SSブログ

Pink Floyd Animals [CD]


アニマルズ(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)

アニマルズ(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ピンク・フロイド
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/11/22
  • メディア: CD


ピンク・・フロイドの77年にリリースされたアルバム「アニマルズ」ジョージ・オーウェルの小説「動物農場」にヒントを得た作品で、豚(資本家)犬(ビジネスマン)羊(労働者)を疑似化し、人間を動物に喩えて社会批判するコンセプト・アルバムである。バタシー発電所の上空を豚が舞うというアルバム・ジャケットも話題を呼んだ。前作までの幻想的なサウンドは影を潜め、従来の作品よりもオーソドックスなロックサウンドとなり攻撃的なサウンドになっている。ロジャー・ウォーターズが書き下ろした「ピッグ(三種類のタイプ)」の3曲がアルバムの中核をなしている。アニマルズという題だけあって動物の鳴き声が効果的に使用されている。「ピッグス (三種類のタイプ)」の豚の鳴き声はギルモアがトーキング・モジュレーターを使用して制作したものである。前作『炎〜あなたがここにいてほしい』への収録が見送られた「You've gotta be crazy」と「Raving and drooling」が、それぞれ「ドッグ」「シープ」として改変し収録されている

「Pigs On The Wing (Part One)」

「Pigs (Three different Ones)」

「Pigs On The Wing (Part Two)」



nice!(32)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

10cc Deceptive Bends [CD]


愛ゆえに+3(紙ジャケット仕様)

愛ゆえに+3(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 10cc
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/07/30
  • メディア: CD


「Deceptive Bends(愛ゆえに)」は、10ccによって77年にリリースされた5枚目のスタジオアルバム。ケヴィン・ゴドレイとロル・クレームが76年に事実上バンドを離脱し、ゴドレイ&クレームを結成して、10ccはオリジナルメンバーではなくなる。しかし、エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンはデュオとしてのグループを存続させた(ドラマー兼パーカッショニストのポール・バージェスがサポートしている)。ゴドレイとクレームは、このアルバムの製作途中までは、メンバーに在籍していて、オリジナルメンバーで76年8月21日のネブワース・フェスティバルで「Good Morning Judge」を新曲として演奏している。以前のアルバムにあったようなコンセプトやエピソードによる構造を避け、サウンド的には以前の10ccのアルバムに比べてシンプルになり、さらにダイレクトに、現代的に、そしてポジティブになり、残った二人を“5cc”だと喜んで指摘したメディアをよそに、ケヴィンやロルなしでもヒットアルバムを書くことができるということを立証した。76年のクリスマスにシングル「The Things We Do For Love」を先行して発表。シングルはイギリスでは6位とヒット。のちにアメリカではトップ5入りを果たしている、その後キャッチーなシングル「Good Morning Judge」がリリースされ、「The Things We Do For Love」より1ランク上の5位を記録した。

「The Things We Do For Love」

「Good Morning Judge」

「People in Love」

「Honeymoon with B Troop」

nice!(32)  コメント(3) 
共通テーマ:音楽

Paul McCartney Flowers In The Dirt [CD]


Flowers In The Dirt (2CD)

Flowers In The Dirt (2CD)

  • アーティスト: Paul McCartney
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック合同会社
  • 発売日: 2017/03/24
  • メディア: CD


「フラワーズ・イン・ザ・ダート」は、89年にリリースされたポール・マッカートニーのアルバムで、エルヴィス・コステロとの出会いが大きな意味を持った作品、80年代のポール・マッカートニーのベスト・アルバムのひとつとなった。トレヴァー・ホーン、エルヴィス・コステロ、デイヴィッド・フォスター、クリス・ヒューズ、ロス・カラムなど曲ごとに様々なプロデューサーを起用し、勿論ポール本来のメロディアスで親しみやすい作風を貫いている。
本作発表後、ヘーシュミット・スチュアート、リンダ・マッカートニー、ウィックス、クリス・ウィッテン、ロビーマッキントッシュ、そしてポール・マッカートニーをメンバーとする新バンドを結成、(ヘーシュミット・スチュアート、リンダ・マッカートニー、クリス・ウィッテンは「フラワーズ・イン・ザ・ダート」の核となったミュージシャンである。)実にウイングス以来13年ぶりとなるワールド・ツアーを行う。89年9月から90年7月に及ぶ大規模なもので、ポール・マッカートニーのソロ初、ビートルズ以来24年振りの日本公演も含まれていた。ウイングスでの日本公演が75年に麻薬の前科で、そして80年には日本入国時の大麻所持で逮捕されいずれも中止になり、もう二度と日本ではポール・マッカートニーが観られないかと思われていたが、ほぼ10年を経て、遂に実現した日本公演だった。もちろん東京ドームでのコンサートを見に行きました、ライブの1曲めは「フラワーズ・イン・ザ・ダート」から「Figure of Eight」で始まり、そして全27曲中、半分以上の15曲がビートルズナンバーでした。
ちょっと日本公演の話でアルバムの話から離れてしまいましたが、ポール・マッカートニーとエルヴィス・コステロが共作した4曲と日本公演の一曲目の「Figure of Eight」です。「My Brave Face」の日本人が面白いのです。

