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Sadistic Mika Band Live In London [CD]


サディスティック・ミカ・バンド ライヴ・イン・ロンドン

サディスティック・ミカ・バンド ライヴ・イン・ロンドン

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/03/27
  • メディア: CD


1975年には、セカンド・アルバム「Hot Menu」とシングル・カットされた「Hi-Jack」「Suki SukiSuki(塀までひとっとび)」を携えて、ロキシーミュージックの全英ツアーにおいてゲストを一ヶ月間務めたライブ・アルバム、最初から企画されたものではないので、ロキシー・ミュージックのミキサーのクリス・ミチイがカセットテープに録音したものを編集したものである。ロキシーミュージックのブライアン・フェリーは、ミカ・バンドを起用したのは、オレたちの最大のミステイクだったと言わしめる程の評判を集めるに至る。ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターや、スティングは彼らの演奏を目の当たりにし、賛辞を寄せた言う。特にスティングはポリスとして初来日した時に彼らと出会いを望み、それを実現しサインを願ったというエピソードもある。当時のアメリカのアンダーグランド・シーンでも関心を集めディーヴォ、ブロンディのデボラ・ハリーなどが、輸入盤を買い求める熱心なファンも少なくなかったという。しかしこの後にあっさり解散してしまう。


「Wa-Kah! Chico」「Suki SukiSuki(塀までひとっとび)」UK TV show “Old gley whistle test “から全英ツアー中の75年の映像。ミカのステージ上でのポラロイドカメラの撮影のパフォーマンスは、この後世界中に広まっていく。

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鈴木茂  BAND WAGON [CD]


BAND WAGON [UHQCD]

BAND WAGON [UHQCD]

  • アーティスト: 鈴木茂
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: CD


日本を代表するギター・レジェンド鈴木茂が、はっぴいえんどの解散から3年後の1975年3月に発表したファースト・ソロ・アルバム。アメリカ西海岸にて、ドン・グルーシン、リトル・フィート、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、タワー・オブ・パワーのメンバーを迎えてギター一本で渡り合い録音、熱気ある音になっている、2曲収められたインスト・ナンバーで、ギタリストとしての個性もしっかりとアピールしている。慣れない歌も彼らしい味として演奏の中に溶け込んでいる。加えて、シンガー・ソングライターとしての魅力も申し分ない、はっぴいえんどの流れをくみつつも、さらに洋楽的でスタイリッシュなイメージを作り出すことが出来た。アメリカの西海岸の音と松本隆との風街な歌詞と相まって独特の世界が展開される歴史的名盤。


「砂の女」この後に色々な人がカヴァーする名曲。


「微熱少年」松本隆の歌詞が、リズムに乗っていてカッコイイ。出だしは「俄か雨降る午後に 体温計を挟み、天井の木目 ゆらゆらと揺れて溶けだした」と始まっていく。

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来生たかお ジグザグ [CD]


ジグザグ+2(紙ジャケット仕様)

ジグザグ+2(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: CD


セカンドアルバム『ジグザグ』1977年にリリース は、同じレコード会社所属のフライング・キティ・バンド(メンバー:小椋佳、星勝、安田裕美)が同地でレコーディングをする計画があり、そのついでに来生のアルバムも録ってしまおうというプロデューサーの意向で実現したもので、ロサンゼルスでレコーディングが行われた。デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、ジム・ケルトナー等のスタジオミュージシャンとして参加している。ファーストアルバが全く売れなかった為、今度こそはと、海外録音という話題性と共に、周囲の期待も高かったが、結局セールスは12000枚に留まった。時代が彼の作品に追いつかなかったのか。
ギルバート・オサリヴァン、フランシス・レイ、ヘンリー・マンシーニなどに影響を受け、日本人らしい控えめで都会的なノスタルジックな作風で淡々としつつ叙情的なメロディーが合わさった世界は、やっぱり素晴らしい。


「灼けた夏」初期の名作のひとつ。

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FLYING KITTY BAND 『5・4・3・2・1・0』 [CD]


5・4・3・2・1・0

5・4・3・2・1・0

  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2010/01/20
  • メディア: CD


安田裕美が、7月6日に死去、妻の山崎ハコさんが、コメントを出していてそれを見て、Flying Kitty Bandの事を思い出しました。Flying Kitty Bandは、1977年に小椋佳・星勝・安田裕美を中心として当時のキティレコードの有志で結成されたロックバンドである。プロデューサーは多賀英典。 小椋は、自分の歌唱力に限界を感じ(どんな歌を歌っても単調になると悩んでいた)、その打開策を模索してFLYING KITTY BANDを結成。アルバム『5・4・3・2・1・0』は、ロサンゼルスで録音され、サウンドは、ほとんどが星のアレンジである、星は、小椋の作品ではサウンド的に好き勝手にやらせてもらっていたらしい 。ロスではデヴィッド・フォスター、ジム・ケルトナー、ジェイ・グレイドン、トム・スコット、デイヴィッド・T・ウォーカー、ジョン・ゲリンの布陣で、日本勢は、正木五郎(ドラムス)、高水健司(ベース)、 深町純(キーボード)、 渋井博(キーボード)、中西康晴(キーボード)、高中正義(ギター)、椎名和夫(ギター)、浜口茂外也(パーカッション)売れなかったころの来生たかおが本格的に参加し、サウンドに多様性を持たせた。ボーカルは小椋、星、安田である。モップス時代を彷彿させる星のボーカルが復活した。 宇宙に旅立つことを夢見る少年を主人公にしたコンセプトアルバムを目指した。当初、三部作の予定であったが未完のままとなった。


