伊藤征子 GOOD TIMES, BAD TIMES [CD]
少し前に紹介した羽根田征子の89年に発表したセカンド・アルバム「Sora」は佐藤博のプロデュースよるポップな作品でした、今回は97年に本名である伊藤 征子で自主制作盤としてリリースされた「Good Times, Bad Times」です。とにかくプロデューサー陣が凄い、キャロル・ベイヤー・セイガーの「Sometimes Late At Night」を手掛けた事でも知られるブルックス・アーサーや超有名なデヴィッド・フォスター、全米屈指のヒット・メイカー、ランバート&ポッターのデニス・ランバート、ロバータ・フラックの「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」 と 「Killing Me Softly With His Song(やさしく歌って)」を手掛けたジョエル・ドーン、ポップス界の巨人のポール・アンカ、ビリー・ジョエル等を手掛けた名匠、フィル・ラモーン等という凄すぎる顔触れがプロデュースしているとんでもないアルバムです。全曲英語で歌われており、日本人が歌ているとはすぐにはわからないアルバムとなっています。自主制作である事によりJ-POPファンにはあまりアピールできずに終わり残念な結果となりましたが、洋楽好きの人にはたまらない内容になっています。
「What's a Little Rain」ブルックス・アーサーのプロデュース曲
「Insincere」デヴィッド・フォスターのプロデュース曲で作曲にはジェイ・グレイドンも加わっているバラード曲です。
「Only Wanna Be with You」デニス・ランバートのプロデュース曲、全てのプログラミングと演奏を担当しているのは、ジェフ・ローバー(知っている人がいたら嬉しい)です。
「Triangulo」ポール・アンカとウンベルト・ガティカの共同プロデュース曲、ポール・アンカとデュエットしているバラード曲です。マイケル・ランドゥのアコースティック・ギターが聴き所。
「Tears of My Heart」フィル・ラモーンのプロデュース曲。
「Put Your Head on My Shoulder」ポール・アンカのプロデュース曲。ポール・アンカ自身が1950年代にリリースした名曲のカヴァーです、ウォーレン・ウィービーとのデュエット曲です。