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西慎嗣  NISHI [CD]


NISHI.(紙ジャケット仕様)

NISHI.(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 西慎嗣&ロード・ロード・ローディ・ミス・クローディ・グループ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/08/20
  • メディア: CD


初のソロ・アルバム『Nishi』を桑田佳祐氏のプロデュースで発表。桑田佳祐の初プロデュース作品であり、西慎嗣がスペクトラム在籍中の1980年に発表したファースト・ソロ・アルバム。桑田佳祐プロデュースのもと、サザンオールスターズのメンバー:原由子、松田ヒロシ、ケガニ、そして、斎藤誠、奥慶一(スペクトラム)、中村哲(ホーン・スペクトラム)、菅原裕紀(元スペクトラム)、ゲストに鈴木雅之はじめシャネルズのメンバー、Char、大上留利子らが参加。「シュールなる渚1963」の作詞はタモリによるものや、エマニエル坊やでおなじみのクラリオンCMでも使用された「すてきなトランスポーティション」や大上留利子とのデュエットで桑田佳祐がコーラスで参加した「時には恋人さながらに」、桑田佳祐はじめ、サザンオールスターズのメンバーが演奏で参加したレゲエチューン「Don't Worry Mama」含め、全体的にサザン色が濃厚。さらにChar作詞作曲の人気曲カヴァー「Sunset Blues」ではChar本人が演奏で参加。
その後は、アン・ルイスのロンドンでのアルバムレコーディングでアレンジ、ギターを弾き全曲プロデュースしている、また、矢沢永吉氏、アン・ルイス、杏里、等のツアーに参加したり、Char との交流も深まり、当時の江戸屋レーベルの作品に幾度か参加する。


「時には恋人さながらに」と「すてきなトランスポーテーション」桑田佳祐の色が濃厚な曲。
「時には恋人さながらに」

「すてきなトランスポーテーション」

「Sunset Blues」Charの作詞・作曲 西慎嗣 のバージョンが好きな人も多い。森園勝敏のソロも聴ける。

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スペクトラム [CD]


スペクトラム

スペクトラム

  • アーティスト: スペクトラム
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1991/01/21
  • メディア: CD


スペクトラムはキャンディーズのバックバンドとなった「MMP(ミュージック・メイツ・プレイヤーズ)」から始まったバンドで、ブラスの音が鳴り響くEW&F風なサウンド(実際はシカゴやブレッカー・ブラザーズの影響の方が大きかったらしい)と、新田のファルセットボーカル(当時の人気のあったビージーズとEW&Fのフィリップ・ベイリーの影響を感じる)、ギタリスト西慎嗣のロック系ボーカル、ベーシスト渡辺直樹のAOR系ボーカルの3人のボーカルが大きな特徴である。当初は吹奏楽に携わる若者や洋楽ファンを中心に、徐々にその存在が知れ渡っていき、古代ローマの戦士を思わせる甲冑や北欧のバイキングをイメージした被りもの付きの派手なコスチュームを着用し、演奏しながら振り付けを合わせて踊るパフォーマンスのインパクトが強かった、日本のロック史上初の成功を収めたブラス・ロック・バンド。


「In The Space」和製EW&Fという感じかな。

「スペクトラム - 秘蔵フィルム」これを見ると、2年間しか活動しなかったのが残念である。

おまけの映像で、「キャンディーズ&MMP 危ない土曜日」

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AB’S [CD]


AB'S (生産限定SHM-CD紙ジャケット仕様)

AB'S (生産限定SHM-CD紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: AB'S
  • 出版社/メーカー: マスクラット・レコード
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: CD


SHOGUN の芳野藤丸と松下誠という2大ギタリスト&メロディーメイカー、岡本敦夫(Dr)・渡辺直樹(EB)というスペクトラムの最強のリズム・セクション、さらにはパラシュートの安藤芳彦(Key)作詞家でもある、によって結成されたバンド、芳野藤丸のシティポップセンスに、見事にマッチした松下誠のプログレ的テイスト。キャッチーなメロディと、フュージョン的なアレンジ、全員がヴォーカルを撮れる為に分厚いコーラスとどこをとっても完成度の高さを誇るデビューアルバム。
芳野、松下の両ボーカル&ギターが交互に出入りするアレンジ、メロウさを基本に透明感のあるアンサンブル重視のサンウンドでAORのポップさを敏感に感じさせるアルバム。
今年、メンバー新たに復活!「AB’S-7」を2020年9月4日リリース! 時を経ても色褪せない楽曲群、成熟したプレイを聴けるのは嬉しい。


「FILL THE SAIL」と「In The City Night」は80'sポップへの時代のシフトをこのバンドで敏感にキャッチしたもの。
「FILL THE SAIL」

「In The City Night」

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桑名晴子 MOONLIGHT ISLAND [CD]


MOONLIGHT ISLAND

MOONLIGHT ISLAND

  • アーティスト: 桑名晴子
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/04/01
  • メディア: CD


