金子晴美 アイ・ラヴ・ニューヨーク [CD]
80年代の幕開けに現れた本格的正統派のジャズ・ヴォーカリスト金子晴美の初リーダー・アルバム、79年録音の「アイ・ラヴ・ニューヨーク」。マイルス・デイヴィスの「ファセッツ」で2曲歌った事で有名であるボブ・ドローという玄人好みの弾き語りの名手が英語の特訓から初め、「How About You ? 」「 Comin' Home Baby 」の2曲でデュオをし、アルバムのプロデュースもした。そして共演者はハンク・ジョーンズ(p)ロン・カーター(b)スティーブ・ギルモア(b)グラディ・テイト(ds)ビル・グッドウィン(ds)ハリー・リーヘイ(g)ジョージ・ヤング(ts)デイブ・サミュエルズ(vib)アーメン・ハルビューリアン(per)で歌物にも強い演奏となれば、悪いはずがない、内容もバラエティーに富み、スティヴィー・ワンダーの「Too Shy To Say 」カヴァーなども収録。特訓の成果も出てイントネーションも良く、優しく清楚で包容力もあるヴォーカルが楽しめる、一躍日本のジャズ界のスターとなった記念すべき作品。その後、ストレートなジャズだけでなくサザン・オールースターズの作品集やアントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心にしたボサノバ・アルバムも発表している。
「How About You」
「These Foolish Things Remind Me Of You」
「Brown Skin Girl」
おまけで「My love so sweet(いとしのエリー)」いとしのエリーのジャズ・バージョン