Graham Central Station Mirror [CD]
「Mirror」は、76年にリリースされたグラハム・セントラル・ステーションの4枚目のアルバム。女性マルチ・プレイヤーのゲイル“ベビー・フェイス”マルドロウをメンバーに加え、よりポップなタッチになったグラハム・セントラル・ステーションの分岐点となったアルバムで、このアルバムはいつものようにファンキーですが、その叙情的な内容には多くのゴスペル・ミュージックが含まれています。グラハム・セントラル・ステーションらしい楽しいファンクトラックの「Entrow」で始まり、自由奔放でメロウなテンポでアレンジされている「Love (Covers a Multitude of Sin)」など、揺るぎないビートに支えられ、メンバーが交代でボーカルを披露しているアルバムです。ラリー・グラハムがアルバムの全曲で作曲を手がけていることから、彼の私生活の経験を基にしていた可能性が高く、ラリー・グラハムの人柄を現すような楽しいファンク・アルバムとなっています。
「Entrow」
「Love (Covers a Multitude of Sin)」
「I Got a Reason」
「Priscilla」