山口美央子 月姫 MOONLIGHT PRINCESS [CD]
山口美央子は80年にキャニオン・レコードからアルバム『夢飛行』でデビュー。シンセサイザーの音色にマッチする彼女の歌声から「シンセの歌姫」と言われ、自身もYMOから大きく影響を受け、既にこの頃からシンセサイザーを多用した曲作りをしていた縁で、今もビジネスパートナーである松武秀樹と関わりを持つようになる。山口美央子の3枚目のオリジナル・アルバム「月姫 MOONLIGHT PRINCESS」は83年にリリースされた。プロデュースは前作までの2作の井上鑑に代わり、今作は、発売当時一風堂で活動していたテクノ・ポップの草分け的存在の土屋昌巳に変更し、村上 “ポンタ” 秀一(dr)後藤次利(b)松武秀樹などが実に豪華なメンバーが参加、シングルの「恋は春感」は、コーセー化粧品のイメージ・ソングに起用された。初期から海外でも高く評価されており「白昼夢」は海外メディアにもジャパニーズ・アンビエント・ポップスの傑作として取り上げられた。後に職業作曲家としても活動しており、数々の著名な歌手やアイドルに楽曲を提供している。
「夏」
「白昼夢」
「月姫」
「恋は春感」