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大橋純子&美乃家セントラル・ステイション CRYSTAL CITY [CD]


CRYSTAL CITY

CRYSTAL CITY

  • アーティスト: 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/06/13
  • メディア: CD


前作「レインボー」に続く美乃家セントラル・ステイションの2作目で、大橋純子の通算4枚目のアルバム。この頃は、大橋純子は美乃家セントラル・ステイションと共に本格的に活動、全国的に知名度も上がり、学園祭などのステージ活動を行いながらという多忙な中でのレコーディングであったが、作家・メンバー・スタッフが前作とほぼ同じであったため、スムーズに進み前作から七か月間で仕上げられたアルバム。曲のアレンジもバンドで出来ることはバンドのメンバーでやろう、一流のアレンジャーに頼んでも、皆の思うようには 出来ないから、そんな考えで、前作よりバンドとしても一段と完成度の高いアルバムとなり内容もさらにバラエティーに富み、大橋純子と美乃家セントラル・ステイションの音がより明確になったアルバム。


「クリスタル・シティー」佐藤健の作曲とアレンジで、ヴァイオリンがフューチャーされるアイデアは佐藤健のアイデア。美乃家セントラル・ステイションの代表曲で完成度も一番高い曲です。

「アラビアン・ナイト」土屋昌巳の作曲でバラエティーに富んだナンバーで、美乃家セントラル・ステイションらしい曲。

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吉田美奈子 Monochrome [CD]


モノクローム

モノクローム

  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2004/08/18
  • メディア: CD


山下達郎から離れ、初の単独プロデュースによる本作は、吉田自身の歌とピアノを基本に、そこに他の楽器の音を肉付けしていく手法が取られ、レコーディングも松木恒秀(G)岡沢章(B)渡嘉敷祐一(Dr)清水靖晃(Sax)マイク・マイニエリ(Vib)の少人数のシンプルでタイトな演奏が行われている。山下達郎が作曲した「Rainy Day」以外は彼女の作詞・作曲で、彼女ならではの世界に溢れたものになっている。楽器の録音に比べて歌とコーラス に時間を費やしている、一人多重による重厚なコーラスは、このアルバムの色合いを決定付けていて、「モノクローム」と言うアルバム・タイトルやジャケットのアート・ワークにも重なりあうイメージとなっている。山下達郎のブレイク・アルバム「ライド・オン・タイム」と同年の発売で、山下達郎の音楽パートナーだった吉田美奈子の本作は比較され地味な評価をされてしまう、後年になって傑作アルバムと呼ばれる事になる。


「Tornado」ゴスペルやファンクからの影響を吉田美奈子のスタイルに変換したナンバー。

「Midnight Driver」

「BLACK MOON」この曲も彼女ならではの世界が広がっている。

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尾崎亜美 HOT BABY [CD]


HOT BABY

HOT BABY

  • アーティスト: 尾崎亜美
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: CD


当時もうセルフ・プロデュースをしていた尾崎亜美、担当ディレクターが、「プロデュースをデビット・フォスターに委ねて、シンガー・ソングライターに徹するのも面白いんじゃない」そして本人が「芸風も広がるかもしれないから、じゃあ取り敢えずやってみよう、でもデビット・フォスターが気に入ってくれたならね」。答えはあっさりOKで、アルバム「HOT BABY」の制作は進んで行く。ギターは、ジェイ・グレイドンとスティーブ・ルカサーの豪華な二人で、ルカサーが弾くなら俺も弾くとグレイドンが仕切り出して、ツインギターのカッティングになった「Cat 's Eye」とか、二人が一緒に生ギターを弾く「セレナーデ」は、スタジオ中が騒然となり、みんなが集まって来ちゃったそうで、アチラでも凄い珍しいシーンだったそうです。みんなが良いアルバムを作るために色々考えて、特にドラムのジェフ・ポーカロもノリを出すために積極的にコミュニケーションを取ってくれて、居心地の良いレコーディングだったそうです。結果的にこのアルバムは、生バンドの白熱のスタジオ・セッションになったのです。そして、デビット・フォスターから、レコーディングが終った後に、もう一枚一緒にやりたいと言われるのでした。