「My Brave Face」

「You Want Her Too」

「Don't Be Careless Love」

「That Day Is Done」

「Figure of Eight」

nice!(30)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Elvis Costello Spike [CD]


スパイク(デラックス・エディション)

スパイク(デラックス・エディション)

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/03/13
  • メディア: CD


87年、エルヴィス・コステロはポール・マッカートニーのアルバム「フラワーズ・イン・ザ・ダート」に参加し、楽曲の共作をする、それをきっかけに89年にリリースされた12作目のアルバム「Spike」。ポール・マッカートニーとの共作「Pads, Paws and Claws」とヒットシングル「Veronica」が話題になった。さらにロジャー・マッギン、ダーティー・ダズン・ブラス・バンド、アラン・トゥーサン、ドーナル・ラニー、クリッシー・ハインド(プリテンダーズ)など豪華ゲストが参加している。スタジオ・セッションを容易にするために、プロデューサーのTボーン・バーネットはハリウッドのオーシャン・ウェイ・レコーディング、ニューオーリンズのサウスランド・スタジオ、ダブリンのウィンドミル・レーン・スタジオ、ロンドンのAIRスタジオの4つの異なるスタジオでレコーディングをしている、4つの異なるミュージシャングループがそれぞれの場所に集まって作られ、ポップかつエモーショナルな楽曲にチャレンジしている。エルヴィス・コステロの何度目かの黄金期を予感させた一枚でもある。この時にエルヴィス・コステロはポール・マッカートニーがデビュー前から愛用しているベースとして有名フェフナーのベースを使った方が良いと助言し、ポール・マッカートニーはフェフナーのベースをまた弾き始める。

「Veronica」ポール・マッカートニーとの共作で、ベースもポールが担当。

「... This Town...」ポールがベースを弾いている。

「Pads, Paws and Claws」ポール・マッカートニーとの共作。

「Baby Plays Around」

nice!(28)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Sade Diamond Life [CD]


ダイヤモンド・ライフ(期間生産限定盤)

ダイヤモンド・ライフ(期間生産限定盤)

  • アーティスト: シャーデー
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/08/23
  • メディア: CD


シャーデー・アデュは、ナイジェリア・イバダン生まれのシンガーソングライターで、イギリスのバンド「シャーデー」のボーカリストである。女性ソロ歌手だと誤解されることもあるが、女性ボーカルとバック・ミュージシャンから成るバンドの名称である。「ダイヤモンド・ライフ 」は、シャーデーのファースト・アルバムで84年にリリースされた。アルバムのレコーディングは83年にロンドンのパワー・プラント・スタジオで始まり、完成までに6週間を要した。第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンを背景にして、英国のみならず米国などでもヒット。翌年の第28回グラミー賞において最優秀新人賞に輝いた。ソウル、ジャズ、ソフィスティポップなど、さまざまな音楽要素が含まれており、ソフィスティケイトされた楽曲と、クールでありながら温かみのある落ち着いたミステリアスなボーカルが特徴で、このアルバムから「Your Love Is King」と「Smooth Operator」を含む4枚のシングルを生み出した。全世界で1000万枚以上を売り上げ、女性アーティストのアルバムとしては長きに渡るセールスを誇り、全英チャートに99週間残っていた。当時の最も売れたデビュー・レコーディングの1つとなり、イギリスの女性ボーカリストによるベストセラーのデビュー・アルバムとなった。愛を歌うだけでなく、人種差別の反対を訴えたアルバムでもあった、そのシャーデーの在り方はずっと現在も変わっていない。その証拠に「Smooth Operator」は現在に至るまで多くのアーティストにカヴァーされている名曲である。

