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Joni Mitchell Hejira [CD]


Hejira

Hejira

  • アーティスト: Mitchell, Joni
  • 出版社/メーカー: Warner Bros UK
  • 発売日: 2000/03/13
  • メディア: CD


カナダ出身のシンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェルが1976年に発表した8枚目のスタジオ・アルバム。
デイヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジェイム・テイラー、ジョン・ゲラン、ジョニ・ミッチェルは恋をするたびに音楽を進化しアメリカの音楽界に新しい旋風を巻き起こした恋多きミュージシャンであり、音楽的なイノベーターである。このアルバムはジャコ・パストリアスがジョニのアルバムに初めて参加した作品で、この二人の奇跡と言っていいほど美しいサウンドをこれから4作続けて発表する事になります。衝撃のアルバム「ジャコ・パストリアスの肖像 」の発表から3ヵ月後の1976年11月に発表されました、ということはまだ無名だったジャコ・パストリアスを起用するジョニ・ミッチェルの先見の明があり、さらにジャズに接近、言葉とサウンドの相乗効果を極めていきます。


「Coyote」アルバムの一曲目、80年の「シャドウズ・アンド・ライト」からの映像。

「Black Crow」アルバムの7曲目、80年の「シャドウズ・アンド・ライト」からの映像。

「Refuge Of The Roads」アルバム最後の曲、新しい時代への出発のニュアンスを含んでいる。

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Carole Bayer Sager Sometimes Late at Night [CD]


Sometimes Late at Night / Carole Bayer Sager

Sometimes Late at Night / Carole Bayer Sager

  • アーティスト: Sager, Carole Bayer
  • 出版社/メーカー: Boardwalk
  • 発売日: 2001/01/30
  • メディア: CD


キャロル・ベイヤー・セイガーのソロ・3作目「Sometimes Late at Night」は81年にリリースされた、そしてこのアルバムは、何よりもバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーのコラボレーションで生まれた所に大きな魅力がある、バート・バカラックはカーペンターズの「クロース・トゥ・ユー」を始めディオンヌ・ワーイック、アレサ・フランクリンのヒットなど数々ヒット曲を持つ人物、その二人が82年に結婚する前年のアツアツのピ-クに作られたアルバムでロマンティックなヴォルテージが上がりっぱなしのアルバムである。アルバム全体がメドレー形式となっているのも特徴でバカラックとキャロルの相互作用で、彼女の歌詞としてはもちろん(作詞家として著名で、古くはモンキーズにも提供している)彼女のウィスパー・ヴォイスも上手く引き出されている。
バックはデヴィッド・フォスター、ジェフ・ポーカロ、リー・リトナー、などが参加しています。
このアルバムをリリース後のキャロルとバカラックは多くの名曲を世に送り出していきます。


「Just Friends」コーラスでマイケル・ジャクソンが参加、前作のアルバム「トゥー」に収録された「It's The Falling Love」をマイケルが「オフ・ザ・ウォール」でとりあげたのが縁です。

「You and Me (We Wanted It All)」キャロルとピーター・アレンの共作、バカラックもエンディングのアレンジに参加、この3人はのちにクリストファー・クロスでヒットする「ニュー・ヨーク・シティ・セレナーデ」を手掛けることに。

「Sometimes Late at Night」当時、田中康夫が飛行機に合うと語っていた。

おまけで、前にも紹介した前作のアルバム「トゥー」からマイケルが「オフ・ザ・ウォール」でとりあげ、松原みきの「真夜中のドア」の元歌の名曲「It's the Falling in Love」。

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Laura Allan [CD]