「Love Is Easy」一曲目から凄い演奏、トム・スコットのサックスとジェフ・ポーカロのドラムがカッコ良すぎます。

「Prism Train in」は、ルカサーがその時に歯痛で、そのストレスをギターソロにぶつけちゃってる、曲だそうです。

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角松敏生 Weekend Fly To The Sun [CD]


WEEKEND FLY TO THE SUN

WEEKEND FLY TO THE SUN

  • アーティスト: 角松敏生
  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1994/12/16
  • メディア: CD


角松敏生のセカンド・アルバム「Weekend Fly To The Sun」は、ロサンゼルスでの録音で、前作は、アレンジなど全てが他の人によるものだったが、今回からは、サウンド・コーディネート的な部分で全てにたずさわれた最初のアルバム、角松敏生の音楽性が出てきている作品、Tokyoのビジネス・ライフを表現するチョット面白いアルバムである。メンバーもジョン・ロビンソン、エブラハム・ラボリエル、カルロス・リオス、ルイス・ジョンソン、アル・マッケイなどで、特にアース・ウィンド&ファイア、ジャクソンズ、ジェネシスなどの作品で粋なアレンジをしたTOM TOM 84がわざわざシカゴから来て全曲をアレンジしている、アースにいたギタリストのアル・マッケイが連れて来てくれたらしい。最初から最後までAOR感覚で聴ける上品かつ洗練されたアルバムとなっている。


「Office Lady」エブラハム・ラボリエルのシャッフルのベースラインが日本人には出せないノリで、素晴らしい、エブラハム・ラボリエルは角松敏生に、これがシカゴ・サウンドだよと言っている。

「Rush Hour」角松敏生は、シティ・ミュージックと呼ばないで、踊れる社会派ミュージックと呼んでくださいと。

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山下達郎 CIRCUS TOWN [CD]


CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD


76年は山下達郎のファースト・ソロ・アルバムがリリースされた年、シュガーベイブが解散して仕方なくソロになった形、本人は曲作りと歌に専念して、プロデュースとアレンジは第三者に託してみようと考えていたという。自分が聴いて育ってきたアメリカン・ヒット・パレードの真ん中で自分の音を鳴らしたら、一体どんなものが出来上がるのか。プロデューサー、アレンジャー、ミュージシャンからスタジオやエンジニアまですべて自分で指定して、その上に自分の曲と歌を乗せてみたら自分の予測値と現実はどのくらいの誤差が生じるか。そのため、録音場所は絶対にニューヨークでなければならない。プロデューサー・アレンジャーは1960年代も1970年代も等しく理解している人で、チャーリー・カレロ指定し、この案で契約したのがRVCでアルバムの準備は出来たのでした。ただし、予算の関係で半分はロサンゼルスでの録音でした。録音後のスピーカーから出来た音が自分が考えていたイメージとほぼ同じで安堵し自分の美意識が基本的に間違っていなかったことは、その後の活動への大きな励みとなりましたと、本人が言っている。ニュー・ヨークのミュージシャンは、前にも紹介したギターのジョン・トロペイやベースのウィル・リーなどの豪華なメンバーです。


New York Sideから「Circus Town」ニューヨークをイメージした作品。サックス・ソロはブラッド・スエット&ティアーズのメンバーのルイ・マリーニ。

New York Sideから「Windy Lady」もともとはシュガー・ベイブ後期のレパートリーだったが、レコーディングの機会がなく本作に収録することになった。「君の曲はニューヨークというよりはシカゴの香りがする」と言われ、驚いたのと同時に自分の作曲の語法は正しかったのだと嬉しく感じたという。ジョージ・ヤングのサックス・ソロは見事です。

Los Angeles Sideから「夏の陽」どうせロサンゼルスへ行くのならそのイメージの曲をと書いて行ったのが図に当たり、ジョン・ホッブスのピアノのタッチにぴったりとなったという曲。

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Prism [CD]


