河合夕子 リトル・トウキョウ [CD]
愛媛県松山市出身のシンガー・ソングライター河合夕子のデビューアルバム「リトル・トウキョウ」は、81年にリリースされた。全曲水谷公生アレンジ、そしてコーラス・アレンジとプロデュースは浜田省吾の盟友でアレンジでも定評のある町支寛二が担当、そして何と言っても作詞家・売野雅勇にとってのデビュー作でもあります。アルバムの歌詞は河合夕子と売野雅勇との共作という形になりました、河合夕子本人が書いた歌詞に売野雅勇が飾りをつけるといった手順で進んだそうです。世界各国の風景をポップにきらびやかに描いた楽曲は、多国籍サウンドにテクノ・ポップの要素も散りばめたサウンドとなり、楽曲もアレンジも歌もしかりとしたデビュー・アルバムでした。ビジュアル面はカーリーヘアにアラレちゃん眼鏡、ドデカイ星のイアリングに東京タワーのミニチュアモデルを置いたり、ポップでキッチュなファッション感覚は80年代初頭らしく、ちょっとビジュアルがコミュカルになり過ぎた一面もあり、セールスは思ったほど伸びなかったようでした。86年にセッション・ミュージシャンへ転向し、SMAP、松任谷由実、徳永英明、チャゲ&ASKA、相川七瀬、安室奈美恵など、参加した作品は数百を越す作品にコーラスで参加しています。
「テレビジョントリップ」
「東京チーク・ガール」
「ジャマイカン Climax」
「バスクリン・ビーチ」