Bill House Give Me A Break [CD]
バーズ「Mr.Tambourine Man」のプロデュースでも知られるテリー・メルチャーとビーチ・ボーイズにも参加したブルース・ジョンストン、2人は共に60年代の西海岸でサーフィン&ホット・ロッド・ミュージックを作りあげて来た、そのコンビが設立した「イクイノックス」レーベルから1974年にリリースされたビル・ハウスのファーストアルバム「Give Me A Break」、まだ無名だったビル・ハウスにテリー・メルチャーとブルース・ジョンストンは魅了される、彼の曲調はカルフォルニアらしい明るいポップスでキャッチーなサウンドで明らかに60年代のカルフォルニア・サウンドを継承していて、アンサンブル良さと流麗なメロディ&ハーモニーはAOR的で彼の人柄も感じられるアルバムとなっている。またグロリア・クライネルやケニー・ヒンクルやテリー&ブルースのコーラスも聴きどころの一つです。プロデュースはテリー・メルチャーとブルース・ジョンストンが担当。
「You're No Better Than a Common Thief」
「Bad Luck Into Good Times」
「The Damage Is Done」
「If I've Won Or If I've Lost 」
CAPTAIN & TENNILLE Love Will Keep Us Together [CD]
ビーチ・ボーイズのライブ・ツアーに同行後、デュオとして活動を始めた、キーボーディスト兼アレンジャーの「キャプテン」ことダリル・ドラゴンとボーカリストでソングライターのトニ・テニールの2人、1973年に自主製作盤のレコードが評判を呼び、A&M社と契約し、75年に「Love Will Keep Us Together(愛ある限り)」をリリース、トニ・テニールの力強いヴォーカルとダリル・ドラゴンのキーボード・プレイで魅了するサウンドでヒット曲を連発する。ハワード・グリーンフィールド作詞、ニール・セダカ作曲のカヴァーや2人との関連が深いビーチ・ボーイズ達の名曲を取り上げてカヴァーしているのもこのアルバムの聴きどころの一つ、ダリル・ドラゴンによるカヴァー作品のキーボード・アレンジの素晴らしさと、彼のオリジナル曲のアダルトで洗練された曲もあり、A&Mレーベルらしい作品となっている。
最後に78年にに発表したケニー・ロギンスとマイケル・マクドナルドが共作した名曲「What a Fool Believes」は、「Love Will Keep Us Together」のキーボード・プレイを参考にしています。
「Love Will Keep Us Together」ハワード・グリーンフィールド作詞、ニール・セダカ作曲をカヴァーし、このバージョンが最も有名でナンバー・ワン、ヒットにもなった名曲。
「The Way I Want To Touch You」ダリル・ドラゴンの作曲、いい曲です。
「God Only Knows」ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン&トニー・アッシャーの作曲。
「Cuddle Up」ビーチ・ボーイズのダリル&デニス・ウィルソンの作曲。
「Disney Girls」ビーチ・ボーイズのブルース・ジョンストンの作曲。
「I Write The Songs」ビーチ・ボーイズのブルース・ジョンストンの作曲。
Bruce Johnston Going Public [CD]
ビーチ・ボーイズの1965年のツアーに、ブライアン・ウィルソンの代役としてビーチ・ボーイズに参加していたグレン・キャンベルがバンドを離れた後に、その代わりとしてマイク・ラヴに誘われて加入したブルース・ジョンストン。ビーチ・ボーイズのキャピトル・レコード在籍時にはリード・ヴォーカルを取ることはなく、地味な存在だったがアルバム『サンフラワー』にてヴォーカル曲「ディードリー」「ティアーズ・イン・ザ・モーニング」を発表、そのメロディの美しさと繊細なヴォーカルで、一躍注目される存在となる。彼は1971年の『サーフズ・アップ』発表後に当時のマネージャー、ジャック・ライリーと対立し、ビーチ・ボーイズを脱退、その後テリー・メルチャーとイクイノックスを立ち上げ精力的に活動、3枚目のソロ・アルバム「Going Public」は77年にリリース、タイトルどうり彼の新たな音楽の自己紹介を図るという意味合いのアルバムで、彼のハートフルな歌声とロマンティックな側面が良く出ている。その後1979年の『L.A. (ライト・アルバム)』で公式にビーチ・ボーイズに復帰。
「I Write The Songs」バリー・マニロウによって取り上げられ、グラミー賞と全米No.1ソングを獲得した名曲のセルフカヴァー。
「Disney Girls」ビーチ・ボーイズ時代の曲で、キャプテン&テニールと、アート・ガーファンクルによってカヴァーされた佳作の曲のセルフカヴァー。
「Rendezvous」ハドソン・ブラザースに提供した曲のセルフカヴァー。
Brian Wilson Smile [CD]
