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ブレッド&バター レイト・レイト・サマー [CD]


レイト・レイト・サマー

レイト・レイト・サマー

  • アーティスト: ブレッド&バター
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD


3年間の充電期間を経て一皮むけたブレッド&バターが聴けるアルバム。ドライな兄とウェットな弟というコントラストを細野晴臣のリズム・アレンジが上手く引き出している、ティン・パン・アレイ、パラシュート、YMOのメンバーが集結し、多彩なものに、バッキングに抜かりはない。一曲目の呉田軽穂〈松任谷由実〉提供の「あの頃のまま」は切ないし、「ザ・ラスト・レター」はポール・サイモンを引用しているし、随分洗練されてバラエティに富んでいるアルバムに、二人のナイーヴな歌声は、変わらなく、一番胸に染み入るのは間違いない。


「あの頃のまま」桑名晴子や稲垣潤一もカヴァーしています。

「ザ・ラスト・レター」林立夫のドラムは、ポール・サイモンの「50 Ways to Leave Your Lover」からもってきたもの、全体的にSTUFFを彷彿させる演奏が聴ける。

「渚に行こう」これこそ湘南サウンド。



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The Bee Gees 小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック [CD]


小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック

小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2002/05/02
  • メディア: CD


『小さな恋のメロディ』の原作・脚本 - アラン・パーカーが 2020年7月31日に亡くなった。
『小さな恋のメロディ』(原題: Melody, または S.W.A.L.K )は1971年のイギリス映画,イギリスとアメリカではヒットしなかったが、同じく1971年に公開された日本・アルゼンチン・チリなどラテンアメリカ諸国では大ヒットした。ビー・ジーズの歌が全編を流れ、とりわけテーマ曲「メロディ・フェア」を含むサウンドトラック盤は日本で大ヒットした。サウンドトラックがCD化されているのは日本のみである。ビージーズのヒット・ナンバーを筆頭に、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのナンバー等が収録された、いまだに日本では人気のあるアルバムである。


「Melody Fair」大好きな映画で、この曲を聴くと公開されて見に行った時の事を思い出してしまう。

「First Of May(若葉のころ)」

「Teach Your Children」クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング エンディングの曲です。トロッコに乗って終わるのが印象的でした。

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久保田麻琴と夕焼け楽団  ハワイ・チャンプルー [CD]


ハワイ・チャンプルー・デラックス・エディション

ハワイ・チャンプルー・デラックス・エディション

  • アーティスト: 久保田麻琴と夕焼け楽団
  • 出版社/メーカー: SOLID
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: CD

久保田麻琴と夕焼け楽団として発表した1975年の「ハワイ・チャンプルー」は「トロピカル・ダンディー」と同年に細野晴臣と共同プロデュースで制作した日本ロックの歴史的名盤で、盟友・細野晴臣に沖縄音楽を紹介し、欧米ロック一辺倒だった日本のシーンに南洋サウンドを持ち込んだ作品。細野晴臣のアルバム「トロピカル・ダンディー」「泰安洋行」「はらいそ」と並ぶ、日本ロック史に変革をもたらしたエポック・メイキングの名盤。沖縄内地盤「ハイサイおじさん」を本土に初めて持ち込み、喜納昌吉メジャーデビューを後押しした。極上のスティールギターが甘く香る「スティール・ギター・ラグ」をはじめとするハワイアンをメインに、沖縄、ニューオリンズ、中華風など、世界音色を、世界中の音楽をチャンプルーした極上サウンド満載している。


「初夏の香り」


「ハイサイおじさん」

「スティール・ギター・ラグ」

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The Players Galaxy [CD]


ギャラクシー(期間生産限定盤)

ギャラクシー(期間生産限定盤)

  • アーティスト: ザ・プレイヤーズ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2017/11/29
  • メディア: CD



小林和泉&フライング・ミミ・バンドに在籍していた渡嘉敷祐一の移籍したThe Players は、「和製スタッフ」「和製ウェザー・リポート」の異名をとる最強フュージョン・グループ。メンバーは、リーダーの鈴木宏昌( key )松木恒秀( g )岡沢 章( b )渡嘉敷祐一( ds )山口真文( sax )。前身はコルゲン・バンド。メンバーのそれぞれがリーダーになれるスーパー・グループ、吉田美奈子、山下達郎、坂本龍一、日野皓正、渡辺貞夫など数々の大物アーティストのサポートでも活躍。タモリの伝説的バラエティ番組「今夜は最高!」のハウス・バンドとしてレギュラー出演などでも知られ、コントにもメンバーが出演、素人丸出しの演技には笑わしてもらった。また「タモリ3~戦後日本歌謡史」にも関わった。79年に ファースト・アルバム「Galaxy 」が発売、ウェザー・リポートの方向性を自分達の解釈で消化したサウンドは日本にはいない珍しい存在、その後のアルバムでさらにそのサウンドは進化していく。


