」

「まりン」

「Love Sick」

「ひみつの扉」

おまけで「愛・おぼえていますか」作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦、編曲:清水信之

おまけで「夢色のスプーン」作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲: 川村栄二

おまけで「リンゴの森の子猫たち」作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲: 川村栄二

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大貫妙子 & 坂本龍一 UTAU [CD]


UTAU(2枚組)

UTAU(2枚組)

  • アーティスト: 大貫妙子 & 坂本龍一
  • 出版社/メーカー: commmons
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: CD


1月5日のNHK Music Specialで坂本龍一プレイング・ザ・ピアノを見て、癌を治療しながらもピアノの演奏を続ける坂本龍一、随分痩せてしまってはいたが、ソロ・ピアノの音と音楽に対する気持ちは前よりも強くなっていると感じた。ソロ・ピアノを聴いていて、前にも紹介しましたが「大貫妙子 & 坂本龍一 UTAU」のソロ・ピアノ・ヴァージョンを聴きたくなったので紹介します。大貫妙子が歌ったヴァージョンもあるので聴き比べて下さい。アルバム「UTAU」は2009年に、坂本龍一に長年親交のある大貫妙子から「坂本の曲に詩をつけて歌いたい、アルバムをつくりたい」という話が出て制作された。75年12月23日、シュガーベイブの「クリスマス・コンサート」で大貫のソロ・コーナーのピアノを受け持ったのが坂本で、それが最初の歌とピアノだけの演奏、それ以来何回も共演している二人の集大成のアルバム。タイトルの「UTAU」意味は、Uで閉じた唇が、TAで離れて、もう一度Uで出会う、という意味。

「美貌の青空(Instrumental)」オリジナルは95年に発表された坂本龍一のソロ・アルバム「スムーチー」の冒頭の曲。

「Tango(Instrumental)」オリジナルは95年に発表された坂本龍一のソロ・アルバム「スムーチー」に収録。

「夏色の服 (Instrumental)」オリジナルは82年に発表された大貫妙子のソロ・アルバム「クリシェ」に収録、大貫妙子:作詞・作曲 坂本龍一が編曲を担当している。

「美貌の青空」作詞は売野雅勇。

「Tango」作詞は大貫妙子。

「夏色の服 」28年の時を経て、坂本龍一の新しい編曲で新たな魅力を見せる事になった。

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Nobody Pop Gear [CD]


POP GEAR

POP GEAR

  • アーティスト: NOBODY
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1996/10/25
  • メディア: CD


矢沢永吉バンドを経て、相沢行夫(vo, g)、木原敏雄(vo, g)の2人でNOBODYを81年に結成。HOUND DOGの「浮気な、パレット・キャット」アン・ルイスの「六本木心中」吉川晃司の「モニカ」小泉今日子の「風のマジカル」など多数のアーティストに楽曲提供・サウンド・プロデュースも同時に行い、立て続けにヒット曲を量産、大手企業のTV・CMソングも多数手掛け、ヒット・メーカーとして80年代の音楽シーンを席巻した稀代のソングライター・ユニットのNOBODY。ファースト・アルバム「NOBODY」はマージー・ビートを基本とするアルバムでカッコ良かったが、83年に発表したセカンド・アルバム「Pop Gear」タイトル通りに、さらにポップなナンバーとなり、日本語の歌詞の曲も4曲収録され、マニアなファンだけでなく一般の音楽ファンにもアピールできるアルバムとなった。アン・ルイスに提供し、HONDA スクーターのCMにも使用された「Luv-Ya」のセルフ・カヴァー、山本達彦に提供し、'83JAL沖縄キャンペーンCMにも使用された「My Marilne Marilyn」のセルフ・カヴァー「Marilyn」、木原敏雄がかつて所属していたCHA CHAの「一人ぼっちの待ちぼうけ」 のリメイク「Waiting For My Babe」、カーオーディオメーカーのクラリオン・シティ・コネクションCMイメージ・ソング「For Only You」など、トップ・アーティストへの提供曲のセルフ・カヴァーも多数収録。マージー・ビート(60年代前半にイギリスで勃興したロックンロールのムーブメントおよびそこから確立したジャンル、ビートルズの成功で注目を集め、ブームになったもので、リバプールがマージー川の沿岸都市(マージサイド)だったことから来た)をバック・ボーンにしているノーバディの2人の音楽性はカッコ良かった、彼らのポップセンスが堪能できる名盤。

