Talking Heads Remain in Light [CD]
「Remain in Light」は80年にリリースされたトーキング・ヘッズの4枚目のスタジオ・アルバムで、ブライアン・イーノがプロデュースする最後のアルバムでした。初期はニュー・ウェイヴ、ニューヨーク・パンク・バンドとされていたが、ボーカルのデヴィッド・バーンがアフロ・リズムに傾倒し、それを大胆に楽曲に取り入れるようになると、ポスト・パンクと言われるようになり、さらにブライアン・イーノをプロデューサーに迎えると、バンドは楽曲の中でよりリズム感やグルーヴ感を追求するようになりバンドはようやく一般的な認知度を得ることになります。「Remain in Light」のアルバムは、エイドリアン・ブリューやジョン・ハッセルなどをサポートに迎え、楽曲製作では実験的に「インプロヴィゼーション」の要素を取り入れ成功しヒット、トーキング・ヘッズはその評価を確固たるものにします。デヴィッド・バーンの都会的な神経症を連想させるボーカルとライブ・パフォーマンスは独特なものでした。「ワンス・イン・ア・ライフタイム」や「ロード・トゥ・ノーウェアー」のミュージック・ビデオなどの映像作品の評価も高いのも特徴でした。
「Once In A Lifetime」トーキング・ヘッズを代表するヒット曲、映像作品の評価も高い。
「Born Under Punches (The Heat Goes On)」
「Crosseyed and Painless」
おまけで昨年、デヴィッド・バーンと映画監督のスパイク・リーが作ったミュージカル映画「アメリカン・ユートピア」からトーキング・ヘッズの人気ナンバー「Once In A Lifetime」の映像、何もない舞台から始まるところはデヴィッド・バーンならでは演出で40年以上前の作品をさらに素晴らしい物にしている。