ローラ・アラン

ローラ・アラン

  • アーティスト: ローラ・アラン
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: CD


ローラ・アランは、カリフォルニア州出身のシンガーソングライターで、1970年頃にデヴィッド・クロスビーと出会い、認められてクロスビーの最初のソロ・アルバムでオートハープを演奏したのがこの業界でのキャリアのスタート、伝説のフェアファックス・ストリート・クワイアに在籍したのちこのソロ・アルバムを78年にリリース、ジョニ・ミッチェルの影響からかフォークの香りとフリー・ソウルとジャズに影響されているのが彼女の魅力。アルバムをプロデュースしているのが、70年代はオーリーンズやアンドリュー・ゴールドらを手がけて、このアルバムの後80年代にはブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランのプロデュースで大物プロデューサーとなったチャック・プロトキン。バックを固めるミュージシャンもジェフ・ポーカロ(Dr)、チャック・レイニー(B)、ワディ・ワクテル(G)、ビル・ペイン(Key)、ヴァレリー・カーターとビル・チャンプリン(Cho)など、AORファンや70年代ウェストコースト・ロック・ファンの間ではローラ・アランの音楽性の高さは知れ渡っていたがなぜかセールスには結びつかなかった。ジャケット写真を見ると売る気があるのかと思える物である。
初春の雰囲気にぴったりのメロー・チューンの3曲を聴いて下さい。


「Opening up to You」.

「Slip And Slide」

「Come As You Are」

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Paolo Di Sabatino ‎ Voices [CD]


Voices by Paolo Di Sabatino

Voices by Paolo Di Sabatino

  • アーティスト: Paolo Di Sabatino
  • 出版社/メーカー: Irma
  • メディア: CD


パオロ・ディ・サバティーノ 1970年、イタリア・テラモ生まれ。父の手ほどきの元、幼い頃からピアノを始める。聴く者の心が浮き立ち弾むような軽やかさと、ハードバップスタイルを継承しつつ、現代らしいスピード感を重視した情熱的な面を併せ持つピアニスト。コンポーザー、アレンジャーとしての能力も高く評価されており、シンプルながら色彩感覚豊かなオリジナル曲からはラテン音楽の影響も感じられる。93年には、初リーダー作『Harem』を録音、アメリカのシカゴで1999年5月に「Jazz Shawcase」に出演し、「Hallway Records」と契約、日本での人気爆発のきっかけとなった4thアルバム『Introducing paolo Di Sabatino』を発表する。同年11月、人気の高いJohn Patitucci(b)Horacio Hernandez(ds)とのトリオアルバム『Threeo』(5枚目)を録音する。
本作「Voices」は色々なボーカリストをフューチャーしたアルバムで彼の多彩な才能を聴くことが出来る。


[Into the Night] featuring Gino Vannelli

「Autour de moi」featuring Awa Ly

「Voiceless」パオロ・ディ・サバティーノらしいピアノ・ソロが聴ける。

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Windy City Let Me Ride [CD]


レット・ミー・ライド

レット・ミー・ライド

  • アーティスト: ウィンディ・シティ
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2020/06/03
  • メディア: CD


シカゴで結成された実力派コーラス・グループ「WINDY CITY」、CARL WINBUSH、DARRYL BUTLER、MORRIS BUTLER、RAYMOND BENNETT、SAMUEL BEASLEYからなるグループ。シカゴ・ソウルの名プロデューサーCARL DAVISプロデュースとTOM TOM'84がアレンジを手がけ、77年にリリースした'唯一のアルバム。ファンキーな曲が結構多いが、ダンサブル系であれば、Tom Tom 84のアレンジが冴え、シカゴらしさをしっかり感じさせてくれる。もちろん、ミディアム~スロウ系では更にグループの持ち味が生きてくる。サム・ディーズ作の「Win Or Lose」は、まさにミシガン湖からの風に吹かれているようなコーラスが映える絶品スロウ・ナンバー。リードの掠れ声と寒々としたコーラスに鳥肌が立つバラード「Let Me Ride」、ウォーキング・テンポの「Good Guys Don't Always Win」と陰のあるメロディに哀愁が滲む「Fool Or Your Man」もサム・ディーズの曲。ウィンディなコーラスが最高なアップ「I've Got Mine」も素晴らしい。


