大橋純子 PAPER MOON [CD]
大橋純子のセカンドアルバム、ファーストアルバが、洋楽のカヴァー中心だったので、初のオリジナル・アルバムと言える、当時彼女が好きでよく聴いていたマリーナ・ショウやリンダ・ルイスが反映された良質のボーカル作品。全体的にはしっとりとした仕上がりとなっている、しかしバラエティに富んでいてスイート・ソウル、ソフト・ロック、本人は、今だったらこういう風に歌うのにとか客観的に思えるけど、当時は音域を合わせて歌うのが精一杯でしたと、どんな曲も巧みに歌いこなす大橋純子は実にうまい。山口百恵、小柳ルミ子、梓みちよが、好きなアルバムと言っている。この後にバンドでの音楽がしたいと美乃家セントラルステーションを結成する。
「PAPER MOON」村上秀一(Ds)岡沢章(B)松木恒秀(G)深町純(Key)の豪華なメンバーでのファンキーなナンバー
「Joke」切なさを素晴らしい歌唱力で表現する、「たそがれマイ・ラブ」に繋がっていくような曲である。