70年代の名曲を集めたカヴァー集 、82年に発売。なんとわかりやすいアルバム、細野晴臣の「ほうろう」「CHOO CHOO ガタゴト」シュガー・ベイブの「Down Town」ブレット&バターの「あの頃のまま」大滝詠一の「ウララカ」「夢で逢えたら」つのだひろの「I Love You」石川セリの「ムーンライト・サーファー」締めは桑名正博の「夜の海」べたな選曲ではあるが、やっぱりいい曲だなあと思って聴き入ってしまう。バックのメンバーも芳野藤丸、松下誠、岡本敦夫、渡辺直樹、安藤芳彦で、つまりAB'Sなのである、なので都会派のAORの路線、大阪のテイストもない、メロウ・テイストの彼女の歌も素晴らしい。


「夜の海」桑名正博と下田逸郎が組んで作った最初の名曲、桑名正博のソロ1枚目『Who are you?』に入っている。

「I LOVE YOU」つのだひろの名曲、選曲のセンスも良い。

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Sadistics  WE ARE JUST TAKING OFF [CD]


WE ARE JUST TAKING OFF

WE ARE JUST TAKING OFF

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/03/16
  • メディア: CD


Sadistics のスタジオ録音では、最後のアルバム、前作では、アレンジがグループ名義で、スタジオでアイディアをだしあいながら作りあげたが、今回は、メンバーが個々に2曲づつを持ち寄り、それぞれにアレンジ、プロデュースもして仕上げられた、作曲者以外は、セッション・ミュージシャンとして演奏したに過ぎないが、それでも日本のトップクラスのミュージシャン、クオリティのレベルも高く素晴らしい、4人ならではの演奏の良さは他には無い物を感じるし、フュージョン作品としても十分に魅力的なアルバムとなって、気持ち良く聴くことのできるアルバムとなっている。コンセプトも前に紹介した今井裕、高中正義のトロピカル路線を継承している。4人の曲を聴くと、その多彩な作品は、ミカ・バンドからの流れを感じてしまう。


「Nao」後藤次利のベースをフューチャーした曲、高橋幸宏と村上秀一のツイン・ドラムと今井裕、高中正義のソロのセンスも抜群です。

「Blue Curacao」高中の作品の中でも人気の高い作品、高中のライブでは欠かせない曲。Sadisticsのセンスの高い演奏力を感じることが出来る。

「On The Seashore」後藤次利の作曲・編曲、作詞は高橋幸宏、ヴォーカルは桑名晴子、彼女は、今井のアルバム「A Cool Evening]や高中のアルバム「Brasilian Skies]でも歌っていて、当時の関係者はアニキの桑名正博より良いなんて噂が出るぐらいの歌声である。

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佐藤博 Super Market [CD]


スーパー・マーケット

スーパー・マーケット

  • アーティスト: 佐藤博
  • 出版社/メーカー: Tower To The People
  • 発売日: 2020/07/18
  • メディア: CD


佐藤博、日本のトップ・キーボードディストのデビュー作。上田正樹やウエスト・ロード・ブルース・バンド と共演、上京後は、鈴木茂、林敏明、田中章弘でハックルバックを結成、ティン・パン・アレーに参加。ピアニストとしての佐藤博の顕著な演奏は、初期の山下達郎、大滝詠一、細野晴臣、吉田美奈子の初期作品等で聴く事ができるが、キーボード奏者ではあるものの、ピアニストとしても評価が高い。サーティーンスやシックス・ナインスといった、ジャズによく使われるコードを用いた都会的な部分が彼のピアノの個性と細野晴臣、ラグタイム(ピアノ)ならば日本一と大滝詠一、日本最高のピアニストと山下達郎がいっている。細野晴臣よりイエロー・マジック・オーケストラ への坂本龍一より先に参加を呼びかけられるも、1979年に渡米する。
1976年 初渡米、単身で現地にて録音したファースト・ソロアルバム『SUPER MARKET』を日本コロムビアより発表する。エイモス・ギャレットら腕利き達と繰り広げたセッションが実りある物になったかは、アルバムのサウンドから醸し出されている、あらゆるスタイルこなすハイセンスな音楽はここから始まった。


「レインボー・シーライン」吉田美奈子の名曲のひとつで、提供曲のセルフカヴァー、メロウで浮遊感のある仕上がり、このアルバムの聴きどころのひとつ。

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マザー・グース パノラマ・ハウス [CD]


パノラマ・ハウス(紙ジャケット仕様)

パノラマ・ハウス(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: マスクラット
  • 発売日: 2005/03/16
  • メディア: CD


金沢市出身の三人組女性グループのマザー・グースのセカンド・アルバム、全曲オリジナルで才能見せている。ファースト・アルバムは、吉川忠英とラスト・ショーによるアレンジ・演奏をバックに透明感のあるヴォーカルとコーラスを聞かせるアルバムだったが、今回は、アマチュア感も抜けてグレードアップしている(ファースト・アルバムの方が、マザー・グースらしくて良いという人も多い)、今回も、さらに吉川忠英とラスト・ショーとの息の合ったコラボレーションがフィットしている。アルバム・ジャケットはユーミンが描いているし、山下達郎がシングル曲のプロデュースをしているぐらい才能を感じている人は多かったが、ほぼ同時期にデビューした尾崎亜美、、アルフィー、ウィークエンドなどがいたためと、楽曲がおとなしめだったためか、ヒットはしなかった。残念ながら2枚のアルバムで終わってしまう。
この3年後に「ウェディング・ベル」でヒットするシュガーに似ていると感じているのは、私だけだろうか?


