SSブログ

日野皓正 City Connection [CD]


シティ・コネクション

シティ・コネクション

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/08/24
  • メディア: CD


日野皓正、1975年から、活動の拠点をアメリカに移し、1976年 The Eleventh House featuring Larry Coryell『Aspects』の録音でラリー・コリエル、ランデイ・ブレッカー、マイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーンと共演、1978年ジョン・スコフィールド『ジョン・スコフィールド』の録音に参加した。このアルバムは1979年ニューヨークのA&Rスタジオで録音、もちろんニューヨークの凄腕ミュージシャンとの演奏で、特にキーボードのレオン・ペンダーピスなどのセンスの良い曲とセンスのあるホーンとストリングスのアレンジで、ニュー・ヨークの街を連想させる音になっている、日野皓正の圧縮したパワーをいっきにぶつけるようなコルネットのソロが聴きどころです。また佐藤允彦の時に紹介したデイヴ・リーブマンのサックスも聴ける。


「City Connection」サントリーホワイトCMソング、アンソニー・ジャクソンの印象的なベース・ライン、日野皓正のエネルギッシュなソロ、レオン・ペンダーピスのピアノ・ソロ、ニュー・ヨークを代表するギタリストのデビッド・スピノザのソロが聴ける。

nice!(15)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Pat Metheny One Quiet Night [CD]


One Quiet Night

One Quiet Night

  • アーティスト: Metheny, Pat
  • 出版社/メーカー: Nonesuch
  • 発売日: 2009/05/07
  • メディア: CD


このアルバムは、パット・メセニーのカヴァー・アルバムといってもいい内容となっており、ノラ・ジョーンズの大ヒット曲「Don't Know Why」、キース・ジャレットの名曲「My Song」、そして、ジェリー&ペースメイカーズの作品「マージー河のフェリーポート」のカヴァーに加えて、セルフカヴァーとして、『スティル・ライフ』収録の「Last Train Home」が演奏されている。このアルバムは、珍しいギターのバリトン・ギターで演奏されている、バリトン・ギターとは、1956年ころ世界で初めて誕生、通常のギターよりロウ・チューニングで演奏するために製作されたロング・スケールのギターで、このギターを用いたソロ・ギター・アルバムとなっている。
基本的にはいままでのメセニーの世界を表現しながらも、むしろ、ギターの音色そのものへの挑戦、低い音階での効果的な表現を感じられる、改めてパット・メセニーのギター一本でこれだけできる表現力の深さに驚かされる。


「Don't Know Why」ノラ・ジョーンズの大ヒット曲。

「My Song」叙情的なヨーロピアンのジャズを表現している。

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Lee Ritenour  Captain Fingers [CD]


Captain Fingers

Captain Fingers

  • アーティスト: Ritenour, Lee
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1989/03/03
  • メディア: CD


リー・リトナーのセカンド・アルバム、初期の頃の代表作で、ファースト・アルバムから比べると驚異的な速さで彼のならではの音楽性が明確化されたアルバム。ユニークなリズム・アンサンブルに彩られジャズとロックが混ざり合ったソロなど、かれの個性が全開に表現できるようになった、複雑でテクニカルな曲をポップな曲にしてしまうセンス、またデイブ・グルージンの存在も重要で、前作までは、クインシー・ジョーンズの影響を受けた曲と演奏をしていたのが、このアルバムから、とても彼らしい曲と演奏をしている、さらにスティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」をカヴァーしたりバラエティー豊かなアルバムになっている、またジェイ・グレイドンやレイ・パカーJrをリズム・ギターだけで参加していたりする意外な面白さもある。


「Captain Fingers」映像は2004年の物で、当時と同じメンバーで当時の音を再現している。

「Fly By Night」デイブ・グルージンの曲で、名曲の「Cptain Caribe」と同じ位彼らしい曲。

「Isn't She Lovely」ずいぶん前に紹介したアルバム「Single(邦題:独身貴族)」のビル・チャンプリンが歌っています、まだ無名で、誰だろういい声だなあと思ったのを思い出す。

nice!(18)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

佐藤允彦 All In All Out [CD]


