Joe Sample Rainbow Seeker [CD]
クルセイダースのピアニストのジョー・サンプルの事実上の初のリーダー作、全曲彼のオリジナルの作品である。前作までのリーダー作は伝統的なジャズのスタイルで、その頃は表現したいピアノ・プレイをすると、君のフィーリングはジャズではないとジャズ評論家批判され、疑念を持ちながらプレイをしていた。評論家がなんと言おうと自分のフィーリングを押して作ったアルバムを作ろうとし、その為に彼が39歳の時の遅咲きのアルバムとなってしまう。この作品はクラッシック的なものあり、リズミックな要素ありと変化に富んでいることが特徴、彼のソウルがこもっているリリカルで透明感のあるピアノと、時折ファンキーな音色とのびのびとしたメロディとリズムが躍動しているピアノ・スタイルはユニークで感動してしまう、今でも彼の代表作だし、ベストの作品である。アルバムのプロデュースはスティックス・フーパー、ジョー・サンプル、ウィルトン・フェルダーのクルセイダースの3人でしているのも納得できる。
「Rainbow Seeker」
「There Are Many Stops Along The Way 」
「Melodies of love」