Michael Franks One Bad Habit [CD]
アルバム「ワン・バッド・ハビッド」はマイケル・フランクスの6枚目のアルバム、80年にリリースされた。前作のジョン・サイモン(ザ・バンド、ジャニス・ジョップリン、サイモン&ガーファンクルのなどを手掛けたプロデューサー)によるプロデュースはジャズ感覚を強めてた作風だったが、本作はトミー・リピューマとアル・シュミットとのコンビが復活し、新たに元ルーファスのドラマー、アンドレ・フィシャーがリスム・アレンジとコ・プロデゥーサーとして手腕を発揮することになった。前作から一転コンテンポラリーな指向を強くして、シャープなサウンドとなった。「Baseball」でのエモーショナルなでデヴィッド・スピノザのギターで始まる本作は、曲ごとにミュージシャンが適材適所に代わるセッション方式で、マイケル・フランクスにとっては初めての事、やはりスティーリー・ダンの影響があったのだろうか、エリックゲイル(g)、エディ・ゴメス(b)、ドン・グロルニック(key)、ニール・ジェイソン(b)、リック・マロッタ(dr) 、ヒュー・マクラッケン(g)、ラリーウィリアムズ(key)などの東西の一流ミュージシャンが参加、そしてアンドレ・フィシャーの弟クレア・フィッシャーはストリングスのアレンジを担当している。ちなみにドン・グロルニック(key)とリック・マロッタ(dr)が参加したスティーリー・ダンの「ガウチョ」のリリースは本作から半年後のこと。サウンドが変わっても、やっぱりマイケル・フランクスが歌い始めればやっぱりいつものウイスパー・ボイスでエレガントに歌っている。
「Baseball」
「All Dressed up with Nowhere to Go」
「On My Way Home to You」
「One Bad Habit」