オール・イン・オール・アウト

オール・イン・オール・アウト

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1991/07/25
  • メディア: CD


佐藤允彦,1966年から1968年までアメリカ合衆国ボストン市のバークリー音楽院(現バークリー音楽大学)に留学して作曲・編曲を学ぶ,その後にチャールス・ミンガスのアルバム「Charles Mingus With Orchestra」の録音に参加。「All In All Out」は1979年にリリースしたアルバム、佐藤允彦は、日本人ピアニストだけあって、日本風の叙情的メロディの曲が多いのだが、今回の作品は、とにかく演奏が切れまくっている。特に佐藤允彦のアコースティック・ピアノとハーヴィー・メイソンのドラムの切れ具合が半端ではない、この二人は、バークリー音楽院の同級生でお互いの音楽を熟知している間柄。この作品のメンバーは、佐藤允彦 (p)、デイヴ・リーブマン (sax)、川崎燎(g) 、フランシスコ・センティーノ(b)、ハーヴィー・メイソン (dr)、ルーベンス・バッシーニ(per) 、ホーンセクションにランディ・ブレッカーやバリー・ロジャースらが参加。フランシスコ・センティーノは、渡辺貞夫の「モーニング・アイランド」にも参加し、来日公演にも参加していて、その演奏を見ていたんですけど、個人的に凄いとベーシストになるかと思っていたですけど、その後聴くことがなくなっちゃったので残念でした。


「Moth Ball 」曲調はハイテンションの激しいナンバーで、マイルス・デイヴィスのバンドにもいたことがあるデイヴ・リーブマンのテナーサックスがやたらカッコイイのと、佐藤允彦のアコースティック・ピアノ・ソロも凄いがその時のハーヴィー・メイソンのドライブ感が尋常ではない、フランシスコ・センティーノのベースもイイです。本作のハイライトといえる曲である。

「Grama Grass 」叙情的に始まりその後のソロの盛り上げ方が抜群に上手い。

nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

渡辺貞夫 My Dear Life [CD]


MY DEAR LIFE

MY DEAR LIFE

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD



日本のフュージョンの草分け的アルバム、トロンボーンの福村博のダビングをしている以外は渡辺貞夫(as,fl,sn), リー・リトナー(g), デイヴ・グルーシン(p, el-p), チャック・レイニー(el-b), ハーヴィー・メイソン(ds), スティーブ・フォアマン(per), の一発録り(時間も取れなかったらしい)、そのため緻密な音ではなく荒削りな音に、でもそこがいい。アルバムもヒットし、リー・リトナー達の音楽が日本で広まっていくキッカケになったアルバム。内容としてはアフリカの音にハマっていた渡辺貞夫、この作品でもその影響が色濃く出ている、まだアフリカの音楽が浸透していなかったのでとっても新鮮な音だった、この後のアルバム「カルフォルニアシャワー」「モーニング・アイランド」などのフュージョンの先駆けとなり、渡辺貞夫の人を表すハッピーな感覚をアルバム全体から溢れ出しているアルバム。
当時FM東京の「マイ・ディア・ライフ」を聴いている人も多かったと思う。


「MASSAI TALK」アフリカンの要素があり、スリリングかつテクニカルなプレイが満載。

「My Dear Life」渡辺貞夫のバラードの名曲。

nice!(18)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

TIN PAN ALLEY2 [CD]


TIN PAN ALLEY 2

TIN PAN ALLEY 2

  • アーティスト: ティン・パン・アレー
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2011/01/12
  • メディア: CD


TIN PAN ALLEYのセカンド・アルバムのこのアルバムは、収録曲のほとんどがインスト物で、ファースト・アルバムと比べると清涼感いっぱいでとても心地よい曲が多い、一曲目の「明日あたりはきっと春」を聴くと、このアルバムの方向性が感じられると思う。1977年の発売当時は若かったせいかファースト・アルバムの演奏者としての腕前のインパクトはないし、ヴォーカル曲は少ないし、派手なアドリブもないしBGMみたいで物足りなさを感じたが、その後に久しぶりに聴いた時に、彼等流の絶妙なポップなアレンジ、余裕を持っての演奏が凄く心地良い、こんなコンセプトのアルバムなんだと理解する事が出来た。


