Ramsey Lewis Sun Goddess [CD]
「Sun Goddess(太陽の女神)」は、74年にリリースした、ラムゼイ・ルイスのアルバム、このアルバムはビルボード・トップ・ソウル・アルバム・チャートで1位、ビルボード・トップ・ポップ・アルバム・チャートで12位を記録しました。ラムゼイ・ルイスは50年代からジャズ・ピアニストとして活躍、60年代にはEW&Fの創設者でリーダーのモーリス・ホワイトがドラマーとなり、ラムゼイ・ルイス・トリオを結成し、スタンダードなジャズを抜け、ポップでファンキーな作風となり、新しい音楽の方向性を見出しました。このアルバムでモーリス・ホワイトと再会し、特にアルバム・タイトルである「Sun Goddess」はモーリス・ホワイトが作曲とプロデュースをし、モーリス・ホワイトを含むフィリップ・ベイリー、ヴァーダイン・ホワイトらEW&Fの主要メンバーが参加し、レコーディングされました。EW&Fのアルバム「Gratitude(灼熱の狂宴)」でも「Sun Goddess」は収録されていますが、ラムゼイ・ルイスのヴァージョンほうが先で、アレンジもほぼ同じであることからラムゼイ・ルイスがEW&Fに与えた影響は大きい事がわかります。「Hot Dawgit」もモーリス・ホワイトのプロデュース、残りの5曲はマイルス・デイビスのプロデューサーデであるテオ・マセロが担当。「Living for the City」はスティーヴィー・ワンダーの曲であるが原曲の雰囲気を残しつつラムゼイ・ルイスらしいアレンジとなり、好トラックとなりました。
「Sun Goddess」
「Hot Dawgit」
「Living for the City」
「Gemini Rising」