SSブログ

秋本奈緒美 Rolling 80's [CD]


ROLLING 80’s

ROLLING 80’s

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD


18歳の秋本奈緒美がオールド・ジャズを日本語で歌うデビュー・アルバム「Rolling 80's」は82年にリリースされた。清水靖晃が全面プロデュースし、清水靖晃と笹路正徳を中心とした音楽制作集団マライア(土方隆行、山木秀夫、渡辺モリオ)が中心となり実験的なニューウェーヴ・アレンジで演奏、スタンダード・ジャズの名曲を伝統的な手法と前衛的な処理を徹底し、同居させてしまたサウンドは音楽制作集団マライアでしか出来ないモノでした、マライアの一員とも言える19歳で作詞家としてデビューした亜蘭知子が日本語の歌詞を担当していて、原曲の面影はほとんど無い面白い歌詞を書いています。このアルバムが出た82年当時は阿川泰子や真梨邑ケイなどの美人ジャスシンガーがブームとなっていました。そこに、なんと10代でジャズを歌う秋本奈緒美が登場、こんなのジャズじゃないという批判もあり、まだ18歳だし、初めてのレコーディングだし、歌も上手いわけでもないし、しかしアバンギャルドなサウンドの演奏に吐息混じりのウィスパー・ヴォイスが何とも言えない不思議な組み合わせとなり、周りの大人達に踊らされた感はありましたが面白いアルバムでした。当時とんねるずのタカさんが、ジャズでどこまで遊べるかって感じの音楽だよねと言っていたのが、一番当たっていると思ったのを思い出しました。


「バイ・バイ・ブラックバード」

「雨に唄えば」

「シカゴ」

nice!(26)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