「For Only You」

「Marilyn」

「Waiting For My Babe」

「Luv-Ya」


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今井美樹 elfin [CD]


elfin

elfin

  • アーティスト: 今井美樹
  • 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
  • 発売日: 1996/03/21
  • メディア: CD


今井美樹の2枚目のオリジナル・アルバム「elfin」87年にリリースされた。コンセプトをしっかり持ったアルバムだったのは、本作製作時から今井美樹が自分の意見をプロデューサーなどレコーディング・スタッフに言えるようになった為で、自分が製作当時歌いたかった詞の世界観を作詞家に説明し、具現化してもらえるよう無理を言って作詞をお願いしたからで、詩の世界に統一性をもたせて、曲のアレンジもかなり綿密に行われている。ドラマや映画音楽を手掛ける久石譲が楽曲作りに参加し、筒美京平が作曲した「野生の風」、躍動感のあるアップテンポなポップチューン「ポールポジション」など、80年代後半の象徴とも言える存在となっていく今井美樹、サウンド的にも同じだった、まだ若く爽やかで透明感のある今井美樹のイメージを上手く表現したアルバム、この後のアルバム「Bewith」から本格的にヒットしていく。

「ポールポジション」作詞:戸沢暢美 作曲:中崎英也 編曲:佐藤準

「ふたりでスプラッシュ」作詞:戸沢暢美 作曲・編曲:武部聡志

「elfin」作詞:今井美樹 作曲:山崎透 編曲:佐藤準

「野性の風」作詞:川村真澄 作曲:筒美京平 編曲:久石譲

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和田加奈子 KANA [CD]


KANA+5

KANA+5

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


アニメ「きまぐれオレンジ☆ロード」のテーマ曲や、NHK「ベストサウンド II」(講師:井上 鑑)のレギューラー出演などでも知られるシンガーの和田加奈子が87年に発表したサード・アルバム「KANA」。鳥山雄司 (g, key)がアルバムの大半を編曲、新川 博 (key)、久石 譲 (key)、平岩嘉信 (key)がそれぞれ1曲ずつ編曲。青山 純 (ds)、美久月千晴 (b)、伊藤広規 (b)、高水健司 (b)、芳野藤丸 (g)、あ森村 献 (key)、ペッカー (perc)、斉藤ノヴ (perc)、辻 伸夫(synth prog)、森達彦 (synth prog)など豪華ミュージシャンが多数参加。シングルである「誕生日はマイナス1」やシティ・ポップ系アニメソング「きまぐれオレンジ☆ロード」主題歌「悲しいハートは燃えている」や鳥山雄司 の傑作「Sunday Brunch」が入っている、久石 譲の「鳥のように」は80年代のトレンディードラマとリンクするような壮大なアレンジの曲など、バラエティに富んでいるアルバムで、80年代後半の日本のポップスの様子が聴けるアルバム。ボーカリストとしてもこの頃に確立し、独特のロング・トーンなど、色々な曲に合わせた魅力的な歌声が聴ける充実した内容で、アルバム全編に渡り彼女のボーカルが堪能出来る。オレンジロードのイメージが強い彼女ですが、このアルバムに収められたその他の楽曲も素晴らしい。

「Sunday Brunch」作詞:三浦徳子 作・編曲:鳥山雄司

「鳥のように」作詞: 和田加奈子 作・編曲:久石 譲

「悲しいハートは燃えている」作詞:松本一起 作曲:井上大輔 編曲:新川 博

「誕生日はマイナス1 」作詞:和田加奈子 作曲:中崎英也 編曲:鳥山雄司

「不確かなI LOVE YOU」作詞:三浦徳子 作曲:水島康宏 編曲:平岩嘉信

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佐藤竹善 Cornerstones [CD]