「Let Me Ride」Raymond Bennettの作曲。メロウなイントロからの名バラード。

「Good Guys Don't Always Win」Sam Deesの作曲、最もWINDY CITYらしい曲。

「I've Got Mine」Darryl Butlerの作曲。Tom Tom 84のアレンジが最高です。

「Win or Lose」Sam Deesの作曲。素敵なシカゴ・ソウルを感じられる。

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Randy Goodrum Fool's Paradise [CD]


フールズ・パラダイス

フールズ・パラダイス

  • アーティスト: ランディ・グッドラム
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1991/06/25
  • メディア: CD


78年、アン・マレーが彼の曲「つらい別れ」を歌って全米No.1となり、デヴィッド・フォスターなどコラボレートするなど作曲家としてTOTO、スティーヴ・ペリー、マイケル・マクドナルド、ジョージ・ベンソン、ケニー・ロジャースなど、80年代に数多くのアーティストにヒットを提供、82年に自身の初めてのソロ・アルバム「Fool's Paradise」をリリースしたランディ・グッドラム。プロデュースはスティーリー・ダンのエンジニアであるエリオット・シャイナー、参加したミュージシャンもジェフ・ポーカロ、スティーヴ・カーン、マイケル・ランドウ、マーカス・ミラー、ヴィニー・カリウタ、ブライアン・ブロンバーグなど、80年代全盛のAORサウンドがきっちりと踏襲されている、ランディの甘いヴォーカルも聴きどころです。
ジェイ・グレイドンとのユニット:JaR名義でのアルバム『Scene 29』(08年)も話題を呼んだ。


「Fool's Paradise」スティリー・ダンのサウンドとランディの甘いヴォーカルが融合。

「Win Back Your Heart」これこそが、80年代全盛のAORサウンド。

おまけで26年ぶりに去年9月にニュー・アルバムをリリース、元シーウインドのラリー・ウィリアムスとのコラボレーション作品、参加したミュージシャンもほぼ「Fool's Paradise」と一緒のメンバーで、そのアルバム「レッド・アイ」から「レッド・アイ」。

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Dee Dee Bridgewater Just Family [CD]


Just Family

Just Family

  • アーティスト: Bridgewater, Dee Dee
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2014/09/22
  • メディア: CD


1970年代初頭、ディー・ディー・ブリッジウォーターはサド・ジョーンズ/メル・ルイス・ジャズ・オーケストラにリード・ヴォーカルとして加入した。これによりジャズでのキャリアをスタートさせ、ソニー・ロリンズ、ディジー・ガレスピー、デクスター・ゴードン、マックス・ローチ、ローランド・カークといった著名なジャズ・ミュージシャンと共演した。ブロードウェイ・ミュージカル『ザ・ウィズ』に出演し,1975年、トニー賞助演女優賞を受賞し、1976年、『ザ・ウィズ』はグラミー賞ミュージカル・ショー・アルバム賞を受賞した。そんな実力派ジャズ・シンガー の彼女が、77年にリリースされたアルバム「Just Family」スタン・クラークのプロデュースにより彼女の幅広い表現力が生かされたアルバム。参加ミュージシャンもハービー・メイソン(dr)やアルホンソ・ジョンソン(b)、ジョージ・デューク(key)等が豪華なメンバーがバックアップ。


タイトル曲「Just Family」ジョージ・デュークのゴスペルタッチのピアノから始まるソウルフルな曲。

「Night Movies」マイケル・フランクスの曲をキュートに歌っている。

「Maybe Today」デビッド・T・ウォーカーのギターと一緒にしっとりと歌うバラード。

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Billy Joel 52nd Street [CD]


ニューヨーク52番街(期間生産限定盤)

ニューヨーク52番街(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ビリー・ジョエル
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: CD