「明日あたりはきっと春」鈴木茂のギターと薩摩光二のソプラノサックスが素晴らしい。

「ろっかばいまいべいびい」ブレッド&バターのボーカルとMANNAのコーラス凄く良いです。

「ポケットいっぱいの秘密」アグネス・チャンのヒット曲、ティン・パン・アレー版のボーカルはMANNAのちにブレッド&バターの岩沢幸矢の妻となる、林立夫がアレンジをしています。

nice!(15)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

荒井由実 MISSLIM [CD]


MISSLIM

MISSLIM

  • アーティスト: 荒井由実
  • 出版社/メーカー: EMI Records Japan
  • 発売日: 2013/10/02
  • メディア: CD


荒井由実のセカンド・アルバム、前作より彼女のスタンスがより明確になった作品、都会的な感覚の歌詞、洋楽を感じさせるポップな楽曲、このアルバムから参加した山下達郎のコーラス・アレンジも聴きどころです。
有名なエピソードを思い出したので書きます、1974年(昭和49年)に長崎県立五島高等学校奈留分校の女子生徒が奈留分校に合った校歌を作ってほしい[とラジオの深夜番組『毛利久のオールナイトニッポン』の「あなただけのイメージソングを作ります」のコーナーに投書し、当初は加藤和彦が曲を作って番組でオンエアされた。しかし、依頼者のもとに届けられるはずだった録音テープが行方不明になり、改めて荒井由実作詞・作曲による「瞳を閉じて」が贈られた。
1976年、同校は長崎県立五島高等学校奈留分校より長崎県立奈留高等学校として独立したが、その際にこの曲を校歌とするか検討された結果、校歌ではないが愛唱歌として制定された。このエピソードはNHKのドキュメンタリー番組『新日本紀行〜歌が生まれて そして〜』で取り上げられた。
1988年には同校卒業生の寄付で松任谷由実直筆の歌詞を刻んだ歌碑が建立され、除幕式には松任谷本人も訪れた。その後、この曲は卒業式はもとより、島民が島を離れる船の出港の際にも流されるなど、島全体の愛唱歌となった。
この番組から全国的に校歌にJポップ調の曲が生まれていくことに、ユーミンの影響力は凄いね。


1988年の「瞳を閉じて 」のエピソードの映像の一部、当時、感動したことを思い出します。

「生まれた街で」アルバムの一曲目、レコードに針を落とした瞬間からファースト・アルバムより洗練されたのを感じたのを思い出す。

nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

松任谷正隆  夜の旅人 [CD]


夜の旅人

夜の旅人

  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2015/11/04
  • メディア: CD


松任谷正隆は、1971年、吉田拓郎のアルバム『人間なんて』にミュージシャンとして参加、小坂忠のバック・バンドだったフォージョー・ハーフを林立夫と後藤次利らと結成し「HOSONO HOUSE」のレコーディングに参加、1973年レコーディングのサウンド・プロデュースを目的とする「キャラメル・ママ」を細野晴臣、鈴木茂、林立夫と結成。谷山浩子の「お早ようございますの帽子屋さん」の編曲の仕事に関わったことから本格的にアレンジャーとしての活動を始める。そんな松任谷正隆の77年のソロ・アルバム「夜の旅人」、曲はすべて、ユーミンとの共作、彼の朴訥としたヴォーカルと洗練されたサウンドの組み合わせは、シティ・ポップを他人の作品ではなく自らの作品でも追及したアルバム、最初から最後まで、極上のメロウ・チューン、なかでも「Hong Kong Night Sight」は傑作です。アルバム・ジャケットはユーミンが描いたものです。


「Hong Kong Night Sight」ユーミンも自身のミニアルバム「水の中のASIAへ」でカバーしている。


nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

竹内まりや「souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 (Special Edition)」 [DVD]


【Amazon.co.jp限定】souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 [Special Edition DVD] (トートバッグ付)

【Amazon.co.jp限定】souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 [Special Edition DVD] (トートバッグ付)

