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William Ackerman Passage [CD]


Passage

Passage

  • アーティスト: Ackerman, William
  • 出版社/メーカー: Windham Hill Records
  • 発売日: 1990/10/17
  • メディア: カセット


ウィリアム・アッカーマンは音楽プロデューサー、作曲家、ギタリストで、ニューエイジ・ミュージックを発展させ大衆化させたウィンダム・ヒル・レコードの創始者である。プロデューサーとしてもジョージ・ウィンストンやマイケル・ヘッジスなどのニューエイジ系アコースティック音楽を世に広めた。ウィル・アッカーマンの4作目にあたる「パッセージ」は81年にリリースされた傑作で、イングリッシュ・ホーン、ヴァイオリン、ピアノ(ジョージ・ウィンストン)、チェロで構成された重厚感のあるサウンドと美しいメロディー・ラインは日本における「癒やし系音楽」ブームの切っ掛けにもなった。ウィリアム・アッカーマンの作風は、叙情的で透明感のある自然回帰の作風でもあり、アメリカの雪深い地方で限られた楽器のみで作られた音が侘び寂びにも通じるため、日本でも人気は高い。

「The Bricklayer's Beautiful Daughter 」

「Hawk Circle」

「Anne's Song」

「Passage」

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George Winston : Autumn [CD]


Autumn

Autumn

  • アーティスト: Winston, George
  • 出版社/メーカー: Valley
  • 発売日: 2017/09/08
  • メディア: CD


「オータム」は、アメリカのピアニスト、ジョージ・ウィンストンが80年にリリースしたアルバム。ピアノ・ソロ・アルバムとしては異例のヒットを遂げ、世界的にウィンダム・ヒルサウンドを流行させた。元々ウィリアム・アッカーマンのギター・ソロ・アルバムとして計画されていたが、ウィリアム・アッカーマンの自宅でジョージの演奏に感銘を受けたアッカーマンから「君はピアノのアルバムを製作するべきだ!」と助言を受ける。当初ジョージは反対していたものの、アッカーマンの粘り強い説得により最終的にピアノ・ソロ・アルバムとして録音された。ジョージ・ウィンストンの自然風景を反映するプレイは、ニューエイジ(癒し系音楽)と言われ、本人はそのプレイスタイルを、 "Rural Folk Piano" と呼んでいる、また、R&Bやジャズ、ブルースやロックなどからも影響を受けており、特にドアーズからは強い影響を受けたと語っている。「オータム」はモンタナ州の春夏秋冬を表現した4部作の最初のアルバムで、コアなリスナー層から高い評価を受けた。「Longing / Love 」はフジテレビの天気予報 「関東ローカル版FNNニュース・明日の天気」(箱根 彫刻の森美術館の映像がバックに流れていた) のBGMおよびトヨタ・クレスタCMソングとしてOAされ、後に日本ではシングルカットされた、ジョージは「秋の季節に感銘を受けた曲」と語っていて、今でも「世界一有名なニューエイジピアノソロ」と言われている。「Colors / Dance」はモンタナ州ビリングスとマイルズシティの、秋の楓や箱柳にインスピレーションを受けた曲とされる。

「Longing/Love 」

「Colors / Dance」

「Woods」


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Zap Mama [CD]