CORNERSTONES+EXTRA TRACKS

CORNERSTONES+EXTRA TRACKS

  • アーティスト: 佐藤竹善
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2005/03/30
  • メディア: CD


シング・ライク・トーキングのヴォーカリスト佐藤竹善のファースト・ソロ・アルバム「Cornerstones」は95年にリリースされた。ホーギー・カーマイケルの名曲「スターダスト」以外は佐藤竹善の大好きなAORのカヴァーという内容のアルバム。参加したミュージシャンは、13CATSのメンバーのキャット・グレイ、沼澤尚、カール・ペラッツォの3人、金子飛鳥、笠原綾乃は ASKA STRINGS、藤田千章はSING LIKE TALKING、塩谷哲、ジェーン・チャイルド、エリック・ミヤシロ、エディー・Mなどで、上質なサウンドに支えられて佐藤竹善の歌の上手さが光り、岩崎宏美 と佐藤竹善のデュエットの「I O U Me」は秀逸の出来でオリジナル曲に迫る出来映え。佐藤竹善は、ライナーノーツで岩崎宏美とのデュエットについて「ロバータ・フラックとダニー・ハザウェイの様な世界に少しでも近づければ、という思いで歌いました。何気ない中の、キャット・グレイの緻密なプロデュースにも注目して下さい。」と書いていた。AORのカヴァーというマニアックな内容の作品だったが、人気グループのフロントマンらしくヒットを記録した。

「I O U Me」岩崎宏美 と佐藤竹善のデュエットで、ビービー&シーシー・ワイナンズのカヴァー。

「No One There」エリック・タッグのカヴァー。

「O.C.O.E」ペイジズのカヴァー。

「Whatcha' Gonna Do For Me」チャカ・カーンで有名だが、ネット・ドヒニーのカヴァー。

「What You Won't Do For Love」ボビー・コールドウェルのカヴァー。

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大村憲司  First Step [CD]


ファースト・ステップ

ファースト・ステップ

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2003/08/06
  • メディア: CD


日本を代表するギタリストの大村憲司のファースト・アルバム「First Step」は78年にリリースされた。「First Step」は深町純がプロデュース、参加したミュージシャンは坂本龍一(key)林立夫(ds)村上“ポンタ”秀一(ds)マーティン・ウィルエバー(ds)小原礼(b)浜口茂外也(perc)斉藤ノブ(perc)富倉安生(b)。大村憲司は71年に村上秀一と赤い鳥に参加、73年に赤い鳥を脱退、村上秀一らとエントランスを結成、続く74年にバンブー、75年にカミーノを結成し、その後はセッション・ギタリストとしても山下達郎、矢野顕子、大貫妙子、吉田美奈子、YMOなどの多くのアーティストに欠かせないギタリストとなっている。単なる歌の伴奏に終わらず、シンガーと一体となって楽曲を作り上げていくことがトップのスタジオ・ミュージシャンに求められ、それに見事に応えたのが大村憲司だった。山下達郎の「SOLID SLIDER」「THE WAR SONG」大貫妙子の「新しいシャツ」など名演奏をしているが、98年に49歳の若さで亡くなっている。2000年東京・青山劇場で「KENJI SHOCK~大村憲司トリビュート・コンサート~」を見に行ったのを思い出す、高橋幸宏、矢野顕子、大貫妙子、Char、渡辺香津美、柳ジョージ、高野寛、村上ポンタ秀一、近藤房之助、徳武弘文などが出演し、ご子息の大村真司さんもギターを弾いた、演奏がすべて終わると、生前大村憲司が愛用した何十台ものギターが1列に並んでせりあがって現れる演出にはぐっと来た。

「Boston Flight」

「Better Make It Through Today」

「Left-Handed Woman」

おまけで「The night of Leonid」2000年の大村憲司トリビュート・コンサートから。
大村憲司が息を引き取った夜は、ちょうど獅子座流星群が極大の日で、しかも、その夜流れた流星の中でも最大の「火球」が観測された。そのまさに火球が観測された時間に息を引き取ったということで、Charは「The night of Leonid」という曲を大村に捧げている。

「新しいシャツ」2000年の大村憲司トリビュート・コンサートから、大村憲司が大好きだった曲。

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