「墓石を空へ」作曲は安田裕美、作詞は小椋佳、編曲は星勝 、安田裕美のアコースティック・ギターが素晴らしい。

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John Pizzarelli Sinatra & Jobim at 50 [CD]


Sinatra & Jobim at 50

Sinatra & Jobim at 50

  • アーティスト: John Pizzarelli
  • 出版社/メーカー: Concord Records
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: CD


フランク・シナトラ&アントニオ・カルロス・ジョビンの1967年の名盤『Francis Albert Sinatra & Antonio Carlos Jobim』のリリース50周年を記念し、現ジャズを代表するギタリスト/ヴォーカリスト、ジョン・ピザレリがアントニオ・カルロス・ジョビンの孫ダニエル・ジョビンをヴォーカルに迎えたトリビュート作品。「1980年代に大きな影響を受けたのはジョビン。最もよく聴き、自分でも演奏し、魅力に取りつかれた。本作では、彼らの作品(シナトラ&ジョビンのアルバム)から影響を受けたものから僕の新しい曲が生まれ、そのメロディとアレンジに色濃く表れているよ。」とピザレリ。シナトラ&ジョビンで取り上げられた曲はメドレーを含め7曲演奏している、マイケル・フランクスの「Antonio's Song」は、ピザレリの洗練された歌唱が心に沁み渡る。


映像は、一曲目の「Baubles, Bangles and Beads」

名曲「Antonio's Song」

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Elvis Costello Cruel Smile [CD]


Cruel Smile

Cruel Smile

  • アーティスト: エルヴィス・コステロ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: CD


デビュー当初のコステロは、パンク調の作品が多く「怒れる若者」とも言われた。80年代に入ってからは注目度が薄れ、コステロにとって80年代は、大人向けの音楽を演奏するミュージシャンへの、産みの苦しみの時期であった。 その後もオーケストラとのコラボレーション等、多彩な活動を展開した、2000年以降はジャズ、R&B、カントリー・ミュージック、バレエ音楽を手がけるなど、など従来の枠に収まらない活動を積極的に行っている。ポール・マッカートニーに、彼のトレードマークであるヘフナー・500-1の再使用を勧めたのはコステロであると言われている。
本作は「When I Was Cruel」のセッションでのアウトテイク(アルバム収録曲のリミックスを含む)やラジオのみで発表された曲やライヴテイクを集めた即席のコンピレーション盤である。「スマイル」で始まり「スマイル」のバラード・バージョンで終わるというアルバム。バック・バンドのザ・インポスターズは、スティーヴ・ナイーヴ(キーボード)、ピート・トーマス(ドラムス)、ディヴィ・ファラガー(ベース)の3人。「スマイル」は、日本盤の「When I Was Cruel」に収録されていた曲で、シングル盤にもなりました。第45回のグラミー賞ではベスト男性ヴォーカルで「45」、ベスト・ロック・アルバムで「When I Was Cruel」、ベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムで「Cruel Smile」がノミネートされた。確か、この頃にダイアナ・クラールとの婚約したと思う。


「Smile」チャーリー・チャップリンの作曲で、ナット・キング・コールの歌で有名な名曲、キムタク主演のドラマ「空から降る一億の星」の主題歌でした。

「Smile」バラードバージョン

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John Pizzarelli Meets the Beatles [CD]


ミーツ・ザ・ビートルズ

ミーツ・ザ・ビートルズ

  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1998/10/03
  • メディア: CD


ジョン・ピザレリはスイングすることを第一と考える正統派ジャズ・ギタリストで、同じくジャズ・ギタリストだった父の影響か古いスタンダード・ソングに精通しており、お手本はナット・キング・コールというから恐れ入る。彼はインタビューの中で「ビートルズの曲というのはメロディーだけ抜き出してもビートルズにはならないんだよ。バックのコーラスとかギター、ベース、ドラムスのフレーズまで総て含めて、それでやっとビートルズになるんだ。要するに一曲一曲が完璧で、鳴っている音の全部が揃わないとビートルズの曲にはならない、ということなんだね。」と言っている。この盤が素晴らしいのは、どの曲も原曲の良さを壊すことなく、ビッグバンドを従えてのドン・セベスキーの秀逸なアレンジによる、粋なビートル・ジャズ・サウンドが楽しめる。


「Can't Buy Me Love」ギターとのユニゾンで聴かせる小粋なスキャットもたまらない。

「Here Comes the Sun」洒落た感覚はジャズならではのカッコイイアレンジになっている。

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Diana Krall Stepping Out [CD]


Stepping Out

Stepping Out

  • アーティスト: Krall, Diana
  • 出版社/メーカー: Justin Time Records
  • 発売日: 2017/10/06
  • メディア: CD