ビーチ・ボーイズのリーダーであったブライアン・ウィルソンは1966年に、傑作『ペット・サウンズ』を制作し、同年シングル盤「グッド・ヴァイブレーション」の大ヒットで、その天才的な音楽的才能を世に知らしめた。「Smile」は、ビーチ・ボーイズが1967年に発表する予定であった幻のアルバムで、本当に完成の一歩手前まで行っていた、しかしブライアンの精神状態の悪化によりアルバムは発売中止となってしまう。70年代半ばから80年代にかけて、精神科医ユージン・ランディのもと治療を行い「Smile」を37年後に再構築しヴァン・ダイク・パークスやワンダーミンツとの共同制作のもとにブライアン・ウィルソン自らの手でついに完成した。元々はビーチ・ボーイズの作品としてレコーディングされながら、長きにわたり"ロック史上、最も有名な未発表アルバム"と呼ばれたアルバム『スマイル』。2004年に発表しファンを狂喜させたアルバムである。
「Heroes and Villains」
「Child Is Father of the Man」
「Surf's Up」
「Good Vibrations」
石川セリ 気まぐれ [CD]
気まぐれ(+3)(紙ジャケット仕様) [BRIDGE-252]
- アーティスト: 石川セリ
- 出版社/メーカー: ブリッジ
- 発売日: 2017/09/29
- メディア: CD
石川セリ、1971年、日活映画『八月の濡れた砂』の同名主題曲でデビュー、1972年にシングル「小さな日曜日」でレコードデビュー、松任谷由実とは、林美雄のラジオ番組「パックインミュージック」でも、ともに熱狂的にとりあげられたこともあり、デビュー当時からの旧友でもあり、石川本人が、ライバルでもあると言っている。
「気まぐれ」 は、井上陽水夫人としても知られる石川セリが77年にリリースした3rdアルバム。アルバムとしては、矢野顕子のキーボードプレイと矢野誠のアレンジの織り成す音が聴きどころとなっている。レゲエタッチの「ムーンライト・サーファー」、南佳孝作曲の後にセルフ・カバーした屈指の名曲「ミッドナイト・ラヴ・コール」等収録されている。「ダンスはうまく踊れない」は井上陽水が妻となる石川セリと付き合い始めの頃、気を引くために目の前で30分ほどで作ってプレゼントした曲。後年、高樹澪がカバーしリバイバル・ヒット。ほかにも日野美歌、中森明菜、徳永英明らがカバーしている。
「ミッドナイト・ラヴ・コール 」南佳孝の時も紹介したが、やはりこのアルバムのベストトラック。
「ムーンライトサーファー」石川セリと言えばこの曲という人も多いはず。
白鳥英美子 Voice Of Mine [CD]
『アメイジング・グレース』に始まるシリーズ5作のひとつ「Voice Of Mine」は90年にリリース、ロンドンでの録音、スコットランドのシンガー、メイ・マッケンナのプロデュースの曲などアイリッシュに包まれたアルバムは、全体にクラシカルでアレンジはシンプル、透明感をたたえ、清廉に、美しく、感情が丁寧に表現された素晴らしい作品である。英語詞で歌うことで言葉の意味性を薄め,彼女の歌声の魅力を全面に押し出し,声の音色で楽しませてくれる。アルバムの最後曲の「レット・ザ・リバー・ラン」はアルバム・コンセプトからは離れてしまっているが、ファンからの強い要望でアルバムに収録、TBSで1990年から放送されたテレビドラマ「ホテル」のテーマソングとして使われた曲で、この「ホテル」は第5シリーズまでありましたが、この曲がテーマとして使われたのは第1シリーズだけです。
「PORTRAIT OF MY LIFE」白鳥英美子の作曲、彼女の描いていた音をロンドンで見事に演奏している。
「NOTHING COMPARES 2U 」80年代にプリンスがザ・ファミリーに提供した楽曲で歌詞はそのザ・ファミリーのシンガーであったスザンナ・メルボインがモデルとなっている。90年にアイルランド出身のシネイド・オコナーによりカヴァーされ全米No.1を記録したのを始めとして、世界17ヶ国でNo.1を記録した名曲。
「KARISOLA」メイ・マッケンナの作曲、2人のハーモニーが聴きものです。
「QUIET WAYS」バッハの「G線上のアリア」に歌詞を付けたものです。
「LET THE RIVER RUN」作詞・作曲:カーリー・サイモン、日本語詞:白鳥英美子、編曲:鈴木宏昌
風街であひませう 松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート [CD]
松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート 「風街であひませう」(完全生産限定盤)
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: CD
2015年、作詞活動45周年を迎える作詞家、松本隆。時を経ても色褪せる事のない松本隆の言葉の世界に、2015年を代表するクリエイターたちが一同に集い、発売したトリビュート・カヴァーアルバム、その名も「風街であひませう」、合計27組のアーティストによる「風街のうた」が収録されている、それは松本隆が作った二千百曲以上の膨大な数の詩のほんの一部にすぎないかもしれないが、「風街のうた」を十分に感じられる事が出来る。特別ディスクとして、宮崎あおい、広瀬すず、山田孝之などの俳優陣と松本隆本人による合計17名による『風街でよむ』と題された歌詞朗読集CD、ディレクターは、是枝裕和が担当、『風街でうたう』では、松本が作詞を手がけた幅広い時代の楽曲をカヴァー、現代の日本のミュージックシーンから唯一無二の「声」を持つ10組のアーティストが参加。 トータルサウンドプロデューサーに鈴木正人(Little Creatures)を迎えている。その中から4曲を紹介します。