ザップママ

ザップママ

  • アーティスト: ザップ・ママ
  • 出版社/メーカー: プランクトン
  • 発売日: 2007/09/30
  • メディア: CD


ザップ・ママは1990年に結成されたマリー・ドルヌを中心としたベルギー出身のア・カペラ・コーラス・グループ。マリー・ドレヌはベルギー人の父親とザイール人の母親の元、ベルギーより独立して間もないコンゴ(旧ザイール)に生まれ、後にベルギーのブリュッセルへと移住、ドレヌはスティーヴィー・ワンダー等のソウルミュージックに夢中になるが、成長するに従いピグミー族の音楽に興味を持ち、18歳の時にザイールに帰国し、ピグミー族の音楽に改めて触れることになる。ベルギーに戻ると、1990年に女性のみのクインテット構成となるア・カペラ・コーラス・グループ、ザップ・ママを結成した。1991年にベルギーのインディー・レーベルよりセルフ・アルバム「ザップ・ママ」を発表し、全米チャートのワールド・ミュージック部門で19週連続1位を記録、1993年にグラミー賞にノミネートされた。ピグミー族の擬音テクニックなどを学び、アフリカとソウルミュージックをミックスしたア・カペラ・コーラス・グループとなりますが、セカンド・アルバムの後、他のメンバーはマリー・ドルヌとの音楽性の不一致などからグループから抜けてしまい、その後マリー・ドルヌはソロ・プロジェクトに切り替え、最近ではネオ・ソウル(ヒップ・ホップ等の影響を受けたソウルミュージック)に傾倒した活動しています。

「Brrrlak」

「NDJe Mukanie」

「Marie Josée」

「Bottom」

「Bilradio」

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Ohio Players Skin Tight [CD]


Skin Tight

Skin Tight

  • アーティスト: Ohio Players
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1994/01/25
  • メディア: CD


グループ名の由来にもなったオハイオ州デイトン出身のファンク&ソウルのグループ、オハイオ・プレイヤーズの5枚目のスタジオ・アルバム「スキン・タイト」は74年にリリースされた。70年代屈指のファンク・バンド、オハイオ・プレイヤーズ、その起源はウィルソン・ピケットがいたファルコンズのバッキングしていたオハイオアンタッチャブルとして結成されました。サイケデリックやスライ&ファミリー・ストーンの影響から独自の肉感的なサウンドを開拓、このアルバムではリーダー的存在のリロイ・シュガーフット・ボナー(g&vo)を中心に、よりジャジーで洗練されたファンクサウンドへのグループに変わるターニングポイントとなったアルバムでした。その後のアルバム「Fire」「Honey」の傑作を連発し、76年の夏までのわずか3年余りの間で、彼らは有力な5つシングルでソウル・チャートのトップを獲得しました。オハイオ・プレイヤーズの影響力は絶大で、地元であるオハイオ州デイトンは、サンやスレイブやザップらを輩出する一大ファンク・シティとなっていきます。

「Skin Tight」

「Jive Turkey」

「Heaven Must Be Like This」

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Billy Preston The Kids And Me [CD]


キッズ&ミー

キッズ&ミー

  • アーティスト: ビリー・プレストン
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD


ビリー・プレストンは60年代前半からリーダー作を出し、サム・クックやレイ・チャールズのバッキングをしたり、スライ&ザ・ファミリー・ストーンとも交流をしスタイルに磨きをかけ、ビートルズの「Let It Be」と「Abbey Road」に参加し、ビリー・プレストンらしいゴスペルとニューオリンズの要素が混ざったキーボード・プレイで、ビートルズのシングルにクレジットされたこともあり「5人目のビートルズ」と言われ、その後アップル・レコードから2枚のソロ・アルバムを出し、ソロ・シンガーとしても頭角を現します。さらに70年代前半にはザ・ローリング・ストーンズのアルバル作りに参加しサウンドを牛耳ってもいました。マルチな才能を持つミュージシャンでキーボーディスト・シンガー・俳優であるビリー・プレストンの表現が円熟していた74年にリリースした「The Kids And Me」は4作目ののスタジオ・アルバムであり彼の代表作、ゴスペル感覚を持ち独創的なポップ感覚は作曲、メロディ、サウンド、歌声、どれも彼らしく鮮やかに表現されていました。「Nothing From Nothing」は全米1位となり、ファンキーなインスト「Struttin'」は当時バンドにいたブラザース・ジョンソンとの共作、今やスタンダードの美しいバラード「You Are So Beautiful」はビリー・プレストンとブルース・フィッシャーの共作ですが、ザ・ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソンもソングライティングに協力したといわれておりウィルソンは長年にわたり、この曲をザ・ビーチ・ボーイズのライヴで歌っていました。この後すぐにジョー・コッカーがカヴァーし大ヒットさせています。さらにイーグルス加入前のジョー・ウォルシュもスライドギターで参加しています。