「Your Love Is King」

「When Am I Going to Make a Living」

「Smooth Operator」

「Frankie's First Affair」

nice!(21)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

Working Week Working Nights [CD]


Working Nights (DELUXE EDITION)

Working Nights (DELUXE EDITION)

  • アーティスト: Working Week
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2012/10/29
  • メディア: CD


ワーキング・ウィークはギタリストであるサイモン・ブースとサックス奏者であるラリー・スタビンスが83年に結成、翌年にデビュー・シングル「Venceremos (We Will Win)」をリリース、このボサノヴァ・タッチの曲はロバート・ワイアットとエヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンのボーカルで歌われている。デビュー・アルバムの「ワーキング・ナイツ」は、ボーカリストのジュリエット・ロバーツ(彼女の歌声はチャカ・カーンから影響を受けているのではないだろうか)がバンド・メンバーとして追加される、85年にリリースされた。アシッド・ジャズという言葉はまだなかったが、そのブームを巻き起こすきっかけとなった、ワーキング・ウィークの傑作デビュー・アルバムである。プロデューサーのロビン・ミラーが所有しマイク・ペラがエンジニアリングを手掛けるロンドンのパワー・プラント・スタジオからはこの時期に3枚もの名作が生まれた、エヴリシング・バット・ザ・ガールの「Eden」シャーデーの「Diamond Life」と本作で、どれもファースト・アルバムであり、ジャズをまとった疑惑の音楽がイギリスから押し寄せて来た時代だった。
マービン・ゲイの名曲のカヴァー「Inner City Blues」や、ボーナストラックとして、ロバート・ワイアットとエヴリシング・バット・ザ・ガールのトレイシー・ソーンのボーカルのシングル曲で、シャーデーにも似た「Venceremos (We Will Win)」も聴ける。

「Inner City Blues」

「Who’s Fooling Who」

「Autumn Boy」

「Venceremos (We Will Win)」

nice!(26)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Spandau Ballet True [CD]


True

True

  • アーティスト: Spandau Ballet
  • 出版社/メーカー: Rhino / Parlophone
  • 発売日: 2014/03/04
  • メディア: CD


スパンダー・バレエはイギリスで79年にゲイリーとマーティンのケンプ兄弟を中心に結成。バンド名はベルリンの郊外シュパンダウで見かけた落書きに由来するという。80年にデビューし、当時イギリスで勃興していたニューロマンティック系のアーティストの代表するバンドとなりました。アルバム「トゥルー(True)」 は、トニー・スウェインとスティーヴ・ジョリーがプロデュースした、スパンダー・バレエの3枚目のスタジオ・アルバムで、ロンドン以外の場所で録音した最初のアルバムであり、バハマのコンパス・ポイント・スタジオで録音され、83年にリリースされた。より滑らかなポップサウンドが特徴アルバムで、60年代のモータウン・ソウルへのオマージュ的作品となり、特にシングル曲の「トゥルー」は世界的なヒットを記録し、それに続き「ゴールド 」や、「ライフライン 」、「コミュニケーション 」、「プレジャー 」がシングル・カットされた。残念ながらこの年以降はこれといったヒットを出すことはできなかった。

「True」

「Lifeline」

「Communication 」

「Heaven Is a Secret」

nice!(29)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Everything But the Girl Baby the Stars Shine Bright [CD]


BABY, THE STARS SHINE BRIGHT(SHM-CD)

BABY, THE STARS SHINE BRIGHT(SHM-CD)

  • アーティスト: Everything But The Girl
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: CD


エヴリシング・バット・ザ・ガールは80年代初頭のポスト・パンクの流れから派生した音楽ジャンルのネオ・アコースティックを代表するユニットで、ベン・ワットとトレイシー・ソーンの2人によるユニット、82年に結成。ネオ・アコースティック・ムーブメントへの道を切り開いた。デビュー時はジャズやボサノヴァと取り入れたスマートなソング・ライティングからスタイル・カウンシルと比べられていた(ベン・ワットはスタイル・カウンシルのデビュー・アルバム「Cafe Blu」にギタリストとして参加している)、アルバムごとに、映画音楽・ジャズ・AORなど様々な要素を取り入れていく、3作目となるアルバム「Baby the Stars Shine Bright」は86年にリリースされ、新しいサウンドに挑戦し、オーケストラを導入する、アレンジを手掛けたのはベン・ワットで、録音はロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われた。60年代のティン・パン・アレー系のポップスような楽曲となり、これまで以上にポップで聴きやすくなった。MTV時代に逆行ような楽曲、本気で音楽を愛する彼らの骨太なアイデンティティが感じられる。

