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Bruce Roberts [CD]


ブルース・ロバーツ(紙ジャケット仕様)

ブルース・ロバーツ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ブルース・ロバーツ
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィド・サウンド
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD


ブルース・ロバーツはアメリカのシンガーソングライターである。バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガーとのコラボレーションでその名を知られる稀代のメロディ・メーカーで、そのブルース・ロバーツのデビュー・アルバム「Bruce Roberts」は78年にリリースされた。シンガーソングライターとしてより作曲で地位を確立した名ソングライターであり、ブルース・ロバーツの楽曲はポインター・シスターズ、ドナ・サマー、バーブラ・ストライサンド、ジェフリー・オズボーン、ホイットニー・ヒューストン、ローラ・ブラニガンなどのアーティストによって歌われている。このアルバムに入っている「I Don't Wanna Go」は前年に黒人コーラス・グループ「モーメンツ」がR&Bチャートに送り込んだヒット曲のセルフ・カヴァー曲であったり、さらにバーブラ・ストライサンド、ポール・アンカ、エンゲルベルト・フンバーディングといった大物歌手が本作の楽曲をこぞってカヴァーしている名盤で、その演奏を支えたバックのミュージシャンもデイヴィッド・フォスター、イアン・アンダーウッド、スティーヴ・クロッパー、レイ・パーカーJr、マイク・ポーカロ、ロン・カーター、ドナルド‘ダック’ダン、ジェフ・ポーカロ、グラディ・ナイトなどの豪華な面々が参加している。このアルバムの一番の魅力はブルース・ロバーツならではの優しいメロディアスな楽曲と歌声そのものと言う事になるのではないかと思う。デビュー・アルバムでこの完成度の高さは素晴らしいです

「I Don't Break Easily」

「I Don't Wanna Go」

「Starmaker」

「Me and My Love」

おまけでモーメンツの「I Don't Wanna Go」

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Olivia Newton-John  Physical [CD]


Physical [Deluxe Edition]

Physical [Deluxe Edition]

  • アーティスト: Olivia Newton-John
  • 出版社/メーカー: VMLAS
  • 発売日: 2021/10/26
  • メディア: CD


marimo さんのブログでオリビア・ニュートン=ジョンが亡くなったのを知ってビックリ、長い間乳がんと戦っていたのですね知りませんでした、ご冥福をお祈りします。それでは、11枚目のスタジオ・アルバム「Physical」を紹介します。彼女の長年のレコードプロデューサーであるジョン・ファラーによってプロデュースされ、81年にリリースされました。カントリー・ポップからダンス・ポップへと彼女のキャリアを全く異なる方向に導いたアルバムであり、オリビア・ニュートン=ジョンの最も物議を醸し、性的なアルバムの1つとなり、最も成功したスタジオ・アルバムとなります。またオリビア・ニュートン=ジョンの最も多様なアルバムの1つであり、環境主義と動物の権利のテーマを取り入れた最初のアルバムでもあります。ビデオ・コンピレーション「Olivia Physical」が制作され、アルバムの全曲のミュージック・ビデオが収録され、グラミー賞のビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

「Physical」サックス奏者のトム・スコットが音楽監督を務めてたフィジカルのコンサート・ツアーの映像から、キーボード:ケヴィン・バッシンソンキー、デヴィッド・イワタニ、ドラム:カルロス・ベガ、ギター:マイケル・ランドゥ、バジー・フェイトン、ベース:ロバート・ポップス・ポップウェル、サックス:トム・スコットの豪華なメンバーによるライブ映像。

「Landslide」

「Falling」

「Heart Attack」

おまけで「Making A Good Thing Better」尾崎亜美がこの曲を聴いて作ったのが「オリビアを聴きながら」です。

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渡辺貞夫 BIRDS OF PASSAGE [CD]


BIRDS OF PASSAGE

BIRDS OF PASSAGE

  • アーティスト: 渡辺貞夫
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2009/02/25
  • メディア: CD