「Tell Me You Need My Loving」

「Nothing From Nothing」

「Struttin'」

「You Are So Beautiful」

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Leon Ware  Musical Massage [CD]


ミュージカル・マッサージ

ミュージカル・マッサージ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: CD


リオン・ウェアの「ミュージカル・マッサージ」は76年にリリースされた、セカンド・アルバム。マービン・ゲイの名作「I Want You」の半年後に完成させた作品で、モータウンのお抱えライターだったリオン・ウェアのオリジナル曲「I Want You」をマービン・ゲイが非常に気に入り、取り上げて、孤独と愛への欲求を表した非常にエロティックな曲をセクシーさ全開で歌い上げましたが、本当は本作「ミュージカル・マッサージ"」の為に作っていた曲でした、リオン・ウェアが理想とする音楽によるセクシャルな表現を追究したアルバムでしたが、モータウンによって適切に宣伝されませんでした、それにもかかわらず、ミュージカルマッサージは、「I Want You」とそのアルバムのプロデューサーの曲に興味をそそられたソウルミュージックファンの間でカルトヒットになりました。参加ミュージシャンもアルバム「I Want You」と同じ、デビッド.T.ウォーカー、チャック・レイニーを中心にした布陣で、そのグルーブは都会的なメローサウンドで、アレンジはどこまでも甘美でした。「I Want You」と聴き比べるとわかるのですが兄弟作のようなアルバムです。マニア受けするアーティストなので一般的な知名度はそれほど高くはないかもしれないですが、リオン・ウェアのシンガー、ソングライター、プロデューサーとしての実力がいかんなく発揮された傑作です。
「Instant Love」ではミニー・リパートンと「Holiday」ではボビー・ウーマックとマービン・ゲイが参加しています。

「Learning How To Love You」

「Instant Love」

「Holiday」

「Turn Out The Light」

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Chicago X [CD]


シカゴX(カリブの旋風)

シカゴX(カリブの旋風)

  • アーティスト: シカゴ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2015/08/05
  • メディア: CD


「Chicago X」はシカゴの8枚目のスタジオ・アルバム。カリブー・ランチで録音され、76年にリリースされた。前作からブラス・ロックで鳴らしたシカゴにから、AORやポップス路線へと移行し始める要素が出て来た。シカゴ初期はロバート・ラム 、ジェイムズ・パンコウ 、テリー・キャスによる曲作りの中心にいたが、その後ピーター・セテラが頭角を現し、本作で「If You Leave Me Now」がグループ初の全米ナンバー・ワン・ヒットとなりグループ内の力の均衡が崩れていく。全米ナンバーワンを記録するが、バンドのリーダーであるテリー・キャスやロバート・ラムはこのような音楽性に強く反対したと言う。この後シカゴはテリー・キャスが拳銃暴発事故により死亡などもあり、ブラス・ロック指向の音楽性では売れず低迷期に突入することになる。80年代に入るとデイヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎え、社会派ブラス・ロックから時代に合わせたAORへと変化し大成功し復活する、デイヴィッド・フォスターとピーター・セテラの都会的で洗練されたAORセンスは近いものがあった為であった。「If You Leave Me Now」はピーター・セテラの都会的な洗練されたポップ・センスが初めて認められたヒット曲で、76年という時代を考えても、その後のシカゴに与えた影響は少なくない。

「If You Leave Me Now」

「You Are on My Mind」

「Another Rainy Day in New York City 」

「Mama Mama」

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Erik Tagg Smilin' Memories [CD]