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: DVD


竹内まりや キャリア初の映像商品、11月4日(水)発売決定!
竹内まりやが2018年の11月に限定公開した映画「souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜」の商品化が遂に決定!今回の商品は「souvenir the movie 〜MARIYA TAKEUCHI Theater Live〜 (Special Edition)」と題し、映画に加え、ミュージック・ビデオ版「Expressions」と銘打ち、これまでに制作されたミュージック・ビデオをほぼ網羅した2枚組としての発売となります。さらに映画未公開のライブ映像も数曲収録が決定、加えて、近年の世界的なシティ・ポップブームの火付け役となった話題の曲「プラスティック・ラブ」、2019年に発表されたオフィシャル・ミュージック・ビデオの完全版をも収録します。Blu-rayもありますよ。
極めつけは竹内まりや・山下達郎の最新スペシャル対談を掲載した豪華ブックレットの付属が決定。まさにスペシャル・エディションの内容にふさわしい、ファン感涙の豪華な内容となりました。
[Disc1]
01. アンフィシアターの夜 02. 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) 03. Forever Friends 04. マージービートで唄わせて 05. 五線紙 06. 静かな伝説(レジェンド) 07. 元気を出して 08. カムフラージュ 09. ウイスキーが、お好きでしょ 10. 人生の扉 11. プラスティック・ラブ 12. 駅 13. リンダ 14. 不思議なピーチパイ 15. SEPTEMBER 16. J-Boy 17. LET IT BE ME 18. いのちの歌
[Disc2]
●映画未公開のライブ映像を収録●ミュージック・ビデオ版「Expressions」!これまで制作したミュージック・ビデオをほぼすべて収録●海外でも超★話題の曲「プラスティック・ラブ」の 2019年に制作したミュージック・ビデオ完全版を収録


個人的にはちょうど40年前に竹内まりやのライブを見てその後は見る事が出来なかったのでとても楽しみです。

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

宮本典子 ウィズ 鈴木勲 Push [CD]


プッシュ

プッシュ

  • 出版社/メーカー: CLINCK RECORDS
  • 発売日: 2013/02/20
  • メディア: CD


ライブ・アンダー・ザ・スカイ 77で 鈴木勲グループ (宮元典子、渡辺香津美、秋山一将、笹路正徳、濱瀬元彦、土肥晃、横山達治)を見て、78年に発売の宮本典子のファースト・アルバム「Push」を買うことに、彼女自身、駆け出しの新人ではなかった。プロとして歌い始めたのは74年、赤坂の伝説的ディスコMUGENで、そこに出演したティナ・ターナーやマザーズ・ファイネストのライヴを観て、その圧倒的パフォーマンスに感化され、グッチ裕三(vo)や故ウガンダ(ds)といった後のビジー・フォーの面々とスリー・チアーズを組んだのである。レパートリーの中心は、グラハム・セントラル・ステーションやルーファス&チャカ・カーンなど、この時の経験が、のちの渡米に役立つ。彼女らは、レコード会社の目に止まって、L.A.でのレコーディングに臨んだ、だが方向性の違いからデビューは見送られバンドも解散へ。そんな時に知り合ったのが鈴木勳だった、鈴木の下で歌ったのはジャズと言うより、その頃に流行りだしたクロスオーヴァー/フュージョンで、プロデュースはもちろん鈴木勳で、スタジオには鈴木勳以外は無名の若手ばかりだった、ピアノ/ソリーナ笹路正徳、ギター秋山一将、ギター唐木裕治、ドラム土肥晃、パーカッション横山達治、ベース樋沢達彦、その後日本を代表するプレイヤーになっている。鈴木勲はアート・ブレイキーにスカウトされ渡米、ジャズ・メッセンジャーズの一員になったり、日本のレジェンドのジャズ・ベース奏者なのに、本当に新人のプレイヤーを発掘し育てるのが上手い。彼女の歌は、ジャズとかソウルというジャンルを超えて自由に歌うことができる、そこが大きな魅力だ。


「MY LIFE~やりかけの人生~」鈴木勲のピッコロ・ベースから始まる、宮本を含め素晴らしい若いミュージシャンの音が聴ける。その後笠井紀美子もこの曲をカヴァーしている。


nice!(10)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。