「旅」がテーマとなった曲を再演奏した渡辺貞夫のアルバム「BIRDS OF PASSAGE」は87年にリリースされた。つまり様々な国々で演奏したナンバーを一枚に閉じ込めた作品という事らしい。ジョージ・デュークのプロデュース、イエロージャケッツのメンバーであるラッセル・フェランテがアレンジをし、渡辺貞夫というアーティストの新しい表情を出す事に成功したナベサダの80年代の傑作アルバムです。特に「Round Trip」と「Pastoral」は70年にチック・コリア(p)、ミロスラフ・ヴィトウス(b)、ジャック・ディジョネット(dr)との共演による渡辺貞夫の代表曲を、全く新しい解釈で生まれ変わらせているのには驚かされてしまいました。渡辺貞夫の新しい感覚でブロウするサックス・ソロにテンションが上がりました、それでいて聴きやすい、そのポップ感覚も一流です。この演奏を支えた参加ミュージシャンは、ラッセル・フェランテ(key)ジョージ・デューク(syn)エイブラハム・ラボリエル(el-b)ポール・ジャクソン Jr.(g)カルロス・ヴェガ(ds)アレックス・アクーニャ(per)ジョン・ロビンソン(ds)などです。

「Round Trip」

「Pastoral」

「Just A Touch」

「Burung Burung "Birds"」

「Birds of Passage」

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Native Son [CD]


Native Son

Native Son

  • アーティスト: Native Son
  • 出版社/メーカー: Jvc / Xrcd
  • 発売日: 1996/04/30
  • メディア: CD


音楽とは聴く人をハッピーにするもの、その音楽の本質を求めて結成された「ネイティブ・サン」は、独特のファンキーなキーボードを弾くの本田竹曠と、日本を代表するテナー、ソプラノ奏者の峰厚介を中心に78年に結成された、この二人は当時スイング・ジャーナル誌の人気投票で連続1位の座につていた、リズム隊の村上寛(dr)と川端民生(b)も10年以上日本のジャズ・シーンを支えて来た強者、最年少の大出元信はロック・フィーリングのファンキーなリズム・キープが抜群のギタリストで、この5人がフュージョンにアプローチをするする形となり、その躍動感ある親しみやすいサウンドはテレビCMでも使われ、79年にリリースされたデビュー・アルバム「Native Son」は30万枚を越える空前の大ヒットをする。このアルバムはアメリカのチャートにもランキングされ、本場でも折り紙つきであった。この後、ちょっと前に紹介した福村博(tb)が加入し、アメリカでのライブ・レコーディングをする、そして同時に世界ツアー(北アメリカ、ヨーロッパ、南アメリカ)の幕開けでもあった。

「Bump Cruising」

「Wind Surfing 」

「Super Safari 」

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本田竹廣 It's Great Outside [CD]


イッツ・グレイト・アウトサイド

イッツ・グレイト・アウトサイド

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: CD


ジャズピアニストの本田竹曠は、66年のプロデビュー後、渡辺貞夫のクインテットやトリオ編成で活動、この頃に渡辺貞夫と一緒に活動をしていたのが増尾好秋(g)で、本田と増尾の二人は意気投合し、本田竹曠のファースト・ソロ・アルバムにも参加しています。その後発表したアルバム「ジス・イズ・ホンダ」はベーシストの鈴木良雄と渡辺貞夫の実弟であるドラマーの渡辺文男とともに、バラードを中心としたスタンダード・ナンバーのアルバムは本田竹曠の代表的なアルバムとなりました。78年にリリースされた「It's Great Outside」は全曲本田竹曠のオリジナルで、レゲエやブルースやカリブミュージックの要素を取り入れ、ファンク・フィーリングのあるクールなジャズ・グルーヴを披露しています。前作「Another Departure」に続きニューヨークでレコーディングが行われ、前作のロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(dr)とのトリオ演奏とはうって変わり、スティーブ・ジョーダン(dr)、アンソニー・ジャクソン(b)、レイ・マンティーラ(per)が作り出す強烈なビートに乗せて本田竹曠はリラックスしたソロを展開、昔のような激しく熱いアドリブを期待すると物足りないが、この頃の本田竹曠を現したリラックスして乗る演奏の素晴らしさを十分に味わえるアルバムです。特に、ニューヨークに在住していた増尾好秋(g)はプロデュースの手助けをし、そのギター・プレイも素晴らしく、本田と増尾はマイ・ブラザーとお互いに呼び合い、認めていた事が良くわかるプレイでした。増尾好秋(g)とコーネル・デュプリー(g)とのコンビネーションもユニークで面白かった、2人のギターを聴き比べるのも面白いです。
同年に結成したグループ「Native Son」では本田竹曠と峰厚介が中心となり、フュージョン色が強くなり人気を集めていきます。