Smilin' Memories

Smilin' Memories

  • 出版社/メーカー: Vivid Sound
  • 発売日: 1997/11/28
  • メディア: CD


エリック・タッグはAORやフリー・ソウル・シーンで高い人気を集めるミュージシャン。アメリカ生まれだが、20歳の時にオランダに渡り、放浪中に盗難に逢い、日銭を稼ぐためにオランダで音楽活動を始めた事がきっかけでビーハイヴというバンドのメンバーになりデビューした。この「スマイリン・メモリーズ」は75年にリリースされ、エリッグ・タッグのソロとしてのデビュー・アルバムで、オランダでリリースされた。レコーディングはロサンゼルスで行われ、全曲のドラムスをジェフ・ポーカロが担当し、ベースも弟のマイク・ポーカロが担当、後に親交を深めるリー・リトナーがギターを担当し、さらにデヴィド・フォスターがキーボードで3曲を弾いている。まだ全員が20~26歳の若さ溢れる演奏にエリック・タッグの軽やかなグルーヴに乗って明るいメロディによる、フレッシュな楽曲と歌声が聴けるアルバムで、75年とは思えない音楽性とキャッチーなAORが楽しめるアルバムです。

「Tell-Tale Eyes」

「Love To Love You」

「Steamboat」

「The Only Thing You Said」

「Never Had The Feelin' 」

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Leroy Hutson  Hutson [CD]


Hutson

Hutson

  • アーティスト: Leroy Hutson リロイハトソン
  • 出版社/メーカー: Acid Jazz/hostess
  • 発売日: 2018/04/04
  • メディア: CD


リロイ・ハトソンは大学時代にダニー・ハサウェイらとルームメイトでした、ミュージシャンのカーティス・メイフィールドによってキャンパスで結成されたグループであるメイフィールドシンガーズに参加しデビュー、そこで、リロイ・ハトソンはダニー・ハサウェイの出世作「The Ghetto」やロバータ・フラックの「Tryin Times」などをダニー・ハサウェイと共作をし親友となります。その後、カーティスメイフィールドに代わってインプレッションズのリードシンガーとして2年半滞在し、作家、プロデューサー、アレンジャー、ミュージシャンとしての彼自身のキャリアを追求するためにソロに転向、彼が実力を発揮をし出すのは栄光のインプレッションズ時代より、むしろソロになってからでした。ソロになってからは曲作りからプロデュース・演奏までこなし、十分に実力を示し、75年にリリースされたソロ3作目「Hutson」ではクリエイティブなピークの始まりとなる作品でした。知名度という点ではダニー・ハサウェイやカーティス・メイフィールドには及びませんでしたが、ソウルシーンでカルト的な支持者を築きました。数々のミュージシャンに影響を与えたアルバムで、アシッド・ジャズが流行した90年代初頭にスノウボーイが「Lucky Fellow」をカヴァーした事でこのアルバムとリロイ・ハトソンは再評価されました。

「All Because of You」

「I Bless the Day」

「It's Different」

「Lucky Fellow」

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Neil Young After the Gold Rush [CD]


After the.. -Annivers-

After the.. -Annivers-

  • アーティスト: Young, Neil
  • 出版社/メーカー: Reprise
  • 発売日: 2020/12/11
  • メディア: CD


「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」は、ニール・ヤングが1970年に発表した3作目のソロ・アルバム。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの活動期間中に発表されたアルバムで、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの名作「DEJA VU」と並行して発表された。クレイジー・ホースのメンバーとジャック・ニッチェ、スティーヴン・スティルス、ニルス・ロフグレン、グレッグ・リーヴスらが録音に参加した。ニール・ヤングの人気を決定づけることとなった名盤で、全体的にアコースティックな肌触りと、穏やかな雰囲気の作品だ。シンプルで叙情的な名曲「Only Love Can Break Your Heart」「After the Gold Rush」など、彼がいかに優れたメロディ・メイカーであることがわかる。 また、南部の黒人差別について歌う名曲「Southern Man」なども入っている。ニール・ヤングの詩的な歌詞や物思いにふけるかのようなメロディは素晴らしく、発売から50年たった今でも色褪せることなく生き生きとした輝きを放ち続ける。

「After the Gold Rush」

「Only Love Can Break Your Heart」

「Southern Man」

「I Believe in You」

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