昨日、松本隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム「風街に連れてって!」が発売になった。
手嶌葵「風の谷のナウシカ」曲:細野晴臣 オリジナル歌唱:安田成美(84年)
草野マサムネ「水中メガネ」曲:草野政宗 オリジナル歌唱:Chappie(99年)
斉藤和義「白いパラソル」曲:財津和夫 オリジナル歌唱:松田聖子(81年)
小山田壮平&イエロートレイン「SWEET MEMORIES」曲:大村雅朗 オリジナル歌唱:松田聖子(83年)
EPO Goodies [CD]
まだデビュー前のEPOが竹内まりやの「セプテンバー」のコーラスに参加した際、山下達郎に「自分がやったコーラス以外で面白いと思ったのは初めてだ」と言ったエピソードがあるEPO。ポップス本来の魅力が詰まったセカンド・アルバム「Goodies」は80年にリリースされEPOの最高傑作の一つと言われている。ファースト・アルバムはまだ未完の域だった曲作りも、数か月後には格段の進歩を遂げている。アナログA面はロサンゼルス、ニューヨーク録音、アナログB面は東京録音、参加ミュージシャンは山下達郎、大貫妙子、伊藤広規、青山純、清水信之、ルーサー・ヴァンドロス、アンソニー・ジャクソン、ジョン・トロペイ等の豪華なメンバーが参加。一曲目の「Goodies」は山下達郎がアレンジを担当、二曲目「雨のケンネル通り」と続き、彼女の作曲の力が上がっているのが証明できる、この後にはシュガーベイブのカヴァー「パレード」「PARK Ave.1981」はキリンレモンのCMにも使用された人気曲(竹内まりやの 「Dream of you」もキリンレモンのCMで使用されている)などのEPOらしいメロディとコーラス重視の曲が怒涛のように続いて幕を閉じる。
「Goodies」作詞・作曲:EPO 編曲:山下達郎
「雨のケンネル通り」作詞・作曲:EPO 編曲:HAROLD WHEELER
「PARK Ave. 1981」作詞:荒木とよひさ、EPO 作曲:EPO 編曲:清水信之
「Drive Song」作詞・作曲:EPO 編曲:清水信之
トワ・エ・モワ HARVEST-はじめに愛があった [CD]
トワ・エ・モワ、1969年に山室英美子(白鳥英美子)と芥川澄夫によって結成。同年、「或る日突然」でデビュー、「空よ」「虹と雪のバラード」「誰もいない海」「初恋の人に似ている」「地球は回るよ」「愛の泉」など数多くのヒット曲を放ち、1970年代前半の“和製ラウンジ系ポップ”ブームの端緒となる。73年6月、郵便貯金ホール(現・メルパルクホール)での“フェアウェルコンサート”を最後に解散。アルバム「HARVEST-はじめに愛があった」はトワ・エ・モワの26年振りの再結成アルバム。セルフ・カヴァーに新曲を加えたもで、新曲もセルフ・カヴァーもまったく違和感無く溶け込んだトワエモアのイメージのままに統一感を感じるアルバムです。
「或る日突然」
「空よ」
「誰もいない海」
「「ありがとう」を君に」
「Tell me」
福耳 THE BEST WORKS [CD]
福耳 THE BEST WORKS (初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: 福耳
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2006/09/13
- メディア: CD
1998年、Zepp Sapporoの杮落しライブ「福耳」に、杏子、山崎まさよし、スガシカオの3人で出演し3人で杏子のシングル曲『星のかけらを探しに行こう Again』を合唱する。翌1999年、杏子・山崎・スガの3名が『星のかけらを探しに行こう Again』を「福耳」名義によるシングルとしてリリース。2001年には、3人の所属するオフィスオーガスタ所属アーティストの出演する野外コンサート「Augusta Camp」にて元ちとせを加えて「福耳」が復活。以後不定期にシングル・アルバムなどをリリースしている。本作は福耳名義としては初のベスト・アルバム。杏子、山崎まさよし、スガ シカオの福耳オリジナル・メンバーに加え、元ちとせ、スキマスイッチなどオフィスオーガスタ所属のアーティスト達が一堂に会したスペシャル・コラボ・アルバム、福耳の全シングル5曲を完全収録のほか、様々なコラボレーション楽曲を収録、全シングル5曲を紹介します。
「星のかけらを探しに行こう Again」参加メンバー:杏子、山崎まさよし、スガシカオ
「10 Years After」参加メンバー:杏子、山崎まさよし、スガシカオ、COIL、元ちとせ、野狐禅、スキマスイッチ、サンプリングサン
「SUMMER of LOVE」参加メンバー:杏子、山崎まさよし、スガシカオ、COIL、元ちとせ
「ALL OVER AGAIN」参加メンバー:杏子、山崎まさよし、スガシカオ、COIL、元ちとせ
「惑星タイマー」参加メンバー:杏子、山崎まさよし、スガシカオ、COIL、あらきゆうこ(mi-gu)、元ちとせ、スキマスイッチ