Earl Klugh Finger Paintings [CD]
アール・クルー、20歳の時チック・コリア主宰のリターン・トゥ・フォーエヴァーに加入し、エレクトリック・ギターを弾いていた。しかし、病気になった家族を案じて2ヵ月で退団。エレクトリック・ギターよりアコースティック・ギターに思いがあったからともいわれている。まだプロダクションとして設立して間もないGRPのデイヴ・グルーシンに見出され、当時にしては珍しい、アコースティックギター(ナイロン弦ギター)をメインにした音で独自のスタイルを演奏していく事になる。チェット・アトキンスから最も強い影響を受け、目指す音楽はビル・エヴァンスが奏でるピアノ曲のようなものであると発言、コード・ヴォイシングによる美しいハーモナイズされたギターサウンドとギター1本でピアノ並みの多彩なメロディーを実現しようと模索。そして77年にリリースされたサード・アルバムが「Finger Paintings」、傑作と言われ、アール・クルーの暖かいサウンドが完成されたと言われるアルバム。
「Dr. Macumba」アール・クルーの代表曲の一つ。
「Catherine」アール・クルー作曲の美しい曲、デイブ・グルージンのアレンジのセンスも素晴らしい。
「Dance With Me」オーリアンズの名曲。