「Galaxy 」山口真文のウェイン・ショーター張りのサックスがカッコイイ。

おまけで「JOIN IN」The Playersの珍しい映像、タモリの今夜は最高から。


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PARACHUTE PARACHUTE from Asian Port [CD]


PARACHUTE from Asian Port

PARACHUTE from Asian Port

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2002/09/19
  • メディア: CD


パラシュートは、1979年に結成。林立夫、斉藤ノブ、マイク・ダン、松原正樹、今剛、安藤芳彦、小林泉美という7名の凄腕ミュージシャンが集まった。デビュー・アルバムの「PARACHUTE from Asian Port」はポップス寄りのフュージョン。アジアン・テイストを盛り込んだこの作品は、インストの曲も含めメンバーそれぞれのテクニカルさを聴かせると言うよりも、余裕を感じさせる1枚に仕上げた印象だ。AOR風のマイク・ダンのボーカルも心地良い、安藤芳彦と小林泉美のキーボードもを全く刺激することなく絶妙のバッキングを行っており、小林泉美のコーラスや歌ものに彼女のカラーが入ったりと、バラエティに富んでいる。ドラム林立夫のタイトさ、このバンドの目玉の、今剛と松原正樹のツインギターなど、ミュージシャンの腕の見せ所もあるし、ハイ・レベルの聴きやすく、余裕のある演奏が聴けるアルバムになっている。


「Fly With Me」マイク・ダンのボーカルと小林和泉のコーラスが心地良い。今剛と松原正樹のギターサウンドも余裕を持って聴ける。

「Spend A Little Time With Me」パラシュートらしいポップなナンバー。

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小林泉美&フライングミミバンド Sea Flight [CD]


Sea Flight

Sea Flight

  • アーティスト: 小林泉美
  • 出版社/メーカー: (unknown)
  • 発売日: 1970/02/01
  • メディア: CD


ファースト・アルバムから、わずか七ヶ月後にセカンド・アルバム「Sea Flight」は78年の10月に発売された。今作の大きな変化は、ドラムの渡嘉敷祐一からマーティン・ブレイシーになったこと。渡嘉敷は、ジャズ・ピアニストの鈴木宏昌の率いるザ・プレイヤーズに加入、百戦錬磨のバンドであったため、彼も腰を据える必要があったと思われる。プロデュースもバンド全員の名義になり、清水靖晃も曲を提供、バンドのサウンドが台頭し、黒人ドラマーの存在をアピールする為、ファンキーな曲とインストの曲が増えた、ファーストアルバでの小林のコケティッシュな魅了は半減し、サウンド志向が強まった。またハワイでのレコーディングであったので、シー・ウィンドのジェリー・ヘイがホーンセクションで参加、コーラスもハワイの歌姫ノヘラニ・シプリアーノが参加、最後にストリングスのアレンジは坂本龍一という布陣でした。それでも商業的には成功することは無く、この後に解散、小林は、鍵盤奏者として高中正義のバンドやパラシュートに参加、マーティン・ブレイシーは、大橋純子&美乃家セントラルステーション、もんた&ブラザースに参加、清水、土方、渡辺はマライアを結成し本領を発揮していく。


「Concrete Wave」バンドらしいファンキーなナンバー。

「エンジェル・スカイ」小林泉美のコケティッシュなヴォーカルが良い。

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RAJIE アコースティック・ムーン [CD]


アコースティック・ムーン

アコースティック・ムーン

  • アーティスト: ラジ (Rajie)
  • 出版社/メーカー: ブリッジ
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: CD


81年発売のラジの5枚目のソロ・アルバム、ソニーミュージック最終作となるこのアルバムは、高橋幸宏が楽曲提供にまわり、バッキングがイエローマジック・オーケストラのメンバーからパラシュートのメンバーに変わり(イエローマジック・オーケストラが忙しくなりすぎたため)、ある種テクノへの訣別ともいえる、アレンジも井上鑑になり極上のAORサウンドになっている。このパラシュートのメンバーは、同年の大ヒットの寺尾聰のアルバム「リフレクションズ」とシングル「ルビーの指輪」と同じメンバーです。作曲陣も杉真理、南佳孝、筒美京平、井上鑑、Nobody、後藤次利、高橋幸宏などで、作詞陣も来生えつこ、糸井重里、大貫妙子と豪華な布陣、良い曲ばかりだと思うんですけど、残念ながらセールスが厳しかった。


