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山下達郎 On the Street Corner Vol. 1 [CD]


ON THE STREET CORNER 1

ON THE STREET CORNER 1

  • アーティスト: 山下達郎
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 2000/01/26
  • メディア: CD


1980年に発売された山下達郎1作目のア・カペラ・アルバム「On the Street Corner Vol. 1」。山下達郎が好んでいるオールディーズ、特にドゥーワップの曲を取り上げたカバー・アルバムで、ほぼ一人の多重録音で作られたカバー・アルバム。収録されているテイクの数々は当初、純粋に山下の趣味として行なわれていたもので、一部をステージで披露したりしているうちに徐々に曲数がたまって来て、アルバムとしてまとめられたもので、そのためにほとんどオリジナルのコピーに近いものがある一方、原曲のイメージとかなり変わっているものもあります。ドゥーワップとは50年代中期から60年代初期のアメリカのR&Bのヴォーカル・グループのスタイルで、リード・ヴォーカルに3パートのハーモニーにある時はバス・ボイスを足したり、ファルセットで掛け合ったりするスタイルで歌われていました。ニューヨークのハーレムの路上で4~5人で行うコーラス・グループのことをStreet Corner Symphonyと呼ばれていてアルバム・タイトルもここから来ています。後に山下は本作について売れたら好きなことが出来る「RIDE ON TIME」が1位になったら、こういうことをやろうと、僕はずっと待っていたという作品で、とにかくドゥーワップをやりたくてやりたくて作ったアルバムです。


「You Belong To Me」ピー・ウィー・キング、レッド・ステュアート、チルトン・プライスの共作。62年にドゥー・ワップ・グループのザ・デュプリーズでリヴァイヴァル・ヒットした。

「Spanish Harlem」ジェリー・リバーとフィル・スペクターの共作、ベン・E・キングがドリフターズを離れ61年にソロとなり最初にヒットした曲。

「ALONE」57年のシェパード・シスターズのヒット曲ですが、64年のフォア・シーズンズのヴァージョンが基になっています。

「Blue Velvet」51年のトニー・ベネットを初め色々な人が歌いヒットしていますが、55年のクローバーズのヴァージョンが好きで彼らに捧げるべきものとして作られたそうです。


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