松原正樹 流宇夢サンド [CD]
日本を代表するセッション・ギタリスト松原正樹の78年に発売された初のリーダー・アルバム「流宇夢サンド」。この頃に日本のギタリストがほぼラリー・カールトンのギブソン335による伸びのあるディストーション・サウンドに影響を受けて取り入れてほど、その音色は素晴らしかった、松原正樹もその中の一人で、このアルバムもその影響された音が聴ける。彼の歌心溢れるギターは、メロディのセンスや音色、フレージングの気持ちよさで包まれているのが松原正樹の音楽である。ハイ・ファイ・セットのバック・バンドで頭角を現しニューミュージックや歌謡曲のセッションで売れっ子になる、上田正樹もこのアルバムに参加している、彼とは学生の時に大阪で知り合い意気投合、その後東京で再会、彼のバンドPUSH&PULLに参加、そのメンバーもそのままこのアルバムに参加している。その後、パラシュートなどで活躍、日本のトップクラスのギタリストとなる。2016年2月8日、十二指腸がんのため死去61歳の若さであった。
7(SEVEN)からの映像「流宇夢サンド」流宇夢はラリー・カールトンのルーム335から拝借したもの、最初に作曲した曲で一番思い入れがある曲だと本人が後に語っている。