ブレッド&バター レイト・レイト・サマー [CD]
3年間の充電期間を経て一皮むけたブレッド&バターが聴けるアルバム。ドライな兄とウェットな弟というコントラストを細野晴臣のリズム・アレンジが上手く引き出している、ティン・パン・アレイ、パラシュート、YMOのメンバーが集結し、多彩なものに、バッキングに抜かりはない。一曲目の呉田軽穂〈松任谷由実〉提供の「あの頃のまま」は切ないし、「ザ・ラスト・レター」はポール・サイモンを引用しているし、随分洗練されてバラエティに富んでいるアルバムに、二人のナイーヴな歌声は、変わらなく、一番胸に染み入るのは間違いない。
「あの頃のまま」桑名晴子や稲垣潤一もカヴァーしています。
「ザ・ラスト・レター」林立夫のドラムは、ポール・サイモンの「50 Ways to Leave Your Lover」からもってきたもの、全体的にSTUFFを彷彿させる演奏が聴ける。
「渚に行こう」これこそ湘南サウンド。