ダイアナ・クラールはカナダに住む音楽一家に生まれ、4歳でピアノを習い始める。幼い頃に家族と一緒にバンクーバーに転居、高校の小さなジャズバンドで活動を始めた。15歳の時、ナナイモのレストランでピアノ演奏を始める。1981年、17歳になってからはバンクーバー・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルの奨学金を得て、ボストンにあるバークリー音楽大学に入学、卒業した。 バークリー音楽学院では、当時同級生に小曽根真がいた。その後、 著名なベース演奏者、レイ・ブラウンと出会いロサンゼルスに行かないかと誘われる。それを承諾したクラールはロサンゼルスへと旅立ち、ピアニストのジミー・ロウレスと出会い、歌い始めた。ロサンゼルスでは、さまざまなミュージシャンからの影響を受けるとともに、プロデューサーとの出会いも経験することになる。 1993年には、ジョン・クレイトンとジェフ・ハミルトンとともに録音し、初めてのアルバム『ステッピング・アウト(Stepping Out)』を発表。このアルバムはプロデューサーであるトミー・リピューマに注目された。 レイ・ブラウンとジェフ・ハミルトンは長年一緒に活動していた関係だった。歌は、サラ・ヴォーンさながらにフレーズに滑りこませ、ピアノは、オスカー・ピーターソンとジーン・ハリスを合わせたようなスタイルでプレイする。ダイアナ・クラールは、1990年代以降に最も成功したジャズ歌手の一人となっていく。


「Straighten Up and Fly Right」ナット・キング・コールが、1943年後半に公開されたアル・ピアース主演のコメディー・ミュージカル映画『Here Comes Elmer』のサウンドトラックに収録されたことで、ヒットした、名曲で数々のアーティストがその後にカヴァーをしている。

おまけの映像で、夫のエルビス・コステロで「She」1999年、イギリスの映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌として、フランスのシンガーソングライターであるシャルル・アズナヴールの曲をカバーした。

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John Pizzarelli Midnight Mccartney [CD]


Midnight Mccartney

Midnight Mccartney

  • アーティスト: Pizzarelli, John
  • 出版社/メーカー: Concord Records
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: CD


ポール・マッカートニーの「Kisses on the Bottom」にギタリストとして参加したジョン・ピレザリ、2014年ポールから手紙が届く「僕の曲であまり知られていないものを君が取り上げてメロウなジャズのスタイルでやってくれたらいいんだけれど、タイトルは、「Midnight Mccartney」が良いかもとというアイデアの手紙の内容だった。ピレザリはさっそくキーボード奏者でアレンジャーのラリー・ゴールディングスの2人でポールの曲をリサーチする事から始まった。1998年に「ジョン・ピレザリ・ミーツ・ザ・ビートルズ」を発表したほどの熱狂的なファンだったジョン・ピレザリ、今回の作品でも「ヴィーナス・アンド・マース」とかの作品を思い浮かべながら吹き込んだという、僕たちのやり方で彼の素敵な曲を多くの人にに聴いてもらえればと。マイケル・マクドナルドが「Comeing Up」をゲストとして参加して歌っている。


「Silly Love Songs 」ラリー・ゴールディングスのでたらめなポルトガル語のデモテープからヒントを得て、ボサノバにアレンジされて歌っている。

「Comeing Up」シャッフルのリズムにのって、マイケル・マクドナルドとのソウルフルなデュエットが楽しめる

「With a Little Luck」軽快なビートに仕上げている。

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Paul McCartney Kisses on the Bottom [CD]


Kisses on the Bottom -Deluxe-

Kisses on the Bottom -Deluxe-

  • アーティスト: Mccartney, Paul
  • 出版社/メーカー: Hear Music
  • 発売日: 2012/02/07
  • メディア: CD


ロッド・スチュアートのザ・グレイト・アメリカン・ソングブックのジャズ・スタンダートの成功で先を越され、ロッドのまねをしているように見えないように待つ必要があったとポールが語っている今回の作品、プロデューサーは、トミー・リピューマ、ポールとの話し合いで、誰もがカヴァーするスタンダード・ジャズの分かりやすい曲は避けた選曲に、そしてトミー・リピューマが親しいダイアナ・クラークをピアノに勧めてきた、3人の選曲を数曲ずつやってみてたくさんの曲を候補にする事から始まった。今回、ダイアナ・クラークがピアニストとして参加したのは、夫であるエルビス・コステロの勧めもあったことも大きい、ポールとコステロは、「ヴェロニカ」を共作で発表した仲なのだから。ポールが楽器を弾かずにシンガーとしてアルバムを作るのはこれが初めて、ここでは、ジャズ界で最高のサポート陣のジョン・ピレザリやマイク・マエニエリ達がバックアップする。ゲストとしてエリック・クラプトンやスティービー・ワンダーも参加している。


「 I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter」この曲は、1935年に作られ、シナトラやナット・キング・コールがカヴァーした曲で。ポールはビング・クロスビーばりに歌いあげている。

「My valentine 」ポールの曲で、エリック・クラプトンが参加している。

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