PRISM

PRISM

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: CD


1975年に、和田アキラ、渡辺建、久米大作、伊藤幸毅、鈴木リカ徹をオリジナルメンバーとして結成される。当時はまだプリズムというバンド名ではなく、毎回適当なバンド名を付けての活動であった。そして、1976年のデビューアルバムのレコーディング中にプロデューサー判断により、以前からプリズムのメンバーと面識があり、四人囃子を脱退したばかりの森園勝敏がレコーディングに参加し、そのままプリズムに加入。この6人がデビューアルバム発表時のメンバーとなった。なお、このレコーディングの最中にプロデューサーからプリズムとグループ名を名付けられた。前年のエリック・クラプトンの日本公演の前座を務めて注目されるなどしてデビュー前から人気は高く、デビューアルバム『PRISM』の初版8,000枚は発売日に1時間で売り切れ、東京・目黒、杉野講堂に於てデビューアルバム記念コンサートを行うが、集まったファンは目黒駅までの長蛇の列を作り、今だ語り継がれるほどの大きな話題となるセンセ-ショナルなスタートを切った。 Soft Side とHard Sideに分けられたアルバムで、左から聴こえるのが和田アキラのギター、右から聴こえるのが森園勝敏のギターとなっている。


「Moning Light」Soft Side の一曲目、アレンジの古さは感じられるが、和田アキラのギター・ソロと久米大作のピアノ・ソロが心地良い。

「Love Me」Soft Side からアルバムに先駆けて発売されたシングル。

「Prism」Hrad Sideから変拍子と速いフレーズから成るプリズムを象徴している曲。

おまけでGRECO GOシリーズ CM 和田アキラ の人気に火をつけた速弾き、 アル・ディ・メオラのインスト音楽に影響を受けたもの。


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四人囃子 2002 LIVE [CD]


2002 LIVE(紙ジャケット仕様)

2002 LIVE(紙ジャケット仕様)

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2007/04/11
  • メディア: CD


四人囃子は70年代の初めに18歳の若さでピンク・フロイドの大曲"Echoes"を完璧に演奏できるバンドとして、名の知れた存在だったという、70年代に「一触即発」「ゴールデンピクニック」「Prited Jelly」等の日本ロック史の歴史的名盤を残しながら79年に解散、メンバーの岡井大二が「以前は再結成に対してかたくなに拒んでいた所があったけど、40歳近くになって、たまには集まって懐かしい曲を演奏するのもいいんじゃないかなって気持ちが変わって来た」と語っていたとうり90年代に入り毎年のようにライブを披露するようになる。2000年代になると過去のCDが再発され話題を呼び、CDの売り上げも好調で、このアルバム発売となる。
このアルバムは2002年4月、幻のバンドChar、金子マリから成るスモーキー・メディスンとのジョイントコンサート「Rock Legends」からの物で、オールドファンや若いファンの間で話題になったライブです。森園勝敏(g,vo)佐久間正英(b)坂下秀実(key)岡井大二(dr)の黄金期のメンバーの演奏、40年前と変わらない楽器のアンサンブルとアレンジと演奏力は21世紀になっても古さを感じなさせないし、改めて四人囃のサウンドの普遍性を認識してしまう。
76年発売の名盤の「ゴールデンピクニック」から3曲を選んでみました。


「レディ・ヴァイオレッタ」森園がマクスフィールド・パトリッシュの同名のイラストレーション作品や冨田勲の「月の光」にインスパイアされて書いたギター・インストゥルメンタル。

「なすのちゃわんやき」中村真一がジェスロ・タルにインスパイアされた変拍子を多用したインストゥルメンタル。

「カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)」四人囃がプログレッシブロックというイメージの代表曲。

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Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD]


Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

Pink Floyd: Live at Pompeii [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Hip-O Records
  • 発売日: 2003/10/21
  • メディア: DVD


