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矢野顕子 WELCOME BACK [CD]


WELCOME BACK

WELCOME BACK

  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 1993/09/21
  • メディア: CD


矢野顕子の14枚目のアルバム「WELCOME BACK」は89年にリリースされたアルバム、その前に矢野は矢野顕子解散宣言をして音楽活動を2年間休止していてた、矢野本人が「今度のアルバムは私の新たなデビュー・アルバムになりそうよ!」と制作中にデビュー・アルバムのエンジニアの吉野に言ったそうだが、この復帰作は音楽を奏でる喜びが満ち溢れるそんな作品になった。パット・メセニー、ピーター・アースキン、チャーリー・ヘイデン、という名うてのジャズ・ミュージシャンを迎え、ニューヨークのパワーステイションでセッション的に作られたものと、打ち込みをベースとした二つのパターンで制作されている、パット・メセニーは矢野が作ったデモテープの「It's for You」をいたく気に入り自宅の留守番電話のBGMに使っていたそうです、この曲はパット・メセニーとライル・メイズが作曲したなんですけどね。そんな話からも分かるようにお互いのリスペクトに溢れた、非常に密度が濃いセッションとなり、音の細部にまで魂が宿る素晴らしい作品で、矢野の代表作と推す音楽関係者が多いのも頷ける。個性的なヴォーカルも良いけど、ピアニストとしてもパット・メセニー、ピーター・アースキン、チャーリー・ヘイデンの大御所達にも負けないのは流石。


「It's for You」パット・メセニーとライル・メイズの共作名義でリリースした「ウィチタ・フォールズ」収録されたナンバーのカヴァー。

「ほんとだね。 (It Will Take A Long Time)」矢野顕子しかできないナンバー。

「Hard Times, Come Again No More」19世紀アメリカの作曲家スティーブン・フォスター作曲により1854年に出版されたアメリカ歌謡。ライブで弾き語りを見た時は感動しました。

「Watching You」作曲:矢野顕子 作詞:糸井重里&矢野顕子

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