「I'll Become The Child」

「It's Great Outside」

「When The Sun Comes Up」

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酒井俊 Love Song [CD]


Love Song(紙ジャケット仕様)

Love Song(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 酒井俊+H.P.ライオット
  • 出版社/メーカー: CLINCK RECORDS
  • 発売日: 2011/06/05
  • メディア: CD


酒井俊は76年、伝説の六本木Jazzライブハウス「ミスティー」に出演、77年にアルバム「SHUN」で、センセーショナルなデビューをした、スタンダード集だった前作とは打って変わったセカンド・アルバム「Love Song」は、酒井俊 がカリフォルニアを拠点に活動するファンク・バンド H.P. Riot をバックに作り上げたアルバムで、カリフォルニアのパサデナで録音され、78年にリリースされた。全編カヴァーですが、どんな曲も完全に自分のものとして歌いこなしてるヴォーカルが何より素晴らしい。特にジェリー・バトラーのカヴァーでトロピカルなアレンジが冴える「What A Pleasant Surprise」が素晴らしい。おなじみの名曲「You've Got A Friend」や「You Are So Beautiful」、ウォーの「Smile Happy」「So」のカヴァーや、ダニー・ハサウェイ の名曲「Flying Easy」など聴きどころ満載で、当時25歳とは思えない、物おじせず力強く自由奔放で、彼女の独特な解釈によるオリジナルなスタイルで歌い上げる彼女のヴォーカル・スタイルは本当に素晴らしい。

「What A Pleasant Surprise」

「You've Got A Friend」

おまけで、NHKのFM番組「セッション’79」から古澤良治郎クインテット&酒井俊(vo)で「Love Song/Tkae The A Train」


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福村博 with 渡辺貞夫 Hunt Up Wind [CD]


ハンド・アップ・ウインド

ハンド・アップ・ウインド

  • アーティスト: 福村博
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント株式会社
  • 発売日: 1986/03/21
  • メディア: CD


トロンボーン奏者 福村博が渡辺貞夫と組んだアルバム「Hunt Up Wind」は79年にリリースされた。福村博は77年から渡辺貞夫グループのメンバーとなり、当時、向井滋春とともに若手のトロンボーン奏者の逸材と言われた。渡辺貞夫のヒット・アルバム「カリフォルニア・シャワー」のコンサートの為に来日した豪華メンバー、ドン・グルージン(key)コーネル・デュプリー(g)チャック・レイニー(b)ハーヴィー・メイソン(dr)ポリーニョ・ダ・コスタ(per)がそのまま参加し、東京で録音された。福村博の素晴らしいプレイと共に渡辺貞夫が参加し「カリフォルニア・シャワー」を思い起こすようなハッピーで楽しいエンターテイメントの演奏が聴ける作品となった。「Hunt Up Wind」は福村博の作曲、「Thats Enough For Me」はディブ・グルーシンの作曲でパティ・オースティンが歌っているのも有名だ「Jongo」は渡辺貞夫の作曲で彼の素晴らしいフルートとコーネル・デュプリーのギターが聴ける、「Mr. Blue」はマイケル・フランクスの名曲、バラエティに富んだ楽しいアルバムとなっている。


「Hunt Up Wind」

「Thats Enough For Me」

「Jongo」

「Mr. Blue」

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ISAO SUZUKI SEXTET  あこの夢 Ako's Dream [CD]


あこの夢 AKO’S DREAM

あこの夢 AKO’S DREAM

  • アーティスト: 鈴木勲セクステット ISAO SUZUKI SEXTET
  • 出版社/メーカー: THINK! RECORDS
  • 発売日: 2013/10/09
  • メディア: CD