「ROSY BLUE」杉真理の作曲、クールで透き通るラジの声は、彼女だけの物。

「ストーミー・ナイト」来生えつこの作詩で彼女の世界が上手くハマっている。

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荒井由実 ひこうき雲 [CD]


ひこうき雲

ひこうき雲

  • アーティスト: 荒井由実
  • 出版社/メーカー: EMI Records Japan
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD


1971年に17歳で作曲家としてデビューした荒井由実、その最初の作品は彼女を本格的なデビューへと誘った加橋かつみ(元ザ・タイガース)へ提供した「愛は突然に…」である、はじめは作曲家志望だったが、アルファレコードを設立した村井邦彦の勧めで、同年7月5日にかまやつひろしがプロデュースしたシングル「返事はいらない」でデビュー。イギリスのロック・バンドのプロコル・ハルムを愛好し、クラシックとポップスのギャップについて解決できなかった部分を、プロコル・ハルムのおかげで、解釈し表現できるようになったと、事実「ひこうき雲」はプロコル・ハルムを髣髴とさせるメロディーラインがある、その影響からアメリカの音楽に影響されているキャラメル・ママとの共演は、不安があったと、レコーディング・スタジオの中でキャラメル・ママのメンバーとセッションで練り上げていくサウンドは、その不安を吹き飛ばして新感覚の音楽の序章となっていく。彼女のノン・ビブラートの歌い方は、もともとの歌い方ではなく、この時に猛練習から作られた物である、この話を聞いた時は、チョット衝撃だった。「ひこうき雲」は、水のアルバムと言われるほど、水に関わる歌が多い。


「雨の街を」ノン・ビブラートの歌い方とまだ歌うことに躊躇があるウブはボーカルは、それまでになかったもの。

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吉田美奈子 扉の冬 [CD]


扉の冬

扉の冬

  • アーティスト: 吉田美奈子
  • 出版社/メーカー: TDK
  • 発売日: 1994/10/25
  • メディア: CD


高校生の時に知り合った細野晴臣と松本隆の勧めにより楽曲制作を開始、ローラ・ニーロやキャロル・キングのようなシンガー・ソングライターのスタイルを目指して、ライヴ中心の活動を開始する。アマチュア活動時代に「はっぴいえんど」周辺のミュージシャンとの交流を持ち、1972年に発表された大瀧詠一のソロファーストアルバムへ収録された楽曲『指切り』のフルートソロで、プロとしてのキャリアをスタートする。細野晴臣のプロデュースによる吉田美奈子ファースト・アルバム「扉の冬」のデビューは静かなものだった、聴いたものには衝撃をあたえ、今でも古さを感じさせない物になっている、ピアノの弾き語り形式で歌を録音したことで、彼女の持っている独自の感性をより感じることが出来る。もちろんバックの演奏は、キャラメル・ママこの突出した演奏力によるハイセンスなアレンジは、何年経っても色あせることは無い。この2ヶ月後に同じメンバーをバックに荒井由実がデビューする。


「扉の冬」二十歳とは思えない彼女独自の感性は、何十年経っても変わらない。

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大橋純子  PAPER MOON [CD]


PAPER MOON

PAPER MOON

  • アーティスト: 大橋純子
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD


大橋純子のセカンドアルバム、ファーストアルバが、洋楽のカヴァー中心だったので、初のオリジナル・アルバムと言える、当時彼女が好きでよく聴いていたマリーナ・ショウやリンダ・ルイスが反映された良質のボーカル作品。全体的にはしっとりとした仕上がりとなっている、しかしバラエティに富んでいてスイート・ソウル、ソフト・ロック、本人は、今だったらこういう風に歌うのにとか客観的に思えるけど、当時は音域を合わせて歌うのが精一杯でしたと、どんな曲も巧みに歌いこなす大橋純子は実にうまい。山口百恵、小柳ルミ子、梓みちよが、好きなアルバムと言っている。この後にバンドでの音楽がしたいと美乃家セントラルステーションを結成する。


「PAPER MOON」村上秀一(Ds)岡沢章(B)松木恒秀(G)深町純(Key)の豪華なメンバーでのファンキーなナンバー

「Joke」切なさを素晴らしい歌唱力で表現する、「たそがれマイ・ラブ」に繋がっていくような曲である。

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