Roberta Flack&Peabo Bryson Live&More [CD]
ダニー・ハサウェイの死という悲しみをのりこえ、新たなるパートナー、ピーボ・ブライソンを迎えたロバータ・フラック初の2枚組ライヴ・アルバム「Live&More」80年にリリースされた。ライヴ音源を中心にスタジオ録音を加えたもので、メインであるロバータ・フラックの歌声も素晴らしいが、この作品がきっかけでブレイクしたピーボ・ブライソンの歌声も素晴らしい。ロバータ&ダニーの名曲再演のほか、ピーボ・ブライソンはソロ曲も披露し、ダニー・ハサウェイに匹敵するピーボ・ブライソンの歌唱で情熱的に迫る。ライブののバック・バンドがそれぞれ異なる事から、ロバータ・フラックと ピーボ・ブライソンのステージは別のプログラムで組まれたようで、2人のデュエットはロバータ・フラックのステージに ピーボ・ブライソンが客演する形で行われている。ロバータ・フラックのバック・バンドのメンバーはマーカス・ミラー(b)、バディー・ウィリアムス(dr)、ルーサー・バンドロス(cho)などの超強力ラインナップで、シンプルな演奏であるが、素晴らしい演奏で二人の歌声をバックアップしている。ピーボ・ブライソンのバック・バンドも悪くはないが、その差は歴然としていたのはチョット残念だった。ロバータ・フラックの名曲が並んだライブはハートウォーミングな世界へ連れて行ってくれると同時に音楽の喜びや希望を聴かせてくれるのは決して大げさではない。
「Only Heaven Can Wait (For Love) / You Are My Heaven」
「Back Together Again 」
「Feel Like Makin' Love」
「Killing Me Softly with His Song」