日本のブルーノートと謳われるTBMレーベルから、日本のジャズ・ベーシストの第一人者である鈴木勲のTBM第7弾「あこの夢 Ako's Dream」は、76年にリリースされた。愛娘の亜湖ちゃんに捧げた壮大なコンセプト・アルバムでもあった。山本剛(p)、渡辺香津美(g)、秋山一将(g)、浜瀬元彦(b)、土肥晃(ds)編成によるセクステットの演奏となったアルバムで、このメンバーはこのレコーディングの頃に結成された鈴木勲のニュー・カルテットを中心としたメンバーで、そのグループは若手中心と変わったグループとなった、もちろん鈴木勲サウンドに欠かせない山本剛と渡辺香津美もちゃんと参加していて軸となる演奏を聴かせてくれている。愛娘の亜湖ちゃん捧げた愛情溢れる優しい子守歌でフュージョン・タッチの「AKO'S DREAM」、チャーリー・クリスチャン&ベニー・グッドマン作の名曲「Seven Come Eleven」 ユージン・マクダニエルズ作曲でロバー・タフラックやマリーナ・ショウのヴァージョンで有名な名曲「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」などが選曲され、山本剛、渡辺香津美、秋山一将のソロも素晴らしい。このアルバムでは終始チェロでソロを弾く鈴木で、ベースは浜瀬元彦に任せているのも面白い、心暖まるムードが一貫しているのは鈴木勲らしさを感じてしまう。

「Ako's Dream」

「Feel Like Makin' Love」

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山本剛 Misty [CD]


ミスティ

ミスティ

  • アーティスト: 山本剛トリオ
  • 出版社/メーカー: CRAFTMAN RECORDS
  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: CD


TBMレーベル屈指の人気作品として語り継がれる、山本剛のセカンド・アルバム「Misty」山本 剛にとってその年の1月に録音された「Midnight Sugar」に続く、2枚目のリーダー作だった。74年度のスイング・ジャーナルジャズディスク大賞・最優秀国内録音賞を受賞している。「Misty」はジャズ・ピアニストのエロール・ガーナーによる有名な名曲ですが、山本剛の代表的な演奏曲でもあります、美しい音色が緩やかに漂いながら引き込んでゆく陶酔の世界、山本剛の本領がここに遺憾なく発揮されています。小気味よくスイングする「Blues」はこのアルバム唯一のオリジナル曲。3曲目から最後まで、お馴染みスタンダードのオンパレード。抒情性、力強いスウィング感など、様々なジャズの楽しさがギュッと詰まった邦人ピアノ・トリオの傑作アルバムです。

「Misty」

「Blues」

「Honey Suckle Rose」

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Spick & Span Salvador [CD]


サルヴァドール[初回生産限定]

サルヴァドール[初回生産限定]

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: CD


実力派ドラマーであり、日本とブラジルを結ぶ敏腕プロデューサーとしても知られる吉田和雄率いるスピック&スパンのセカンド・アルバム「Salvador」は80年にリリースされた、当時では唯一といっていいほど、本格的なブラジリアングルーヴをたたき出していたスピック&スパン。ファースト・アルバムから大幅なメンバー・チェンジを行い、1枚目と同じメンバーはリーダーの吉田和雄率とキーボードの大徳俊幸だけである、新加入したメンンバーは高橋信博 (guitars)坂井紅介 (bass)三島一洋 (percussion)で、ホーン奏者がいなくなり、ホーンがなくなったが、その方がよりブラジリアン・サンバ色が強く出て、バンドの音も明確になり、サンバのサダージ感も良く出ている。
ゲストとしてエグベルト・ジスモンチ(10strings guitar, acoustic piano, vocal)とマリア・ヴァンデルレイ (vocal)を迎えてレコーディングされた意欲作で、「Samba em Branco e Preto」でマリア・ヴァンデルレイの歌声が聴ける。やはりこのアルバムのハイライトはエグベルト・ジスモンチ作曲の「Salvador」のカヴァー曲で、作曲家、ピアニスト、ギタリストとして、ブラジル音楽からジャズ、クラシックまで飲みこんだ壮大な音楽の宇宙を創造するワン・アンド・オンリーのマエストロ、エグベルト・ジスモンチが10弦ギターを弾き、スピック&スパンとの日本での歴史的セッションとなり、そして熱演となり、スピック&スパンの代表作となった。

「Serrado」

「Samba em Branco e Preto」

「A Little Bit of The Sun」

「Salvador」

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