Bernard Wright Nard [CD]
アルバム「ナード」は、ファンク・キーボーディストでありジャズ・キーボーディストでもあるバーナード・ライトの81年にリリースしたデビュー・アルバムで、「ナード」とは、彼のニックネームでそのままアルバムのタイトルにしました、バーナード・ライトがまだ18歳の時にリリースされたこのアルバムは、アメリカのジャズ・アルバム・チャートで7位を記録しています。ニューヨークのジャマイカ・クイーンズで生まれたバーナード・ライトは13歳の時に同じ地区出身のレニー・ホワイト(dr)のツアーのオファーを受け、16歳の時にトム・ブラウン(tp)のと共演、トム・ブラウンとレニー・ホワイトはどちらも才能あるジャズ・ミュージシャンでしたが、当時はR&B/ファンクが主な焦点だった。バーナード・ライトはジャマイカのクイーンズのR&B・ファンク・シーンの一員であり、トゥウェニーナインの「Peanut Butter」やブラウンの「Funkin' for Jamaica」などの大ヒット曲を生み出している。本作はドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、スキー・ロー、LLクール・Jのヒット曲を上手くサンプリングしたアルバムで、さらにロドニー・フランクリン風の「Bread Sandwiches」はマイルス・デイヴィスの「Solar」を上手く取り入れている。このアルバムは「Master Rocker」「Just Chillin' Out」などの荒々しい印象的なファンクによって特徴づけられるR&Bアルバムでした。
「Master Rocker」
「Just Chillin' Out」
「Bread Sandwiches」
「Music Is The Key」