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Carpenters Close To You(遙かなる影) [CD]


遙かなる影

遙かなる影

  • アーティスト: カーペンターズ
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2012/09/19
  • メディア: CD


70年にリリースされたセカンド・アルバム「Close To You(遙かなる影)」でカーペンターズは成功を手にする。バート・バカラックとハル・デイヴィッドが作った「Close to You(遙かなる影)」で彼らにとって初のナンバーワン・ソングとなり、続く「We've Only Just Begun(愛のプレリュード)」ポール・ウィリアムズ作詞、ロジャー・ニコルズ作曲の曲もヒットする。
このアルバムで2人はバート・バカラックをハーブ・アルパートに紹介されたのだが、当時リチャード・カーペンターはバカラック・サウンドを甘ったるいと感じており、熟考の末にリチャード・カーペンターが編曲の全てを担当する条件に権利を得たという、アルバムに入った曲は、バカラックの曲とポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズの曲とリチャード・カーペンター の曲にビートルズの曲の構成であるが、全体として一つのまとまりがあるアルバムになったのはリチャード・カーペンター の編曲のなせる技、その手腕は広く賞賛されアレンジの大半はクラシックのスタイルで、多くの弦楽器や、ときには金管楽器や木管楽器も用いていて、もちろん楽曲の出来の良さはあるのだが、すべてがカーペンターズの世界になっている。カーペンターズの音楽を特徴的なものにカレン・カーペンター の「魔法」の低音域にあり、もちろんカレンは高い音域の声も出すことはできたが、その低音域の音の豊かさは特別な声だった、また歌手であると同時にドラマーでもあったカレンは、自分を「歌えるドラマー」だと考えていて、ドラムを叩きながら歌いたいと思っていたが、ドラムを演奏するとドラムのキットの陰に隠れてよく見えないとのファンからの声が上がりドラムを叩くことは徐々に減っていった。1976年のアルバム「見つめあう恋」のころには、カレンはまったくドラムを叩かなくなっていた、カーペンターズの初期の映像ではドラムを叩きながら歌いている。
ロック全盛の1970年代においてのカーペンターズの活躍は素晴らしいものだった。


「Close to you」作詞:ハル・デイヴィス、作曲:バート・バカラック

「We've Only Just Begun」 作詞:ポール・ウィリアムズ、作曲:ロジャー・ニコルス

「I Kept On Loving You」リチャード・カーペンターがヴォーカルをとっている。作詞:ポール・ウィリアムズ、作曲:ロジャー・ニコルス

おまけでデビュー前の68年の映像、カレンはまだ18歳です。

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