Live at Pompeiiは、イギリスのプログレッシブ・ロックバンドであるピンク・フロイドの「ライブ」を収録した、映像ドキュメンタリーである。監督はエイドリアン・メイベン。イタリアのポンペイにある遺跡で、無人の観客という状況でライブを行うという趣向である。1972年9月に一般公開された。
メイベンは、ウッドストック・フェスティバルのような大観衆のいる大規模なコンサートとは全く逆の状態でのコンサートを具現化したかったと述べている。
この映画では、バンドの当時の新曲「エコーズ」の前半と後半を分けて、「コンサート」のオープニングを「エコーズ、パート1」として幕を開けた。その後、「ユージン、斧に気をつけろ」「神秘」「吹けよ風、呼べよ嵐」「マドモアゼル・ノブルス」「太陽讃歌」が演奏され、最後を「エコーズ、パート2」で締めくくった。このライブにおいては「エコーズ」が大きな役割を果たしている、バンドが音楽的に大きく飛躍するきっかけとなった作品である「エコーズ」はピンク・フロイドが初めてバンドでのクリエイティビティを獲得した曲と言われ、10分以上の大作の曲で、後のプログレの代表作の『狂気』『ザ・ウォール』に繋がっていく曲である。
この作品は映画として1972年9月に一般公開された。(日本でも1973年にNHKの番組「ヤング・ミュージック・ショウ」で放映されている。)DVDは「ディレクターズ・カット」と称してオリジナルバージョンに大幅に編集が施されている。但し、1972年初公開時のバージョンも収録されており、映像作品として初めて1972年に公開された「オリジナル」を見ることが出来るようになった。なお、(ライブ・アルバムとしての)CDは発売されていない。


「エコーズ、パート1」

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Brand X Unorthodox Behaviour [CD]


Unorthodox Behaviour

Unorthodox Behaviour

  • アーティスト: Brand X
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2004/05/21
  • メディア: CD


Brand Xは、1975年にジョン・グッドソール(ギター)、パーシー・ジョーンズ(ベース)、ロビン・ラムリー(キーボード)、ジャック・ランカスター(ウッドウィンド)らで結成。セッションには何人かのドラマーが招かれた。その中にはビル・ブルーフォードもいたがキング・クリムゾンとの契約上正式に参加できず、最終的にジェネシスのフィル・コリンズがその座についた(コリンズのソロ・プロジェクトと思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。 フィルはジェネシスとの二足のわらじで、この当時のジェネシスと言えば、ピーター・ガブリエルが脱退し、コリンズをフロント・マンに再出発する時期でした。76年にファース・アルバム「Unorthodox Behaviour(異常行為)」をリリース、本国イギリスではダメだったが、アメリカでは「メロディ・メーカー」誌で人気投票で3位になり、ヨーロッパ・ベスト・ジャズ・アルバム賞を受賞するなど、数字以上に注目された、アメリカ人には出来ないイギリス人のブリティッシュ・プログレッシブロック・ジャズ・ロック的なサウンドが認められた為で、そのスリリングなインター・プレイには圧倒される。コリンズの縦横無尽のドラム、ジョーンズの独自のフレットレス・べース、グッドソールのイギリス人らしい表情豊かなギター、ラムレイの美しいローズやシンセの音色など、4人の傑出したプレイが聴けるファース・アルバムである。


「Nuclear Burn」

「Born Ugly」

「Running On Three」

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Genesis A Trick of the Tail [CD]


Trick of the Tail

Trick of the Tail

  • アーティスト: Genesis
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 2015/02/17
  • メディア: CD


プログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスが1976年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。フィル・コリンズ - ボーカル、ドラムス、パーカッション、スティーヴ・ハケット - エレクトリックギター、12弦ギター、 マイク・ラザフォード - ベース、ベース・ペダル、12弦ギター、トニー・バンクス - ピアノ、シンセサイザー、オルガン、メロトロン、12弦ギター、バッキング・ボーカルの4人編成で制作された最初のアルバムである。 ピーター・ガブリエル脱退後、バンドは解散やインストゥルメンタル・バンドへの転身も考えたといわれているが、3作目以降のドラマーであったフィル・コリンズがリード・ボーカルも担当し、よりリズムを強調した新しいプログレ・サウンドに変化する。エルトン・ジョンの作品でキーボード演奏やエンジニアを務めてきたデヴィッド・ヘンチェルが、プロデュースとエンジニアで参加して、ヘンチェルは以後『デューク』(1980年)までのアルバムをバンドと共同プロデュースした。


「Squonk」フィル・コリンズがリード・ボーカルとして決まった最初のレコーディングの曲。

「I Know What I Like」フィル・コリンズがリード・ボーカリストを務めるようになった関係から、ビル・ブラッドフォードがサポート・ドラマーとして参加した76年のライブから。

「Los Endos」同じく76年のライブからインストの曲、フィル・コリンズとビル・ブラッド・フォードのツインドラムが強力です。

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