「マリン・ブルー(シングル・バージョン)」ボーナス・トラックでCDにはいっています、山下達郎のプロデュース。

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矢野顕子 JAPANESE GIRL [CD]


JAPANESE GIRL

JAPANESE GIRL

  • アーティスト: 矢野顕子
  • 出版社/メーカー: ミディ
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD


矢野顕子のデビュー・アルバム。A面(AMERICAN SIDE)には、バックバンドにリトル・フィートのメンバーが参加し、アメリカ・ロサンゼルスで収録された。B面(JAPANESE SIDE)には、細野晴臣・林立夫といったティン・パン・アレーのメンバー、あがた森魚・かしぶち哲郎・鈴木慶一・鈴木博文・駒沢裕城など、はちみつぱい・ムーンライダーズ系の演奏者といった、日本国内のアーティストが参加している。 アルバムの特徴のひとつに、矢野が幼少時代を過ごした青森の民謡をカバーしているほか、和楽器を積極的に使用するなど、日本の伝統音楽とロックのクロスオーバーが図られている点だけではなく、矢野顕子の縦横無尽なボーカルでポップなアルバムに仕上げている、伝説のデビュー・アルバムである。
リトル・フィートのリーダー、ローウェル・ジョージが、矢野の才能に驚嘆し、「僕たちの力不足でした。ギャラはいりません。」と語ったとされる


「気球にのって」リトル・フィートのバージョン。
ティン・パン・アレーがバックに未発表バージョンの「気球にのって」が1996年発売のベストアルバム『ひとつだけ/the very best of 矢野顕子』に収録された、個人的には、こちらの方が細野晴臣のベースラインがカッコ良くて好きである。


「電話線」2000年代に入ってもたびたびライブで演奏されている、初期の代表作。

「丘を越えて」あがた森魚も歌っています。

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上田正樹 push&pull [CD]


Push & Pull

Push & Pull

  • アーティスト: 上田正樹 ウエダマサキ
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


伝説のバンド「サウス・ツー・サウス」を解散して新しく作ったバンド「PUSH&PULL」78年に同名のアルバムをリリース、そのメンバーは、ギター:松原正樹、ベース:宮下恵輔、ドラム:正木五郎、キーボード:田代真紀子、サックス:淵野茂雄。上田正樹のソロ第2作目でメロウ・ファンク・サウンドを代表するアルバム、このアルバムを聴いた時は、過去の作品とは全くことなる和製AORな味わいで、ちょっとびっくりしたんですけれど、全編に心地良く浮遊するような揺れるグルーヴが貫かれ、極上メロウ・ソウルに陶酔してしまう。ゲストで大村憲司(g)、バックボーカルには吉田美奈子、カルメン・マキも参加。この路線では、昔からのR&Bのイメージが合わなかったのかセールスには、結びつかなかった、この後もメロウ・ファンク中心のアルバムは無かったと思う。いいメンバーで好きなバンドだったんですけどね。


「光る海・流れ星」淵野繁雄のフルートも良い感じだ。

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松原正樹 流宇夢サンド [CD]


流宇夢サンド

流宇夢サンド

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD


日本を代表するセッション・ギタリスト松原正樹の78年に発売された初のリーダー・アルバム「流宇夢サンド」。この頃に日本のギタリストがほぼラリー・カールトンのギブソン335による伸びのあるディストーション・サウンドに影響を受けて取り入れてほど、その音色は素晴らしかった、松原正樹もその中の一人で、このアルバムもその影響された音が聴ける。彼の歌心溢れるギターは、メロディのセンスや音色、フレージングの気持ちよさで包まれているのが松原正樹の音楽である。ハイ・ファイ・セットのバック・バンドで頭角を現しニューミュージックや歌謡曲のセッションで売れっ子になる、上田正樹もこのアルバムに参加している、彼とは学生の時に大阪で知り合い意気投合、その後東京で再会、彼のバンドPUSH&PULLに参加、そのメンバーもそのままこのアルバムに参加している。その後、パラシュートなどで活躍、日本のトップクラスのギタリストとなる。2016年2月8日、十二指腸がんのため死去61歳の若さであった。


7(SEVEN)からの映像「流宇夢サンド」流宇夢はラリー・カールトンのルーム335から拝借したもの、最初に作曲した曲で一番思い入れがある曲だと本人が後に語っている。

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