Stevie Wonder Where I'm Coming From [CD]
アルバム「Where I'm Coming From」は、71年にリリースされたスティーヴィー・ワンダーの単独での初めてのプロデュース作となったアルバムで、当時の恋人だったシリータと一緒に全曲を共作し、アレンジにポール・ライザートやデイヴィッド・ヴァン・デヴィッドらの手を借りながら制作、実名ともにスティーヴィー・ワンダーの作品と言えるトータル・アルバムを作った。抽象的な表現もあるが、シリアスなメッセージ・ソングとラブ・ソングが入った作品となった。みずみずしい演奏と表現に彩られたサウンドは、制作面での完全な自由を得た、若きスティーヴィー・ワンダーのやる気と湧きだすアイディアに動かされている作品である。シンセシザーを大幅に導入し、ファンク・ナンバーも登場した次作の名作アルバム「Talking Book」へも繋がるアイディアがここから始まっている。
「If You Really Love Me」
「Do Yourself A Favor」
「Never Dreamed You'd Leave In Summer」
「Sunshine In Their Eyes」