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The Gadd Gang Here&Now [CD]


ヒア & ナウ(期間生産限定盤)

ヒア & ナウ(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ザ・ガッド・ギャング
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2016/04/27
  • メディア: CD


ガット・ギャングはドラムのスティーブ・ガッドがリーダーとなりキーボードのリチャード・ティー、ギターのコーネル・デュプリー、ベースのエディ・ゴメスからなる4人編成のバンド、途中からバリトン・サックスのロニー・キューバーが加わった5人編成のR&Bバンドとなる。セカンド・アルバム「ヒア・アンド・ナウ」は88年にリリースされた。やはりスティーブ・ガッド達はR&Bが好きなんだと思えるアルバムで、日頃から親しんでいるR&Bのお気に入りの音楽を楽しんでいるのがわかる作品。メンバーもニューヨークで日頃からセッションを重ねている何の気兼ねも無いメンバー達で、その選曲はオーティス・レディングやキング・カーティスやレイ・チャールズ、テンプテーションなどのR&Bの名曲を選んでカヴァーしている、特にキング・カーティス絡みの曲が多いのも興味深いものがありました。キング・カーティスは前にも紹介したのですが、60年代からニューヨークのR&B・ソウル・シーンをリードしたサックス奏者で、72年に射殺されるまでニューヨークの濃密なグルーブ・サウンドの先駆者で巨人でした、そんな彼に同じニューヨーカーのスティーブ・ガッド達が影響を受けたのは当然で、特にコーネル・デュプリーとリチャード・ティーは彼のバンドにいましたから影響を受けて、その流れから彼らのバンド「スタッフ」に音楽性は受け継がれています。
メンバー間の阿吽の呼吸と自然なコラボレーションの演奏は、R&Bに根差した音楽に対しておおららかな表現にピッタリとしていて、特にライブでは多くの人を魅了しました。

「I Can't Turn You Loose」オーティス・レディングが65年にリリースした、R&B・ソウルの名曲。

「A Whiter Shade Of Pale」プロコム・ハルムのあまりに有名な67年の大ヒット曲。バッハのカンカータ第140番にインスパイされて出来たと言われている。

「Things Ain't What They Used To Be」デューク・エリントンの43年の作品、ガット・ギャングはシャッフル・ビートでカッコ良く演奏している。

「Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours」スティーヴィー・ワンダーが70年にリリースした曲、スタッフ時代もカヴァーしている。六本木ピットインの映像。

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