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大滝詠一 Best Always [CD]


Best Always

Best Always

  • アーティスト: 大滝詠一
  • 出版社/メーカー: SMR
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: CD


レーベルを越えて、世紀を越えて、大瀧詠一の音楽活動をいいとこどりで総括できる2枚組の合計35曲を収録した初のベスト・アルバム「Best Always」。2013年12月に急逝した大滝詠一、長い間、表舞台に顔を全面に出さずに、作曲家、編曲家、プロデューサー、エンジニア、レコード・レーベルのオーナー、ラジオDJ,などの多彩な肩書と、とにかく凄い音楽家のイメージが先行した大瀧詠一のはっぴいえんどからの歌手としてを改めて聴けるアルバムで特にシングル盤をメインにしたものである。大滝詠一の初めてのヒット作、81年の「A Long Vacation」を皮切りに82年の「NIAGARA TRAANGLE VOL.2」84年の「EACH TIME」と立て続けにアルバムが大ヒット、すべてのアルバムがロングセラー記録を更新、松田聖子、小林旭、森進一、小泉今日子、薬師丸ひろ子などの提供曲も大ヒット、80年代大滝の名前は常に音楽シーンの真ん中にいました、しかしご本人は福生のご自宅にこもりっぱなしで趣味生活に突入していた。
前回は前半の70年代から選出しましたが、今回は後半の80年代からで選出です、ヒット作が多いのは時代が大滝詠一に追いついた証です。


「君は天然色」Boss365さんのブログにも書いたのですが、アルバム「A Long Vacation」は松本隆さんの妹さんが突然亡くなってショックで歌詞が書けなくなり、大瀧詠一さんが歌詞が書ける様になるまで1年間待って作られたアルバムで、当時松本さんショックで街がモノクロームに見えた事から「思い出はモノクローム 色を点けてくれ もう一度そばに来て はなやいで 美しの Color Girl」の歌詞を書いたのを聞いたときには衝撃でした。

「ペパーミント・ブルー」アルバム「EACH TIME」の収録曲、シングル・カットはされていないが珠玉の大滝節が堪能できる、個人的に大好きな曲。

「夏のリビエラ ~Summer Night in Riviera~」森進一に提供した「冬のリビエラ」の英語バージョン。

「恋するふたり」大滝詠一の最後のシングル、永遠のボーイ・ミーツ・ガルを描いている。

「恋のひとこと ~SOMETHING STUPID~」竹内まりやとのデュエット、フランク・シナトラとナンシー父娘が67年に出したヒット曲を原曲に忠実にカヴァー、大滝さんは娘さんがもし歌手になったら歌おうと決めていた曲、娘さんが歌の道に進まなかったので、竹内さんが代役を務めた、大滝詠一にとって最後の公式レコーディング作品になってしまった。

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