「Cross My Heart」

「Don't Let the Teardrops Rust Your Shining Heart」

「Sugar Finney」

「Little Hitler」

おまけでデビュー・シングルの「Night And Day」ビリー・ホリデイのカヴァー、この曲を聴いてエルビス・コステロは狂喜し、ザ・ジャム解散直後のポール・ウェラーはステージに飛び入りした程であった。

nice!(30)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

The Style Council Cafe Bleu [CD]


カフェ・ブリュ

カフェ・ブリュ

  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: CD


ザ・スタイル・カウンシルはザ・ジャム解散後ポール・ウェラーがデキシーズ・ミッドナイト・ランナーズなどに参加していたキーボーディストのミック・タルボット(Key)と結成したユニットで、スタイルを極めると言う意味を持つユニット名らしく、ロックだけでなく様々な音楽性に手当たり次第にトライし、ジャズやソウルやファンクやラップのサウンドを融合させ、躍動的なサウンドを創り出している。フル・サイズのアルバムとしては最初の作品の「Cafe Bleu」は84年にリリースされた、アルバム・タイトルからも解かるように全体的にジャージーでロマンティックなムードはヨーロッパの中でもフランスを意識したものでした。

「The Whole Point Of No Return」EBTGのベン・ワットのギターが印象的な曲で、しっとりとした演奏と憂いのある悲し気なメロディーの曲ですが、実はかなり政治的な歌詞です。

「The Paris Match」トレイシー・ソーンの気だるいヴォーカルが心地良い。

「My Ever Changing Moods」シングル・カットされたヴァージョンとは異なる、ミック・タルボットのピアノ伴奏とポール・ウェラーのボーカルだけのシンプルなアレンジで楽曲の美しさが際立つ本作のハイライト曲。

「A Gospel」タイトルはゴスペルなんだけど、ラップ/HIP HOPの曲で、ディジー・ハイツというラッパーがラップしている。

「You're The Best Thing」ポール・ウェラーがソウルフルに歌い上げるバラードで本作のハイライトの一つ。

nice!(25)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

Paul Weller [CD]


Paul Weller (Dlx)

Paul Weller (Dlx)

  • アーティスト: Weller, Paul
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: CD


ポール・ウェラーは、イングランド出身のシンガーソングライター、ミュージシャン。77年にザ・ジャムのボーカリスト、ギタリストとしてデビュー。当時流行のパンク/ニュー・ウェイヴの人気バンドとなった。バンドは徐々にモータウンなどのR&Bを高速で演奏するスタイルに変化。やがてオリジナル中心となり、80年に10枚目のシングル「ゴーイング・アンダーグラウンド」が全英1位に輝き、全英ナンバーワンバンドと言われるほど絶大な人気を集めた。自らの音楽性の変化がもはやジャムでは表現し切れなくなり、82年に電撃的にバンドの解散を決意、83年にミック・タルボットとともにポップス/ソウルユニット、ザ・スタイル・カウンシルを結成。ソウルやR&Bの影響が濃いブラック・コンテンポラリー的なサウンドへのシフトをし、ポップで洒落たイメージで人気を得る。しかしその後あまりに音楽性が多様化しすぎてしまったことなどにより方向性を見失い、徐々に迷走を始め89年に半ば自然消滅という寂しい形で解散となってしまった。この時ポール・ウェラーは音楽をやめようと思うぐらい迷っていた。3年後の92年に自身の名前を冠したソロ・ファースト・アルバム「ポール・ウェラー (Paul Weller)」をリリースする、ニュー、スタート、リメンバーという単語が彼独自のロマンティックな文体に散りばめられていることを見ても再出発というテーマであることが浮かび上がってくる。原点回帰とも呼べる素朴で芯の太いサウンドと、ソウルフルなヴォーカルはポール・ウェラー流のナチュラルなR&Bと言える。ザ・スタイル・カウンシルの時の様な政治的な歌が1曲も無いのをみても、ポール・ウェラーの最もプライベートなアルバムと言える。

「New Thing」

「I Didn't Mean To Hurt You」

「Remember How We Started」

「Clues」

「Amongst Butterflies」

nice!(34)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