George Benson in Flight [CD]
「イン・フライト」は、ジョージ・ベンソンによる77年のスタジオ・アルバム、発売の翌週にはジャズ・チャートの首位に立ち、そのまま12週間その座を守り、前作の大ヒット・アルバム「ブリージン」に続いて年間のトップ・ジャズ・アルバムに認定された。前作のシングル曲「ブリージン」や「マスカレード」のようなヒット曲には恵まれなかったが、個人的には「イン・フライト」の方がWarの名曲「The World Is a Ghetto」やダニー・ハサウェイの名曲「Valdez in the Country」やモリス・アルバート作曲で大好きな「Gonna Love You More」を収録、ジョージ・ベンソンの中でも素晴らしいアルバムだと思っている。この時のジョージ・ベンソン・バンドのメンバーは最強で、ホルヘ・ダルト(key)ロニー・フォスター(key)フィル・アップチャーチ (g)スタンリー・バンクス(b)ハーヴェイ・メイソン(dr)ラルフ・マクドナルド(per)で、ヴォーカリストしてもギタリストとしても、どちらも最高に素晴らしい演奏をし、サポートをしている。この頃のジョージ・ベンソンは飛ぶ鳥を落とす勢いがあり、グラミー賞などの賞レースを総なめした。アルバム「イン・フライト」は、幅広いリスナーに受け入れられるキャパシティとクオリティの広さの両方を持っていた。
「Nature Boy」
「The World Is a Ghetto」
「Gonna Love You More」
「Valdez in the Country」