ビリー・ジョエルが1978年にリリースしたアルバム「52nd Street」アルバム・タイトルは、マンハッタン52丁目のA&Rスタジオでレコーディングしたことに由来、前作の「The Stranger」の成功が自信となって制作されたアルバムで、ビリー・ジョエルにとって初のチャート1位になり、聴きどころも多く、メリハリも効いた作品となっている。ジャズ/フュージョン系のゲスト・ミュージシャンを多数起用し「Zanzibar」ではフレディ・ハバードが間奏とエンディングでトランペット・ソロを担当しマイク・マイニエリ のヴィブラフォンの音も聴こえる。全米3位のヒットになった「My Life」はシカゴのメンバーであるピーター・セテラ、ドニー・デイカスがバックコーラスとして参加し、映像ではギターのスティーヴ・カーン の姿もある。「Honesty」は特に日本で人気があり、メロディアスで哀愁も兼ね合わせた好バラード。「Until the Night」はライチャス・ブラザースを意識した作品でアメリカでその歴史的意義も含めて高く評価された。ビリー・ジョエルの引き出しの多さを実感できるアルバムとなっている。そんな4曲を聴いてください。


「My Life」

「Honesty」

「Zanzibar」

「Until the Night」

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Yes Lonely Heart [CD]


ロンリー・ハート

ロンリー・ハート

  • アーティスト: イエス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/02/24
  • メディア: CD


1983年に発表されたイエスのアルバム。それまでのプログレッシヴなサウンドとは打って変わり、ポップな作風で、こんなのは、イエスじゃないと怒った人も多かったはず、しかしイエスの再結成アルバムとして話題となった。 このアルバム発表時のメンバーは、ジョン・アンダーソン(ヴォーカル)、クリス・スクワイア(ベース)、トレヴァー・ラビン(ヴォーカル、ギター)、アラン・ホワイト(ドラムス)で、トニー・ケイ(キーボード)はほとんど演奏に参加しておらず、スタジオ・ミュージシャンとして参加していたチャールズ・オリンズがキーボードのほとんどを弾いている。また、ロジャー・ディーンによるイエスのロゴマークがなくなり、簡素なアルバム・ジャケットになっている。


「ロンリー・ハート(Owner of a Lonely Heart)」は、アメリカをはじめ多くの国で1位を獲得した、この曲ではプロデューサーのトレヴァー・ホーンの存在が大きく、彼の手による当時の最先端のシンセサイザーのサンプリングによるオーケストラ・ヒットのアレンジが画期的で曲の持ち味に貢献し、この曲によって、この後の音楽に置けるシンセサイザーの使い方が大きく変わってしまう。

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Sting Nothing Like The Sun [CD]


ナッシング・ライク・ザ・サン

ナッシング・ライク・ザ・サン

  • アーティスト: スティング
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: CD


1987年にリリースされたスティングのアルバム。タイトルはシェイクスピアの文節をそのまま引用している。「シスター・ムーン」歌詞の一節にも使われており、スティングはこの言葉に心酔していると答えている。 病気がちだった母親が1986年に癌で亡くなったことであり、いくつかの曲に物悲しい調子を与えている。「The Conspiracy Of Hope」ツアーで南米を訪問した際に知り得た、内戦や監禁を被り殺害された犠牲者たちのことがあげられる。この事実は多くの曲に影響を及ぼし、「フラジャイル」「孤独なダンス」(歌詞中でチリの軍部独裁政権大統領アウグスト・ピノチェトを名指しで非難している)では嘆きを、「ザ・ラザラス・ハート」「ビー・スティル・マイ・ビーイング・ハート」では生命・愛・死を主題としている。 前アルバムから続くジャズの影響がより顕著な「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」「シスター・ムーン」、ハードなダンスナンバーであり米国ビルボード7位にランクインした「ウイル・ビー・トゥゲザー」などがある。


「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク 」Nothing Like The Sun Tourの1988年の東京ドームの映像、このツアーを見に行ったんですが、音響が悪くて、その後にテレビで見てこんなことやってたんだと、東京ドームが出来たばかりのライブだったので仕方がなかったのかと、この後にドームでの音響機器は見に行くたびに良くなって技術は進歩するなあと思いました。

「ウイル・ビー・トゥゲザー」当時のPV、スティングが若くてカッコイイ。

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